ゾフィとニセ・ウルトラマン
M78星雲からの使者ゾフィ   S・アクター古谷敏  デザイン・成田亨

*現在のゾフィーでは無くウルトラマン~レオ当時の記載のゾフィを使用します。

ゾフィ


A-1プラスCタイプマスク。

★1
タイマーの横だけ外にズレている。

  ★2

★2
ブーツと手袋は無く吊るされたUマン

ゾフィのスーツ
ゾフィのスーツは、ウルトラマンA-1にCタイプの新マスクとブーツを着けたものです。

マスクが右斜めに少しズレて着いていて、赤い球の中では後ろのチャック隠しを
閉じていません。(チャック自体も閉めてない時に多い)

胸のコンバーター(ボタン)は、左右6個計12個で、下から2つ目は左右共
カラータイマーの裏側の事情で(金具と配線)左右に少し外側に逃げています。★1(緑矢印)

スーツの流用
見た目タイプBやCで無いのは明かで、当初ウルトラマンの兄として
成田さんに依頼された直後、
予算と時間から、新しいキャラではなく
ウルトラマンのスーツの改造でと言われた事からも
Aタイプのスーツのどれかです。


イラスト★1では極端に書いてますが上の黄色矢印部分の赤い模様ラインが
左と
違っていてその形状もウルトラマンとA-1の方と同じです。

カラータイマー下の黄色い下の矢印部分のスーツ繋ぎ目もA-1の特徴ですので
Aタイプの1のスーツです。*A-1・2などはウルトラマンスーツを参照下さい。

66ゾフィスーツの特徴
ゾフィは、ウルトラマンA~以後の作品に登場しますが、模様が異なるスーツが
何種か存在します。

ウルトラマン最終回のゾフィスーツも、腕が一番ウルトラマンと異なる部分で複雑です。
上腕側面のコンバーターは、何故か真中2つ目と一番下との距離があり
本来のUマンの二の腕の赤ラインより、ゾフィで追加された2重ラインの方が
太く内側に書かれていて
色も濃いで塗られています。
逆に言えば、後のウルトラマン系(帰マンなど)の2の腕の赤いラインが
太くなってしまうので、この太さのバランスは、66ゾフィと異なります。

二の腕裏(背中からの)のラインは無くて、手袋の上には前後ラインがありますけども
帰ってきたウルトラマンの二重ラインが、混ざって無い場所にも太いラインが書かれる事も在りました。

また、胸の下(腹部の上)の太いラインも、ウルトラマンにある模様に沿っていますが
エース後では、直線的なV字に書かれて細い事が多くなります。

ゾフィとウルトラマンの会話
ゼットンに敗れて死んだウルトラマンと、ゾフィの球体の中の会話では
当然、Sアクターの古谷さんは1人ですしゾフィに入っているので、ウルトラマン
スーツ的に魂が無いので、よく見ればピアノ線で吊られています。
ブーツや手袋は無く、手首から先は映していません。★2
カラータイマーにくしゃくしゃのラップが置かれた上からのアングルでも
人が入って居ないのが解りますし、そのカットも手首から先は映していません。


また、ゾフィのマスクのは覗き穴が無いので、目の(パーツ)位置が
古谷さんの目の位置と違い、ウルトラマンCタイプよりも上に着いています。

頭の上センターフィンの後に見える赤い部分は
1ピース(頭を自分で取れない)スーツは
密閉する恐怖と言うのがある為に、しっかりチャック閉めの上まで閉めていない事も
風通しなども良いので、前方向からだけの撮影だけだと其の後の撮影でも見られます。
古谷さんに聞くとAタイプは両方とも、まだマジックテープが無く
途中から(Bの1つで導入、もう1つも追加)スーツの機能として追加されたそうです。

ゾフィの演技と台詞
コレも古谷さんに聞くと、マスクの中で、ちゃんと台詞は覚えて
*仮面の中で(マスクの中で)喋っていたのだそうです。
台詞の長さで撮影して、その後浦野さんがアフレコで台詞を録音しているそうです。
先に台詞を録音したのを、美センで流して芝居していた訳ではなく
手振りなども全部、古谷さんがつけたそうです。

*古谷さんは、マスクの事は大勢の場所や
合わせる必要が無い場合は「仮面」と言います。



バストショットのゾフィの飛び人形


フルショットでも黒いフィンが見える。


スーツにも在った黒模様

ラインのゾフィ
黒ラインのゾフィの噂は在りましたけども、2005年1月「やまなや」から発売されたソフビ
ゾフィー60s版ベーターカプセル持ちバージョンで、マスクのセンターフィンが
黒いゾフィがハッキリと形として、ファンの前に置かれる事になりました。

その後、ゾフィを演じた本人に聞いてみても覚えては居ないとの事で…(^^;
やはり照明と銀と言う色のイタズラだと思っていました…
しかし、しばらくして撮影の前か後かは解らないですが、飛び人形のゾフィ
センターフィンは黒かったと言う証言を頂きました。

スーツにばかり着目していましたけども、最終回にはスーツのゾフィの他に
飛び人形のゾフィも確かに出ているので、そのカットを良く見てみましたが…
DVDでも銀とホリゾントの関係で良く解らず…(^^;
画像解析してみると、飛び人形ではハッキリと黒い模様が確認できました。
*宇宙より空の方が背景的に良く解ります。
トーンが使えるくらいの画像ソフトと、キャプチャ可能な環境が在れば
観れますので、興味のある方はチェックしてみてください。

ソフビのように前側だけのラインと言うよりも、フィンのサイドにもハッキリ黒い部分
存在しますので、スーツのカットでも首を振るアクションでサイドが見えないとか?と
画像解析してみると、やはりスーツのサイドにも黒い部分が存在しました。

特に右側(向かって左)が照明の関係が薄く、黒いのが解ります。
ウルトラマン66に出演したゾフィは、スーツも飛び人形も
ソフビ以上に黒い模様のゾフィでした。

残念ながらゾフィも、マンと同じくデザイン画はありませんが、成田さんがウルトラマンと同じように
「作った」とは言っていて、画集の時にはイラストを起しているのでデザインは成田さんです。
*画集のゾフィは、その後のゾフィスーツを参考にしてるので黒い模様はあありません。

黒模様ゾフィのDNA
成田さんのラフ画なども無いので、黒い模様がどう指示されたのかは解りませんけども
ウルトラマン・タイプABタイプ時に素材が変更され、FRPマスクが頭部の前後
分離してしまった事は、セブンのマスク(FRP部分)を観れば、気にしていたのが解りますので
ウルトラマン80のセンターフィン上部に赤い模様が前まで来てるのも
このゾフィのDNAと同じコンセプトだと思います。
*80も前後に分離する頭部を嫌い後頭部もFRPで覆っています。

80のように、ラフ画での色が勘違いなどで本来はだったとしたら
黒よりも銀ベースで見えるので、ウルトラマンエース以後のゾフィの歴史は
変わっていたかもしれません。

 

 

ゾフィとゾフィーの違い

ゾフィとゾフィーの違い
ゾフィゾフィーも発音すると大差無いのですが、記載すると1期の世代にはフィーリングが
かなり違う印象です。
何故「フィー」に変更されたのか?と言うと、ゾフィの語源はギリシャ語

アントロポゾフィー(ドイツ的読みをカタカナ化)です。

合体語的な単語で、「人間」とよく訳されるアンソロポス(anthropos)が1つで
この場合、生命の危機に「祈る存在」と言う感じです。
もう1つは、知識や知恵と訳されるソフィア(sophia)で、その合体語がアントロポゾフィーです。

このゾフィのキャラの場合は、ソフィアは「知」よりも「天上の聖母マリア」の事です。
直訳だと「知恵のある人間」ですが、金城さん的には「生命の危機に天上から来た人」と
言う感じの意味だと思います。

アントロポゾフィーを、ギリシャ語だとソフィア>「σοφια」と書きますけども
語源方向からしたらカタカナに変換する事が無理がある書き方でした。(^^;

アントロポゾフィーは、ドイツ的な発音では「Anthroposophie
英語圏では「Anthroposophyと、語尾のドイツ的な「~hie」ゾフィ
英語的な発音の「~phy」が、カタカナ表記では横棒の変化になっています。

映画ウルトラマンZOFFYの頃に変更されたのは、アメリカやオーストラリアなど英語圏への
ウルトラマン進出があった為のようですが、個人的には2期のサブタイトルなども
「ゾフィ」と書いてある文字が画面に出るので、今後の子供が混乱しない為にも
国内ではゾフィでいいような気がします(^^;

ニセ・ウルトラマン  S・アクター池田文男  デザイン・成田亨

 

ウルトラマンより背が低い。

★5


マスクはオリジナルの新造形。

ニセ・ウルトラマンのスーツ

ニセ・ウルトラマンも、ウルトラマンAタイプの1つA-2のスーツに
新造したマスクを装着したものです。
スーツアクターの身長の問題でしょうが、なによりもニセは、ウルトラマンより小さいです。
明らかに小さいのに設定は同じ40mなのは謎です(^^;?
ニセマンの池田文男さんが、短いと言うよりも古谷さんが身長が
高いと言う事なんでしょうけども。
スーツ的には、ほとんどボディの部分は同じで、足の部分で差が詰めてあります。
*ザラブは本編(ドラマ部分)もあるので、青野 武さんが演じています。

A-2スーツの流用

 ★4

A-2の特徴である、右肩銀部分★4
)の隙間は少し修復されてるのですが
防衛隊の攻撃で、セブンのようなプロテクターが無いので仕掛けやすいのは解りますが
再び弾着を仕込まれて破損 させられています。(^^;
ゾフィに流用されるA-1の方は
★4水色ラインのように、少し急なラインを描いていて
A-2は全体的に右外に曲げてるラインで、肩から
カラータイマーまでの銀部分の面積が広いい。



マスクについて
Bタイプのブーツとマスクの改造と言われてますが・・・
後頭部やマスクの繋ぎ目を見ても、ウルトラマンのBを改造したのではなく
Bのマスク原型から新たに起した、新造形のモノを>改造と解釈したと言う方が
その後のBタイプの使用状況を見ても自然です。
センターの突起も、サイドから見ると鋭く後方まで長く伸ばされています。★5

後頭部も夜間シーンなので赤い部分が見えにくいですが、センターフィン(トサカ)の
半分位まで後頭部に銀があり、その上に赤(夜間だと黒と同化)があります。
赤い上の部分は途中破損し少しブラついています。★5

当時のニセウルトラマン
ゾフィ同様に目の覗き穴が無い為、ウルトラマンとの格闘でも
身を預けるようなアクションだったり、ホシノ君を降ろすまでウルトラマンを待ってあげたりと

あまり強い印象は無いですが 当時のTVに登場したニセマンは綺麗だと印象が強かったです。
情報の乏しい時代、女性のウルトラマン?と思った方も多いようです。
ニセは今のように恒例では無いので、登場自体がショックで面白かったのですが
子供に解る違いがあるのに、我らが科特隊が解らないのがショックでした!(^^;

ウルトラマンAのゾフィ

*左右は、ゾフィ自身の左右として記載。

ウルトラマンAに登場するゾフィは、初代ウルトラマン最終回に登場した後、映像としては
初めてウルトラマンAに登場するウルトラ5兄弟の長男の助っ人ウルトラマンですが
唯一、主役作品が無い為、8本(前後編も含む8話)とゲストとしては、多く登場させています。

人間体からの変身も辞め、変身したままで謎が多い事からも、今でも人気のウルトラマンなので
事実上ウルトラマンAで、初めて地球にやってきたゾフィスーツの工夫と変化の跡を研究してみました。 

*初マン最終回は地上には降りてないので(^^;

丸い凸パーツ

 

ゾフィの二の腕と胸部に在る丸い凸パーツは、年代で名称や設定が異なり
現在では二の腕のモノが
ウルトラブレスターで隊長の印で、胸部のモノが
スターマークと言う勲章とされていますが、ココでは、スーツの事なので
○パーツと記載します。
○パーツは初ウルトラマンから接着で、スーツ生地を貫通しシッカリ固定されていないので
動くと取れてしまうので…あまり格闘には向きません(^^;
*ウルトラブレスター・全部の丸い凸パーツ名で体温調節をするモノと紹介されていたり
エネルギーコンバーターと紹介された時期なども在ります。

図1

●1話 AZ1-1
ウルトラマンAとウルトラ5兄弟の紹介シーンに登場していて、作中の場所は
何処なのかは解りません。 勿論、土の上にドライアイスとスモークを炊いたスタジオですが(^^;

カラータイマーは、模様から言うと下に着いていて、ウルトラマンAとは違う、*帰マンのタイプが
そのまま着いているので、タイマーは帰マン時そのままです。
*初マンCや帰マンタイプ・正面から見て発光面が広く、ドームの高さが少し低い
Aタイプは、初マンA・Bと同じく発光面が狭く、フレームが広くドームが高いタイマー。

下半身はウエスト下の赤模様1cmほど上から別のスーツと、交換(繋いでいる)しています。
が…Sアクターのサイズが合ってなく、首部分のたるみと脚にたるみが出てしまっています。図1

腕は肩部分から左右共に交換していますが、模様を塗装してから接合してる為に
サイドに来る側が前面に回転した状態で接合しているのが、このゾフィの特徴で
二の腕楕円銀部分の中に初マンゾフィに在る細い赤ラインは無くなっています。
○パーツは、胸に8個、二の腕に3個在り2つ目が少し上に在り幅は均等ではありません。

ブーツは帰マンのロング未使用が多く残っていたのか、ロングブーツを履いています。
グローブのチャックは平手のサイド(小指横)に在るタイプです。

 

図2

腕の○パーツが取れて行くAZ1-2

●5話 AZ1-2
ウルトラサインを受けて、ウルトラコンバーターを持って飛んでくるゾフィです。
初めて地上に降りるのと同時に、背中を初めて見せたゾフィでもあります。

図3
スーツは1話と同じAZ1型に手を入れたモノで、基本(ベース)は同じです。
後頭部も初めての披露ですが♪(^^;マスクと同じ帰マン3号のままで、初マンCタイプのような
後頭部全部赤では在りませんでした。(^^;
図3
背中は、頭頂部左、後頭部左、背びれ腰上右に、帰マン3号のダメージが残っていて
まだ改修してもらっていません。
図3
次回、登場時には後頭部は全部に塗られています。
*腕は前側に回転して付いてるので、後ろからは二の腕の楕円の銀部分は見えません。

カラータイマーの位置はAZ1-1と同じですが、Aと同じモノが着けられています。
グローブもAZ1-1より短いタイプを着けています。ブーツは内側にチャックの在るタイプです。

☆二の腕の○パーツが、格闘で落ちていくので…AZ1-3に影響が出ます。
図2

図4

●13・14話 AZ1-3


ゴルゴダの星に登場するので、地球には来ていませんが…スーツ的には同じくスタジオで
同じAZ1型です。…けども、最も特徴になってしまったのは
二の腕の○パーツは左右とも、1個も在りません(^^;
図4
5兄弟+エースキラーを、1画面に登場させると言う、初の大人数だったので
なかなか細部まで、目が届かかったのかと思います(^^;

胸の段差下の赤V字ラインが、メンテナンスで外側が太くセンターが細いラインになります。
図4
右足の膝下の赤ラインから下も、新しくなってるので赤ラインのセンターに繋ぎ目が在り
左足赤ラインが細くなります。後頭部も全て赤に塗られてしまいます。

グローブはショートタイプで、銀塗装が新しいのを貰っています♪

図5

●23話 AZ1-4
異次元に南夕子を運ぶだけの登場です。

AZ1型ですが、AZ1-3と大きく違うのは左腕だけが新しくなっています。
図5
…が、ある意味正しく着いているので、左だけは二の腕の外側の楕円が左外に向いていて
右が前を向いています。

○パーツは、左右の二の腕に3個ずつシッカリ戻っています。
胸の段差下側が、少し剥がれてきていますがAZ1-5で、治して貰います…☆
グローブはミドルサイズの厚手のタイプを装着しています。 

図6
左上の○パーツ青の○は大きいモノで、其処から4つ下のは、接着跡の上に小さい○パーツが
着いているので、二重に見えて、その下は1つ無く、その下も跡です。
図6

図7 図8
背びれは、23話では確認出来ないので
映る話数で言うと26話のAZ1-5から
新しいチャックにしてもらっていて

巨大になります。
小学館で書かれた内山まもる作のゾフィの背びれは、このAZ1-5の
資料を元にしていると思われます。

●26・27話 AZ1-5
ヒッポリト星人との戦いに兄弟で登場するAZ1-5です。 前後編で撮影日が違うのか
カプセルに入る前と、復活してウルトラの父を運ぶ時で、○パーツや塗装(補修)など
多少違いが在ります。
AZ1-4で、胸の段差下側の剥がれを治して貰らましたが…胸段差下の赤V字ライン
段差の下だけが細くなります。
図7・9
グローブはショートタイプで、チャックを閉め忘れてる時はクチが広がっています。
26話撮影中に左目のパーツ下に隙間が出来て、取れてしまったのか
再接着していますけども、接着剤と塗装で左目だけが二重になります。
図7

図9

胸の○パーツの下から2つ目は、左右共に無いままです。左黄色は27話にのみ在ります。
右のグレー◎は接着跡の上に、小さいパーツが在る二重に見えるタイプです。
図9

図10

●35話 AZ2

AZ1型とは、まったく違う新しいスーツです。
図10
ですが、二の腕の楕円の銀に帰マンと同じ二重ラインが、Aのゾフィでは唯一在る事からも
図10
アトラク用などの帰マンベースの改造(途中)のスーツで
素材やカラー、マスクも他のAのゾフィとは大きく異なります。

マスクは、この時期くらいから~2期に新たに販売される
つり上った目のウルトラマンの目で金色のタイプです。
カラータイマーは、ウルトラマンAタイプでは無く帰マンタイプです。

腕は、二の腕の銀以外は赤だけで、楕円内の○パーツは左右共に上下ギリに
2つずつしか着いていません。…設定的に言えば隊長じゃ無くなったのかも?(^^;

下半身も、足の*膝下逆V字赤ラインが在りません。
この部分と腕の状態や、登場の仕方がフォログラフィ的で
上半身しか映らないので、急いでいたのか?まだ未完成のスーツのようです。
*スチールには全身のゾフィが残されています。

図11

帰ってきたゾフィ!
スーツの遍歴だけ見ると、Aのゾフィはツギハギの印象が強いかもしれませんが?
ウルトラエースの初期企画には、ゾフィの名前は無いモノも在り
そのままでしたら、帰マンに出たマン、セブンと、新マンにAで、ウルトラ4兄弟だったところで
4兄弟でも、誰も不思議にも疑問にも思わなかったと思います。

ウルトラマン最終回に、少し出ただけの主役では無いゾフィを入れて最終的には
5兄弟にしたのは、ウルトラマン最終回で成田さんにデザインを依頼した「時点」では
ウルトラマンの実の兄としてデザインを依頼~、しかし製作上の都合でウルトラマンスーツ
改造する案での依頼に変わり~映像作品的には、光の国からの使者として描かれ
特に「兄」としては描かれていません。ですが…その跡的な部分は台詞をよく聞くと
少なくとも部下や弟、後輩の印象は無く、兄として上からウルトラマンに話してるように
感じる部分は残っていると思います。
つまりウルトラエース製作初期(帰ってきたウルトラマン撮影中)
このデザイン依頼時の「ウルトラマンの兄」が、居た事を想い出して長男として
復活させたキャラクターが、ウルトラマンAのゾフィで、ウルトラ5兄弟の長男
宇宙警備隊の隊長として登場するのに間に合わせた「跡」が、ゾフィスーツに現れています。

少なくとも、この1年のリアルタイム時はウルトラ5兄弟は実の兄弟で、ウルトラの父
父親で在った時の長男の姿です。

図12


図13

ゾフィの模様違いとデザイン
ウルトラマンAのゾフィは、帰マンのスーツから造られていて時代的にという違いや(^^;
特撮は東宝が…と言う部分も在るかもしれませんが
帰ってきたウルトラマン(ジャック)は、放送直前ウルトラマンの模様の*内側」に細い赤ラインを
ウルトラマンの模様の*内側」細い赤ラインを追加したデザインで、玩具として初マンと違っていて「ウルトラマン」に見える条件が在りました。*個人的なニュアンス的な表現です。

その帰マンの続編にゾフィが登場する事で、帰マンのデザインの影響を受けているのも
ウルトラマンAのゾフィで、初マンのゾフィの追加された赤線は「内側」では無くて
ウルトラマンの模様の*外側」に線を入れてる印象で
例えば、二の腕外側の楕円の銀に在る赤線は、元のウルトラマンの
二の腕の線より太く描かれています。
図12
また肘~手首方向の赤模様も、Aのゾフィには在りませんが
初マンゾフィには、指先方向に手袋の上に位置しつつも外側に赤線が追加されています。
図11

もう1つ初マンゾフィの胸の赤Vライは、良く見ると解りますが
前の面
図12で鋭角に終わっていて、脇腹から背中にラインが延長され
背びれまで行き1周してるAのゾフィ
図3とは、デザイン的にまったく違います。
それは飛び人形
図13を観ても、胸下の赤Vラインは脇腹から背中には描かれていません。
なので、66年版のゾフィとしてのフィギュアで胸の赤Vライン
背中まで廻っているのは、厳密には間違いでA後のゾフィです(^^;

謎のウルトラ兄弟

ウルトラマンA1話の帰マンのスーツアクターは、きくちさんが同時撮影時期なので
そのまま演じているそうですが、ゾフィを含む他のウルトラ兄弟は
近年
ウルトラセブンは、平成ゴジラの薩摩さん演じてたと解りました。

ウルトラマンA第13、14話のゾフィは「久須美 欽一」*

噂的なのは、ミラーマンの西条満さんや、ジャンボーグAの坂本道治さんなどでは?
と言われていますけども、ハッキリとは解りません。
何か情報を御持ちの方が居ましたら、是非御連絡くださいませ

*タロウ18話のゾフィは西条満と判明。

*Sアクター情報協力レッドマン大好きさん

   第2 第5        

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