ウルトラマン
20話・恐怖のルート87
劇中でも伊豆高原の大室山として登場します。 光った山の調査に科特隊が登るリフトです。 *現在は2人乗りになっています。 奥に見えるカーブがシャボテン公園入口への坂道です。
ウルトラマンの撮影はリフト下の地面からなので 同じアングルは乗りながらは不可能なので、柱中心の 写真です。柱のメインは当時からの物のようですが 2人乗りに変更されたのでいろいろ柱に追加されています。 *2006年6月にリフトは大幅に変更されるそうです。 19〜30日は改築の為休業
*金井さん演じる守衛さんと科特隊メンバーが話す 俯瞰のアングルで、このリフト頂上の滑車越しの カットがあります。 滑車上部の柱の部品に、リフトを停めて役者の立位置を指定して カメラを固定撮影していますが、営業中なのでリフトの滑車 全体の画像を載せておきます(^^;
画A
守衛の金井さんとムラマツキャップの 2ショットのアングル。 金井さんが手を後ろに廻し、キャップと話す2人の 立姿はなんだか個人的に好きなカットです♪ リフトを降りて右方向にしばらく歩いた画Bの看板前の位置です。
画C
アラシ隊員の1ショットのバストサイズのカット アラシの顔前にある奥の山の一部がモコモコっとした 特徴ある山景は現在もハッキリ確認出来ます。 画面下手側(左)にキャップの肩が少しあり その肩の所にアンテナが見えます。 現在のアンテナは太く立派な物(写真右青い棒)になっています。
大室山から見た一碧湖。(写真中央) 爆裂火口(マール)に水が貯まって 出来ただけの小さな湖なのが解ります。
ウルトラ名脇役☆金井 大 (かない だい)大室山公園守衛役 (1927年1月29日 -〜2001年6月17日)
なんといってもウルトラファンには、ウルトラQSOS富士山の 横山巡査役の俳優さんで、同ウルトラマンでは37話の松屋の店員 快獣ブースカ31話の医者、ウルトラセブンではちょい役でも印象深い エレキングの湖での釣人、44話の工場長役がある。 悪魔くん(66)や、アニメ怪物くんの怪物大王の声でも有名。 その後小中和哉さんがなぞの転校生(98) に老人役でキャストしています。
息子さん【金井節】も、ウルトラマンダイナ、3年B組金八先生 亡国のイージスやDr.コトー診療所、金田一少年の事件簿 あげまん、などに出演しています。
大室山 標高580m中央に深さ30mの火口跡があり、南側中腹には 小火口跡、北西麓には溶岩洞(深さ15m直径24m)もある。 川奈の方角には、小型の小室山があり両火山は 美しい円錐形でスコリア丘と言います。 浅間神社が火口途中にある為、リフト乗場には 大きな鳥居があり、炎の舞と言う山焼きが年に1度(2月) 行われる為に、その直後は真っ黒です(^^; さらに観光客の目を楽しませる為35種類3000本の桜や 5月には鯉のぼり、秋にはコスモスなどが彩りますが ウルトラの雰囲気を楽しむにはそれら 鮮やかな時期を外した方がいいかもしれません。 ツアー客も減りますし(^^;
リフト・往復¥420(片道5分) 利用客専用の無料駐車場有。 *金額は06年6月の工事前のモノです。
シャボテン公園ロケ地へ
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ウルトラマン
21話・噴煙突破せよ
少年が山を降りて来て鳥の死骸を拾うカットです。 画面に見える焼け残ったような木は 大室山は現在も山焼きをする山なので その残り木です。画面のススキも季節では無かった ですけど確認出来ます。 ケムラーが現れ火口に落下して死ぬ大武山は 20話と同時撮影で、劇中名も1文字変えただけです。 科特隊が見る地図も名前は大武山ですが 大室山の地図を使用してる為、リフトがあり 周辺も同じです(^^; 20話に大室山として出したばかりだからか?大武山は2コ1の 撮影で別の場所と合わせた撮影がなされています。
4人の女性が登山に来て登っている所。 手前上手(右)の岩(カポック)なめで 4人が登ってきますが、実は火口側から登って いるので、頂上は1度通っているはずです(^^; 奥の山景には20話のアラシ隊員のUP(画C)で よく解る特徴ある山が作品画面で解ります。 *場所的には登ってる方向が画Aのキャップが 居た所で、頂上の岩場は別のロケ地です。
実際の大室山の火口はアーチェリー場に なっています(^^; 1名1時間1,000円
フジ・ホシノ両隊員がレストハウスの店長と 居た所は大室山だと思っていましたが 売店(2つある)の方に聞いても、ココでは無い との事でした。柵と富士山の方向は合うのですが… 建物が違いすぎます。*画像は大室山の売店テラス
画B
4人の女性が登ってた先にある看板 20話でキャップと守衛さんが居た所も、この看板の 前ですから、ほぼ同じカメラ位置なので 話は違いますが同日の撮影だと思います。
NG怪獣・怪鳥ケムラー火口に死す!
この20.21話の樋口裕三監督はウルトラQ初期の 局のプロデュサーから監督に移動になった方で 脚本の海堂太郎も樋口監督のペンネームです。
ケムラーと言う怪獣は、実はウルトラQ初期には 鳥型の怪獣として企画されてい為、今回の1本ヒドラは 鳥型の怪獣になっています。 火口に落ちて死ぬ怪鳥と言えばラドンがあまりに有名なので ヒドラは火口では無く、4つ足のケムラーが火口にて死す事で 簡単にはラドンが想像出来ない作品になっていますが フジ・ホシノ隊員が小型ビートルに戻った後のケムラーの 毒ガスの攻撃の雰囲気と音楽はウルトラQそのものです。 火山の話としては、同じく火山(地震)研究所が出てくる ゴルゴスにプロットの一部が、移行しているのはゴルゴスの 背中とケムラーの背中にある急所や、両作品に警官と守衛で 出演している金井大のキャスティングに見る事が出来ます。
県営国民宿舎・中伊豆荘
フジ・ホシノ隊員の前に現れたレストハウス支配人(大塚周夫)と その建物屋上で話す場所は、伊豆スカイラインのすぐ西側に 在った、県営国民宿舎・中伊豆荘でした。
フジ・ホシノ隊員らが立っていた場所は 図●の部分で西南の中央寄りです。 建物は残念ながら現存しません。 2015〜16年頃 解体
図
県営国民宿舎・中伊豆荘
当時の住所(現在は無い住所) 静岡県田方郡中伊豆町1524-691
SPECIAL THANKS
ウルトラマン21話・中伊豆荘 メトロンハートさま
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