マグマライザーの研究所 

                                                           光跡

 マグマライザープロップはサイズ的には大・中・小の3種
作品内に存在します。


基本形大サイズで、大を元に中サイズが造られているのが
分析すると解ります。
作中の活躍をで言うと、70%は中サイズで、25%大サイズ
残りが小サイズです。

その為、大サイズ中サイズが混ざってしまっているのが
現状の3Dモデルやイラストなどのマグマライザーなので
大サイズ中サイズの違い(比較)をメインに、その後に
小サイズ、細部や設定、オプションなどを解説します。

マグマライザーは、おそらくクールカッコイイイメージ
メカかと思いますがプロップ的には、M87がM78になったように
伝達系のミスが多く、かなり、なんでやねん?と笑ってしまう
オッチョコチョイ過ぎてビックリのメカです。(^^:


なので解説中にオッチョコチョイポイントを入れていきます。

*サイズはグローブやブーツなど現状残る対比からの算出なので「約」です。

登場話・17話、20話、30話、40話、49話  

*左右は進行方向(ドリル)に対して記載します。

使用イラスト・写真Qちゃん

各部名称

例によって細かい名称が存在しないので、解説の為に仮に各部の名称をで示し記載します。
ドリルや操縦席、キャタピラなどは解ると思いますので、そのまんま記載します。

図縦の赤いライン前をFユニット、後ろをRユニットと記載します。
Fユニットの車輪を前をAタイヤ、後をBタイヤと記載します。

ドリルのボディ側の図の薄いグリーンの斜め部分をビットと記載します。
の小さい2門を砲塔と記載します。その横(左右)ライトと記載します。
サイドの左右にあるオレンジの部分をサイドローラーと記載します。

黄色の部分サイドポッドと記載します。水色の部分フェンダーと記載します。
青い部分バンパーと記載します。フェンダー後方の黄緑の部分リアボードと記載します。

ピンクの長方形部分を接続ユニットと記載します。の部分を噴射口と記載します。
図●の部分をマフラーと記載します。緑の部分キャタピラガードと記載します。
紺色の部分を61フロアと記載します。
Rユニット上部の蛇腹部分ベローズ(蛇腹)と記載します。

*基本修理改修より登場時をメインに記載します

■■■■大サイズ(約110cm)■■■■

図1

撮影的なコックピット図1や自走(電動)的な変更から
現物の姿になったマグマライザーの基本系

平らに置くとFユニットが前上向きで接続ユニット部分で上下方向に可動します。

ドリルは、全部で8段あり1段目2段目にのみが空けられています。
3段目に繋ぎ目が在り、少し隙間が見える部分があります。
ドリルのセンターはボディを基準にすると少し左にズレています。

イエローラインは平らではなくてサイドローラー前の下の部分に折れがあります。 *細部図5

Fユニットは後方に向かい絞られていて上から見ればカーブしています。 *細部図2

マフラーは可動して・斜めに開いた形になります。図●
(右側は斜めにしないと前から見ると前にも穴が見える・パイプのまま)

文字(TDF MR1)UGマークの位置が低い。比率的には少し中サイズより大きい。

操縦席の(窓)形状や角度も、中サイズとは微妙に異なりTOPが水平です。図1

大サイズは、基本アップ用でギミック用で、コンテナ内部などに見られます。
プラチク星人と戦うウルトラセブン右手前に置かれているモデルです。

■■■■■大サイズ・前■■■■

 図2

ライト中サイズよりも下側で、10時と2時くらいに在る。

マライザー大を前から見ると

サイドポッドの中は、縦のスリッドでライトは無く、開口部の周囲にエッジがある。*細部図5

サイドポッドの左右が中サイズと逆で、なぜか?外側にアールのくぼみが在る。
つまり…中サイズ正しくて、基本系なのに大サイズは逆に着けてしまっています*細部図5

バンパー折れスジが4時~8時辺りにも見える時がある。(塗装やライトで見えない)

砲塔●からドリルが近い。バンパーの2つの穴は操演(走行)用。

バンパーのセンターはパーツ結合で重なっている部分が在り、右側が左の上に
重なっているので、左からの方がセンター少し左にハッキリ1本
ラインが見えて、照明や角度では重なり部分が凸的な太い突起のラインに見える。

■■■中サイズ(約90cm)■■■■■

 

図3

全体的なフォルムは、大サイズよりもカッコよく
前後方向にスケール的に長い。

 噴射口が後方に長い。

マフラーが大サイズとの比較で長くて1本が細い。

バンパーの角度も急角度です。

フェンダーが少し長く形状も少し異なる。 

接続ユニット部分周辺も、かなり異なります。 *細部図

 平らに置くとFユニットのTOPが少し後方に斜め図3で、対比的に屋根が低く
マフラー辺のボディ傾斜も大サイズよりも緩やか(長い)です。図3

大サイズとの対比的に屋根が低く図3、逆にRユニットが高く見えて
マフラーの高さの関係も微妙ですが異なります。

ドリル比率的直径が少し大きく、屋根からすると大より下の位置に着いています。

サイドローラーが、比率的に少し大き(前後に長い)くなっていてローラーの隙間が少ない。

61フロアもベローズとの比較で後方に長くリアに斜めの板が在る。図3

Aタイヤ、Bタイヤ共に大サイズより、比率的に大きいのでAとBの間が狭い。

U警備隊マークも左側で言うとFの文字後方よりも前に位置していて
マーク自体も、ボディの大サイズよりも下寄りに貼られています。
右ではMR1の「1」が大よりライトの凹部分に近い。

サイドローラーの右側の隙間が大きいくイドローラー下のボディ形状が大と異なる。

バンパーの形状(角度)が異なり、大サイズよりも下に位置してAタイヤ寄りに付いています。

イエローラインが少し薄いカラーで、大サイズとの比率でチャック部分の角度が違うので
ラインの始まりが少し後ろからになる。

基本走行用モデルで、コンテナの外からの撮影で出て来るなどの自走モデルです。
ギラドラスと戦う前にウルトラセブンが手で持って下に置くモデルです。

■■■■中サイズ・前■■■■■

図4

バンパーセンターの繋ぎ目ラインは少し右向きです。
キャタピラ後方部分は垂直。

ライト大サイズよりも、上側で11時1時辺りくらいに在る。

ドリル後方のチャック砲塔辺りの11~1時近辺は略同じですが斜め部分が少し狭い
8~11時、1~4時辺りの角度が大よりも急角度です。

サイドポッドの中は、縦のスリッドでは無くてライトが2灯ずつ在り、外側にアールは無い

バンパーサイドフェンダー前の接合部分形状が異なる。バンパーの2つ穴は操演用です。

左側のサイドローラーが内側に着いています。図4

キャタピラガードベローズのパーツの下に入り込んで左右で繋がっています。
後から見るとキャタピラガードのパーツが、コの字の空きを下にした形状になっています。

*サイドフェンダー前、側板エッジがハッキリ見える写真が在りますが埋められます。

■■■■■小型サイズ■■■■■

画1

ポインターの奥から迫る
マグマライザーロングショット

画2

飛び人形ハサミの…マグマ

小型サイズは、厳密に言えば2種類在るのでABとしますが…Bは、区分する程の
モノかは…読んで判断してください。

小型サイズ・A(約20cm)

30話に登場、ロングなので…ある意味細部などは解り難いです(^^:
時期的にはマルザンプラモデルは、まだ発売されていませんので
オリジナルのプロップとして製造されています。

画1・のカットのポインターの模型が45cmサイズだと思われるので、他の小のカットからも
距離的に50mmレンズだとしてザックリな算出で約20cm程だと思われます。

*マグマライザーのプラモデルは番組終了後の1968年10月に新発売されます。

小型サイズ・B(約30cm)

1mサイズのセブン飛び人形(大)を使用していて、そのY字の腕の間に
挟んでいますので、セブンの人形からの算出で約25cmなのが解ります。
これは、画面で色や細部など確認出来ないので…らしい形に
セブン飛び人形に合わせただけの形でドリルなども短くMR1と形だけで解らない範囲です。

*セブン飛び人形は2種在り、比率は別にして首の角度が異なり腕の長さも大小で異なる。 
小サイズは約半分程です。(*2体並んだ写真は小が少し斜めで60cm以上に誤解される)

■■■■■マグマライザー・細部■■■■■■■

図5

複雑な曲面の造形メカ。

画3

図6

図7

大サイズイエローラインは平らではなくてサイドローラー前の下の部分に
折れがあります。図5の左) 
厳密に言えば前の下はさらにアールしていて、イエローラインが前から後ろまで
平らな造形なのは…間違いです。

サイドポッドの左右が中サイズと逆で、なぜか?外側にアール図5のくぼみが在ります。
そのくぼみのアールは図5のアールと見た目同じなので、基本系なのに大サイズ
逆に着けてしまっていて、中サイズが正しく着いています。

その為か?大サイズサイドポッドの後方に図5の接続を補うパーツが在ります。

また厳密には、ダクト図5左の周囲には小さな凸型のエッジが1周在ります。

●光線・ライトから発射?

本来は砲塔から発射させたかったのだと思いますが…
なぜか…左上部のライトから光線を発射しています。画3

これはボディカラーが他のメカのようなシルバーではなくて暗いので、単純に光学合成
ミスで、ライトの光と砲塔が光っている?との勘違いかと思います。

また大サイズのライトは図5ライト部分の水色くらいの小さな段差が在り
ライトの平面なクリアパーツがだんだん前に出て来ています。
(下が見えないので、下を軸に倒れきているのかもしれません)

●接続ユニット部分(横)図6

接続ユニット近辺は、複雑で見え難いのと大サイズ中サイズでも
少し異なる部分図1図3なのですが、大サイズ(基本)で言うと
リアボードの上はU字型にえぐれていて、図6近辺はキャタピラの前が
当たるので、曲げて外にクランク状に逃げています。

またキャタピラガード図6部分の凸部分(線)2本水平にあります。
つまり、下の部分は追加したと言う事で、キャタピラの車輪(転輪)の
上部が外に出ない為に追加してるキャタピラガード下部分凸部分(線)2本です。

●接続ユニット部分(上)

マグマライザーのボディは、サイドローラー後方から内側にカーブしています。
なので図7黄色の部分が上から見えます。
つまりRユニット前までは、Fユニットは細く絞られているラインを持っていて
平行(水平)ではありません。

コレは、本来のマグマライザー機能の為だと思いますが…
詳しくはデザインネーミングにて記載します。

■■■■マグマライザー・砲塔オプション■■■■

図8

大サイズ2門

大サイズサイドローラー
可動する為にローラーの干渉を
避けた配置の砲塔。

図9

 中サイズ4門

サイドポッドの中は修正されたのに
砲塔の数が異なってしまった中サイズ。

30話のマグマライザーは、火薬の発砲が予定されて、砲塔のオプションが
大サイズ・中サイズフェンダーの上に追加されますが…

大サイズと、中サイズで砲塔のが違ってしまいます(^^:

これはファンの人に言葉で説明して、実感出来ましたが
「フェンダーの上にパイプを2門追加してる」と言うように
追加加工の指示をしたのだと思います。

つまり、合計2門のつもりで言ったのだとと思いますが
中サイズの加工に、電話などで2門追加と言ったのが
中サイズ4門が産まれた原因だと思います。

その為、この30話は砲塔の数でも、大サイズと、中サイズハッキリ解ります(^^:

●大サイズ2門・図8

太いパイプが左右1門合計2門が追加されています。
位置的には、前から見てサイドローラーの外側に装着されフェンダーより前に出ています。図5

大サイズのパイプ(砲塔)は後方に発火用の突起が上方向に出ています。

●中サイズ4門・図9

中サイズは、大サイズに合わす為(?)やや雑ですがライト(下)のサイドポッド
の中に縦スリッド加工のパーツがハメられています。

パイプは比率的には少し細く、内側のパイプは前から見るとサイドローラーの内側に
位置していてフェンダーより前に出ています。

この違いの為か?あまり砲塔は活躍しないで終わっています。

■■■マグマライザーの逆噴射★GOGOGO■■■

  画4

何故か?砲塔から炭ガス噴射???

画5

何故か?噴射口からビニールチューブ???

画6

画7

えっ???小さッ、低ッ???

画8 

画9 

マグマライザーのパーツに、後方に出たパイプを噴射口仮名しましたが
それほど、違和感があるという方は少ないと思います?…多分(^^:

サンダーバードジェットモグラのシーンを見てる方には、とくに
そんなに違和感ない仮名だと思います。

ですが、そのマグマライザー噴射口から何かが噴射したのを見たと言う人はいないと思います。

ここで、またM87が起きてるからです。

噴射ギミック伝達ミスマグマライザーは、後ではなく砲塔から噴射してしまいます。画4

しかも、炭ガスを噴射します。画4

これは、頭の中にジェットモグラが在ったか?と、もう1つのドリルメカ
東宝の海底軍艦、轟天号が在ったかの「差」

轟天号は前から*炭ガス(co2) を出す冷凍攻撃(ムー帝国のメカを凍らせる)をします。
*バラエティなどのゲストの登場時やウルトラシリーズでも
ガンダー他、怪獣や。ウルトラマンの手の先から出すなど白い煙の効果。

マグマライザードリルの先端にはは空いてないので…

「潜る時に、噴射するギミック」をとの指示から…
砲塔には穴が在るので、そこから出してしまっています。画4

前の砲塔から噴射して潜って行きますが…普通なら前に噴射したら反動でバックしそうです…(^^:

デザイン的には、勿論ジェットモグラのように後方に噴射して潜るデザインで
噴射ギミックの表現も当然後方に予定だったと思います。画8

・・・日本語の難しいところで「出す」と言うのは「出す」なんで

メイキングのスチールを観ると、一応噴射口から出しては…います。
噴射ギミック用ホースが…後ろの噴射口から出ています。画5

これは科特隊ベルシダーには、後方に噴射口など無いので、大サイズに潜る時に
噴射するギミックを仕込む指示から、後のパイプから出すのはチューブだという誤解が
起きてしまいます。画5

ですが、修正する時間は無かったようで大サイズのみに在る噴射ギミック
潜る前に噴射しますが…、少しおかしな事が起きます。画6~7

大サイズは、前からピアノ線で引っぱらないと走行出来ないので…、特撮班はフレームの右から
炭ガスを噴射させます。画6のフレーム右の半分の高さ50:50の辺りから噴射してます。
ですが、次のカットでは・・・アレ?て思う程下から小さいマグマライザーが出て来ます。画7

自走可能中サイズで、もう噴射はしてません(出来ません)
このサイズ違いを、なんとか解かり難くするように少しフレームサイズを動かしてますが
やはり…連続して、よくみれば…明らかに小さい&低いです(^^:

本来はドリルの2段目と3段目に空いた穴から吸引し、後方の噴射口に出して進むと言うのが
マグマライザーデザイン的に求められた姿だと思います。画8

ですが…何故か?前に轟天号のように冷凍光線砲塔から発射し
後方の噴射口からビニールチューブが出てしまいました。画9

なんでやねん?と思ったスタッフも居ると思いますけども…
毎週の放送時間に追われる中で、なんとか出来る範囲のなかで修復した映像でした。

せっかく造型的に造った噴射口から、噴射用ギミックのチューブを出すと言う…
かなりなオッチョコチョイな、マグマライザーでしたけども…

もし新たに再現されるならば、シッカリ後方に噴射してカッコよく潜っていく
マグマライザーを観てみたいです。

■■■マグマライザー・デザイン変更とパーツ■■

画10

車輪キャタピラが無い筒状に白とオレンジで
U警備隊マーク下には、ジェットモグラと同じ
サイドローラー(キャタピラ)が観れます。

図10

NG後にロケットに改造するも、プロップも
1分の1カラ―のままホールドされます。

画11

マグマライザー第1案コンテナを、そのまま使用
したので、凄い空間が在るマックス号に…

 画12 

ドリルを外して、プロペラを付けてみた…なんでや?

画13

4輪回転して選択出来、バンパーに縦スリッドが
入っていて、後方のキャタピラの幅が無い。

  画14

1分の1の前側と後方側のタイヤパターンが異なり
フェンダーのエッジにボディカラーの線
リベットが在ります。

画15

フェンダーは無く、噴射口変更されますが
既に第2案のもので作られてしまっていたようです。

画16

第1案の撮影的な走行の問題からプラスされた
フェンダー(車輪)
パーツとしては製作されていた為に
第3案のタイヤ外側に装着されたので、フェンダー
の中には、タイヤは無い…図2 

ですけども
第3案のような画15の造形部分が、後付けの
フェンダーに在るのなら、見て観たいですし
後付けのフェンダーは、外して欲しい気もします(^^:

●マグマライザー第1案(画10)

マグマライザーの初期デザインは、ロケットのような円柱形でした。
色も、後のウルトラ警備隊からすると違和感のある白とオレンジでした。画10

このオレンジは科特隊の服では無くて、サンダーバードジェットモグラ
引きずってしまっていると思われます。

この白とオレンジのメカは造型も進行していて、NG後にマックス号に搭載されて居ると言う
やや強引な設定の*宇宙観測ロケットに改造され、*カラーはそのままの白とオレンジ
画面に登場しています。図10

と、言うか無駄にしない係満田監督が使ってくれているのも、1分の1サイズ
アマギ隊員が乗る操縦席まで作ってしまっていたので、登場させないと
予算や経費の問題になるからで、操縦席は保管スペースも必要だからです。(^^:
*1分の1サイズの丸窓は、デザイン2案画13)のマフラー前にも在るので
プロップと1分の1操縦席が平行して進められているのが解ります。

*宇宙観測ロケットのプロップは、活躍を予定されていたマグマライザーなので
90cm級のサイズがメインに使用され、マックス号の外から出て来るカットでは
マックス号側に合わせた小型サイズで色(が無い)も異なります。

マックス号側として、作られた発進部分(内部)画11も、後に大幅な改造を経て
後にマグマライザーの発進コンテナの内部として使用されています。

その為に画11は、あまり船からのロケットの発進する場所には見えません(^^:

また、このNGマグマライザーの前部分も、後にプラチク戦車の一部分として
プラチク戦車の前側に、NGマグマの前を使用して、ドリルを外して…何故か中に
そのままの回転ギミックを使用(なんとか活かした)した為に
プロペラ(なんでや?)を仕込んで登場してきます。画12

…そのプロペラ地球防衛軍戦車を突風で巻き上げるとかも、ありません…
ただ廻してきます。(^^:

●マグマライザー第2案(画13)

かなり作中のマグマライザーに近くなったデザイン画ですが、前タイヤ
片側に4つ在り、サイドローラーも、其のタイヤホイール内側に2つ書かれていて
4つのタイヤの中央に丸い突起が在るので、4つのタイヤは回転するようです。画13

作中でモロボシ・ダン爆弾をセットして隠れる1分の1(?)タイヤ
2つ映ります画14が、前のタイヤは深い凸凹が大きなタイヤで、後側のタイヤ
凸凹が無い(極少)のタイヤになっているので、走行により使い分ける
異なるタイヤを選択するギミックだったのが解ります。画13・14

画13は左右で計8輪と言う事だと思いますが…奥の右側の車輪は見えるはずですけども
まったく書かれて無いのは、単純に略してるだけだと思います。

ベローズ側キャタピラも、間に61式戦車のボディなどが無い細い感じです。
マグマライザーの前が広く(太く)後方に向かい細い~三角形のようなイメージで
*モグラ」を意識したメカに見えます。

*ジェットモグラは日本名で、英国ではMOLE(モグラ)

●マグマライザー第3案(画15)

第3案で、前は作中のような左右2輪ずつの計4輪になりますが
ベローズ側のキャタピラは、そのままでフェンダーは書かれていません。

第3案砲塔が付きます。これは特撮的な演出が入って来た部分で
造型用の図面には、光線銃と記載されてますが、成田さんは特に考えて無いと思いますが
造型的に炭ガスを出すので、金属パイプが埋め込まれていますから
文字記載から~火薬の砲塔へと変更されたと思われますが…出たのは炭ガスでした(^^:

サイドローラー周辺も異なり、イエローラインサイドローラー前は
ハッキリ1段下に書かれていて、サイドローラーから後方は高い位置に在ります。

ベローズのTOPも、ザックリ言えば三角に書かれていて造型のような
平面に凹凸が在る形状では在りません。

マフラーも、ハッキリ書かれますが…マフラーなのか?は造型のようには解りません。
マフラーの途中にはS字のラインが書かれています。

後方の噴射口は、サンダーバード2号の噴射口ような凸凹のスリッドが入っています。

●宇宙タンクとデザイン変更とパーツ(画16)

第1案は、観測用ロケットプラチク戦車に転用されたように元々は宇宙で活躍するメカで
ホーク2号に搭載される観測用の宇宙タンクで、科特隊の白鳥やSL-77のように
ホワイトのベースカラーでデザインされたと思われます。

ですが宇宙路線のストップから、ホーク2号垂直変形ロケットもオミットされ
宇宙タンクは、観測用ロケット宇宙人のタンクにパーツ転用されますが
存在としては消えてしまいます。

ですが、第1案に追加された画16には、マグマライザー第3案にも無い
後の作中の画面に見られるマグマライザーフェンダーが書かれています。画16

つまり、観測用ロケットプラチク戦車以外にも、宇宙タンクのパーツは
プロップと共に、1分の1(画14)としても製作されてしまっていたので…

マグマライザー第3案に強引に付加えられてしまいます。

強引と言うのは、勿論前から見たらフェンダーの横の張り出しは単純に抵抗になり壁です。
それに画14のように*1分の1ではフェンダーのすぐ側(内側)にタイヤが在るので
プロップのように、タイヤから離れてフェンダーが大きく外側には在りません。

*細かく言えばフェンダーの下にボディカラー細いラインが在るのも
1分の1(画14)に在るからですが、フェンダーの一番下の辺に入っていて
プロップには下にシルバーが少し在る部分が少し異なります。

■■■マグマライザーのネーミングと機能■■

画17

画18

ライザー(riser)の意味としての機能は?

写1

写2

マグマライザーライザー(riser)の意味自体は、高く、上げる、蹴上げと言う意味です。

ただ建築用語ですけども、垂直に通るパイプを通す事や、其処からのモノとしても
垂直のバイプの事も、ライザー(ライザーパイプ)と言います。

だとすると、画17ジェットモグラのように本来は下部のキャタピラなどは、地上に残して
リフトUPして中央部分だけが、サイドローラーなどで進むメカだったのかもしれません。画18

それと言うのも…円谷プロプロップ精度としてもと思う箇所が大サイズで見られます。
写1フェンダーとの隙間が詰まってしまっています。

…つまりアップ用のメカなのに隙間が大き過ぎる。

元々写1の時のフェンダーは、完成形の外に貼り付けるような、デザインなので
その別パーツを付けたから出来た隙間なのかもですが?
大サイズで、その修正をしてないのも不思議ですし、フェンダー以外の部分にも
隙間が左右に見られます…写2青矢印

画19

と言う事は画19赤いラインから分離して、画18的にジェットモグラのように
本来は下部のキャタピラなどは地上に残して、リフトUPして中央部分だけが
サイドローラーなどで進むメカだったのかもしれません。

そもそもの白とオレンジのデザイン画10の時には、ジェットモグラと同じ
サイドにキャタピラ(サイドローラー)が在るだけで、車輪もキャタピラ
無かったので、その機能が予定されていたならマグマライザーでも理解出来ます。

■■■最終回のアナログ・マグマライザー■■

画20

最後に突入したゴ―ス星人の基地は
熊ヶ岳火山の中にあり、マグマ大使を見て
作ったのか?は、解りませんが…本来活火山
深部に進行したら…溶けてしまうはずですが…
それでも溶けないで基地までたどり着ける
メカなので、マグマライザーだったのかもしれません?☆

マグマライザーは、最後の最後に地球を救います。
ウルトラセブンアマギ隊員改造パンドンを倒します。

地球を救ったのはマグマライザーの…大サイズです。

ですが、プロップ的には走行シーンはバンクカットで
ゴース星人の基地の地底ミサイル基地に突入してくる(ように見える)のは
マグマライザー大サイズです。と言えるのは

マグマライザーフェンダーには砲塔が2門が装着されたプロップだからです。画20矢印

ですが、自走は出来ない大サイズなのと…画20までで、其れ以上マグマは姿は見せて無いので
プロップを手で持って、岩壁を破壊し前部分を見せた。
と、言う…超アナログのアクションで、地球を救ったのが
マグマライザー大サイズプロップでした。

その後、突入して(という事になっている)行く先の地底ミサイル
勿論ジェットモグラのプラモを、白く塗装したミサイルで
やっと対面できた(作品上)ドリルメカですが、爆発地底ミサイルは姿を消します。

      

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