ポピーから79年に発売された ザ・ウルトラマンのウルトラマン(*ジョー)です。 ウルトラマンレオのソフビからの大きな変更点が 上半身と下半身の繋ぎ目の関チャク位置が 上になった事で、この方が自然に見えます。 ただ、この変更から左右のバランスが悪くなってしまい 上半身部の接合に気泡が入るエラーが 発生している個体が多いのが残念です。
横顔は、けっこうシャープでアニメより カッコイイ印象です♪ 後ろからは、ウルトラマンの模様ぽくなくて チャックが無いので、背ビレが存在しないのも ソフビになってみると少し違和感があります。 当時のソフビだと足(太腿)の付け根にある 細いラインは横までは無く段差のみで 太い斑点のような模様が前面にあるだけでした。 立体で見る、ザ・マンは当時少し不思議で 赤いボディも、レオやタロウよりファイヤーマンを連想しました(^^; 前後のバランスも良くなく、手を前にしても後傾斜なので サイドからは、画像で起こしています(^^; 足裏の模様は、見え難いですが木の年輪のように 足の年輪的ラインがあります。 ポピーや円谷プロの文字は背中の腰の上に 刻印されています。 そこに書かれた名前は「ウルトラマンJ」になっています。 *ウルトラマンだけのもあると言う説はありますが・・・?
発売時期は?
今は放送開始と同時か、少し早い販売が普通ですが 79年4月4日からのザ・ウルトラマンは、腰の気泡の問題 などがあったのか?380円のSTサイズは積極的に 宣伝されてなく、5月くらいのポピーの 商品にある広告、雑誌などでは、ビックサイズと呼ばれる このサイズより大きいサイズのザ・マンの商品写真が 先に使われ始めます。 6月になると380円サイズの試作品の 写真が、商品を買うと入っていたりする時期があります。 (カタログ写真参照)右足の広告文字は背景色で消去しています。
コレは手がグーじゃ無い事から超合金のザ・マンと 進行が同じで、兼用(混同?)した写真なんだと思いますが 販売品と比べても、かなりソフビだと細身過ぎで(^^; カラータイマーは枠が緑で☆が水色隙間が黄色になっています。 目の上にも青いラインが入っているようで ブームフラッシャーも水色ですから、アニメの初期の彩色画 などをを参考にしたと思われます。
ビックサイズソフビの写真がある時期に、この試作が 印刷されていて、小さく白黒などでSTが掲載はされてますので 初代マン、セブン、帰マンの試作のように少数販売から 夏くらいに大量に販売された感じが、広告などからは 受けますので、最初の生産が時期的に ウルトラマンジョーの発表前だと、ウルトラマンだけの 刻印のザ・ウルトラマンが存在するのかもしれません?
*帰マンなど初期モデルはデパートなど試作販売された。
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アニメのウルトラマンなので、実写の銀部分が セルでは白いですが、ソフビは明るい銀ではなく ウルトラセブンと同じ、暗いガンメタなのが 今、見るといい味です♪ カラータイマーは、当時は☆の回りに五角形のラインが 青であって、その☆との隙間が黄色いパターンの セルやイラストなどが存在していましたので 今の解釈的には緑の☆と、緑の五角形で隙間は白(銀)が 一般的ですから、五角形のワクが無く黄色い部分があるのは 違和感があるかもしれませんけども、特に放映直後は 気になりませんでした(^^;
ザ・ウルトラマンの名前は?
今では、ザ・ウルトラマンの主役のウルトラマンの 名前は、ウルトラマンジョーニアスで統一され 親しまれています。でも放送当時の子供達は そのまま「ザ・ウルトラマン」と言い、作中や掲載誌の文字 玩具や漫画などは「ウルトラマンやUマンジョー」となっていました。
当然、初代ウルトラマンとの区別が、子供には不便で Qちゃんもザ・ウルトラマンと言っていましたが ザ・ウルトラマンも、コロコロコミックで、学年誌に連載していた 内山まもるさんの漫画を、再掲載して人気になっていた為 子供には漫画のタイトルとも解り難い状態が、4月の放送から しばらく続いていました。 78年7月から、2ヶ月に1冊ウルトラマンメインの コロコロ増刊号が発売される程の人気。 *写真は1.2.4号で3号はオバQが大きいので省略(^^;
テレビマガジンで遡ると、7月号でも巻頭カラーや漫画は まだ、ウルトラマンなのですが、79ページの右上にやっと 新ウルトラマンの名は「ウルトラマンジョー!」と言う文字が 印刷されています。 7月号なので、6月にコレを読んだ子供は知る事が出来ましたが 巻頭カラー他で、商品などが「ウルトラマンジョー」になって行くのは 本当の7月から8月末発売の印刷物などからと言えると思います。
また、たのしい幼稚園(講談社)連載のザ・ウルトラマンの漫画は カラーで、実写版と言われるちゃんとした(?)スーツのザ・マンの 前に、かなり簡単に作られた感じの(^^;実写ザ・マンがカラー頁で 登場していました。 後に実写版と言われる、ザ・マンのスーツは9月号の 18頁に登場していますけども まだ旧タイプの簡単なスーツも101頁のカラー頁で使用しています。 *漫画もカラーだけでなくTVに先行していて9月号で(8月) すでにエレクやロトじゃない、仲間のウルトラマンが登場しています。 ただ、漫画の中でのザ・マンの名前は、まだウルトラマンです。
ジョーからジョーニアス
上記の夏以後の発売商品の箱などは、ウルトラマンジョーと 印刷され、発売されるよううになり、子供達もウルトラマンジョーと言う 子が増えていきます。 ただ、小さい子は抵抗も無かったかもしれませんが 小学校高学年以上には、あしたのジョーが再燃してる時期でもあり サイボーグ009の主役もジョーで在った事から、その後も ザ・ウルトラマンと言ってる子が、Qちゃんの廻りでも半数くらいは 居ました。 ただ、知識としては名前はジョーなんだと認識されたと思います。 その後、さらに設定でU40と言う故郷などが、伝わるとフルネームは ウルトラマンジョー二アスだと言う事が解って行くのが、当時の子供の 順番です。今は丁寧な本などは愛称として(ジョー)と追加されて いますけども、ほとんどウルトラマンジョーニアスで統一されました。 初代ウルトラマンから順に見てる世代も、コレは嫌な対処ではなく 順番的にも、ジャックよりスンナリ受け入れられた名前の変化でした☆
販売価格380円
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