ウルトラマン
17話・無限へのパスポート
*ドーム部分は合成画像です。
ウルトラマン17・23話で使用された特徴あるドームは 、東京読売カントリークラブに在ったクラブハウス 讀賣スタードームです。 設計者のバックミンスター・フーラー博士の名から 別名フーラー・ドームとも呼ばれました。
撮影当時はドーム型の屋根がありましたが S62年10月から写真のように変りドームは在りません。 スタードーム・S39年4月19日完成~~S62年10月
コース部分もキャップとアラシ隊員が 走る場面(と言うかカット)で使用しています。
23話・故郷は地球
故郷は地球では、科特隊出撃前に新兵器の 説明をするシーンで使用されています。 あおりで天井(ドーム内部)だけしか撮影していないのは 実際の内部は日本庭園になっていて、池や滝、茶室 朱色の橋が在った為に、科特隊の基地としては無理な内部だった為です。 今だと面白いかもしれませんが(^^;?
画面に映る給水塔も、↑写真のような形に変更されています。
無限へのパスポートでは、ゴルフ場内も撮影されています。 今でも、同ゴルフ場の中継で、過去の試合の様子が出ると このドームの在りし日の映像が流れる事があります。
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ウルトラセブン
18話・空間X脱出
アマギ隊員*が、降りた密林は 当時の同GCパブリックコース内の林を借りたそうで 安藤監督(助監督)が、ハッキリと 覚えていてくれました。 *ソガ隊員は同じ所に降りたった事になっていますが 撮影上の画的な描写は在りません。
アマギ・ソガを救出に来た 隊長、アンヌ、ダンが、アマギ隊員のパラシュートを 発見する前後も、同林の中で撮影されています。 *このロケ地は阿知波さんだけは行ってないかも しれません、後にアマギ隊員と合流する沼近辺は 読売GCの多摩川の北側だったそうです。
マイティジャック
1話・パリに消えた男 訓練の召集前に天田がゴルフをしている所も このゴルフ場で、バックにドームが映ります。
スター・ドーム 当時正力松太郎の多摩丘陵開発のシンボルで 「600個の星がきらめく」と言うように直径5mの 六角グラスファイバーで構成された建築は フーラー博士の研究で、柱が1本も無く 従来の建物の約1:6の重量と言う世界的にも画期的なモノ だった為、東京オリンピックと共に国際的に取り上げられました。 東大総長・工学部の部長ら5人の国建業界のトップに 計画を依頼、業界トップの大成建設、清水建設、鹿島建設に 設計を依頼し、フーラー博士に建築法を依頼すると言う 当時の最高レベルの力を注いだ傑作でした。 正力の構想には全天候型プレイのドームであった為 後に大阪万博のパビリオンなどを経て東京ドームへとつながる。 直径50m 高さ20m
正力松太郎(1885.4.11~1969.10.9)
読売新聞社経営者として有名で、日本テレビ初代社長でもあり 科学技術庁初代長官、警察官僚、政治家でもあったが 日本プロ野球の父、テレビ放送の父、原子力の父とも言われ 多方面に多大な影響力を持ち貢献した人物でした。 武道会館建設議員連盟会長でもあった事から 1969年10月14日・日本武道館で葬儀が行われた。
24話・海底科学基地は隣のよみうりランド内 水中バレエ劇場の水槽で撮影しています。
リチャード・バックミンスター・フーラー (1895-1983) アメリカの科学者で発明家・建築家。
1967年のモントリオール万博・米国館フーラー・ドームが 有名ですが、当然讀賣スター・ドームが世界初。 富士山観測ドームの設計も博士の考案を参考にしている。
当時は博士の北極などに都市をドームで覆う理想気候計画や研究は アポロ計画などの進行に伴い、月面などのスペースシティーをも考案。 原子力エネルギーシステムの連動で、未来的な構造図でした。 都市ドームは、子供達への科学万能未来の象徴でもあり ウルトラQのパゴス、ウルトラマンのザラガスなどの ドーム型ミニチュアなどにも、ドーム=未来的なモノとして 映しだされています。 *鉄腕アトムに登場するフーラー博士のネーミングの元でもある。
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