ジェットビートル☆JET VTOL

★光跡

ウルトラQではセスナが現場に降りられない事から、ヘリで描かれる回も多く
ウルトラマンでは、垂直離着陸が必至のメインメカとして、ビートルが活躍します。
車の存在も要らない程の移動・攻撃と活躍を見せたメカで
流線型なのに、
コックピットのウインドウは全て平面と言う
撮影(制作)にも素晴らしい機体でしたが、その旋回性能を産む操演や
幾多の攻撃から機体が破損し、
モデルチェンジを繰り返していますので
その形を追ってみます。

*ミサイルや修正などの変更は型区別していません。
 話数はバンクも多いので、そのモデルの登場回で記載しています。

機体サイドのの横の文字を数字で読んでる文献もありますが
初期の段階では特に、これを百十一とか数字として読むのは
苦しいものがあり、I(アイ)には少し見えますが・・・
Qちゃんは、主翼にもあるSSSの頭SプラスⅢ(3号機)だったのを
117登場後は、数字と解釈しただけだと思います。
NG
・VTOL参照
(科特隊=SSS)SCIENCE  SPECIAL SERCHPARTY
 

M1型(モデル1)2尺サイズ(厳密にではなく約・そう呼ぶ為)
東宝映画妖星ゴラスに登場した国連の日本機の改造で有名なモデル。
映画用なので、最も造りがよくバンクカットも多い。
3脚が装着されたスチールも、このモデルがほとんどで
他のモデルは、大半が足の装着穴が在りません。
前翼両脇には金属の機銃?がセットされています(作中では未使用)

M01モデルは、M1と同じモノ。コックピットが薄いグレーだったり
垂直噴射などや、航法灯(赤ランプ)などが多少変更された
最も初期のモデルです。前翼両脇も真っ白で、M1型と同じく
垂直尾翼後方に黄色いラインが在ります。

M2(12話~)1尺サイズでかなりの重量があるい金属製で
動きは全機種NO1で、ドドンゴ戦で見せる飛行は素晴らしいです♪
アップ用では無く速度がある為か?コックピットなどの窓が無く
垂直尾翼の赤が狭い、初期は前翼が二段斜に折れています。

M414話~)ボディが長細く、上のアンテナが後方に着いていて
垂直尾翼が後方に細長くすごくとがっているのが特徴です。
横のNOや丸窓も在りません。対ガマクジラの作戦での量産モデル。

M5(14話~)2尺サイズですが、リアが斜めに急細で垂直尾翼が広く
丸窓の間隔が近い。Sの字だけ大きく数字?が曲って見えます。

M6(16話~)2クール以降の主力モデルです。サンダーバードの影響で
カタパルトから斜めに発進するバンクモデルとして多用されています。
コックピット前の銀部分が多く、屋根が低いのも特徴です。
M1、01モデル以来の3脚の穴が在るタイプですが、主翼根元に近い所に
穴の位置が変更されています。
コレはカタパルト発進の操演の為に主翼下に台座が設置される事にります。
アンテナ自体も高く細いモノで、横の117は完全に数字として解釈されます。
主翼ミサイル表現にフラシュ効果が使用されはじめる機体でもあります。

M7(23話~)同じく2尺モデルで、ボリュームのある機体で
垂直尾翼の流星マークの尾が短い。垂直噴射口の筒も短く
117のバンク使用が多いがNOは無いので、一目で117(M6)と違うのが解る。


M831話~)丸窓が黒く無いのと、機体下部に白い部分が復活しています。
ただ下部に垂直噴射口は在りません。117の記載もRの違いからズレている。
ミサイルも、大半が大きいフラシュサイズ対応が着いています。*画はF

M9(34話~)スカイドンの作戦用に複数同型が制作されたモデルです。
コックピット前が角ばっていて、サイドのNOがかなり後方に記載されています。
垂直尾翼も小さく、この頃の漫画のビートルに似ています。
空に返す上昇命令があるのに、噴射口が下に無いので本来出来ません(^^;

M10(35話~)上のアンテナがすごく長く、丸窓間が離れていて小さい。
主翼も、凄く長く、横のNOの数字が小さいのが特徴です。
オートジャイロ作戦・シーボーズのワイヤーは「117・118も登場
36話でウルトラマンが手で持つのは118、37話ではアンテナは短い。

M11(39話)最終回モデル 117~119まであるのが解る。
M6の修理モデルの可能性が高い。前翼左右のセンサーが太い。

JETVTOL最大のピンチ!
JETVTOLは、火薬や怪獣との戦闘中よく壊れ、モデル的にも急いで
制作した感のあるタイプもありますが、番組のストック●がピンチの頃
特撮班を3班に増やした上に、さらにJETVTOLモデル不在の大ピンチを
19話前後に向かえています。
この話数前後に、ビートルがあまり登場できずに居るのはその為で
特に
19話バニラ戦では弾切れを理由に戦闘機に譲りVTOLは引き返しますが
コックピットセットと、バンクカットを使っても
バニラとのからみは
どうする事も出来ずに、
三角VTOLに続いてバニラの前を通過する
VTOLは、よく見るとサイズの違う★三角VTOLを2回通過させています。
JETVTOLのイメージで見せると言う、ある意味モデル不在を証明しながらも
特撮の神様のトリックで、切り抜けています。
*英二さん指揮の回

三角ビートル(小型)

三角ビートル・小型ビートルとも言われますが
作品的には、2人乗りなだけでJETビートルとボディサイズは
変わらなくなってしまったので、形状から三角ビートルと着けられました。

当初は主力機として>次期に主役専用の小型機として予定された事から
ジェットビートルと同じ丸窓が2つ在り(*コックピットセットには無い)
小型ビートルというネーミングが残ってしまいました。NGビートル参照
*基本ジェットビートルのセット背面パネルを狭めただけなので
丸窓部分が隠れています。

主役の三角型先行的機体としてはウルトラマンダイナで実現している。

 

011、19、21話他)形も一番しっかりしていて2尺の大きいモデルです。
前部分が*透明で、垂直尾翼付け根に半円の噴射口がある。
当初は、オリジナルデザインのコレが科特隊の主力メカの予定でしたが
完成と、先行撮影のスケジュールが合わない事から妖星ゴラスのメカを
改造したジェットビートルで、撮影を先行したので丸窓が両方に在る。
これは左右の翼以外は壊れ無かったようです。

19話のJETVTOL最大のピンチを救った機体でもあります。
*前の透明部分も光って(フラシュ)光線を出す予定だったようですが
合成の時間からも、ジェットビートルの主翼にはミサイルが着きます。



02(14話~)ガマクジラ戦の気球爆弾前までの1尺モデルです。
かなり略されていて前も真っ赤で、尾翼の流星マークが無い。
左右垂直翼の先端が平ですなのも特徴。

03(14話~)フラシュ(攻撃を閃光で表現)が、胴体下部分にあるタイプです。
垂直尾翼の流星マークがかなり低い所にある。

04(14話~)フラシュ無しで、先端部分が2段になっています。
垂直尾翼のマークが高い位置で、左右の先端が尖っています。

05(16話~)科特隊基地の*マーク部分が開いてカタパルト発進するモデルです。
コックピット部分がグレー系で、先端が平で段差があります。
サイドの赤いラインも太いのが特徴です。

*当初は作戦室近くからスクランブル発進する描写。

06(20話~)下部分フラシュが少し小さい。対ヒドラ戦のモデルです。
尾翼の流星マークが無く、先端が丸い。
まだ、JETVTOLピンチ期間★に活躍したモデルでもあります。


07(20話~)フラシュが大きいタイプで左右の翼付け根が特徴あるモデルです。
木製でセンター尾翼がかなり波うっていますが、胴体接合部分は
01に近い感じを再現しようとしています。

0823話~)機体下の前を01に似せたようで、ボートのように
上に向いモデルです。
左右の翼先端がすごくトガッていて、機体先端は丸くて短いタイプです。

ハイドロジェネート サブ ロケットエンジン(通称・宇宙ビートル)


図1

ハイドロジェネート サブ ロケットエンジン
早い話、当時の水素エンジンです。
*水素エンジン・水素発電して推進するロケットエンジン。
これを装備した姿を、通称「宇宙ビートル」と、後に呼ぶようになりますが
宇宙ビートルと言う機体がある訳ではありません。

 

  図2

大サイズのセンターの後部は、後にウルトラホーク2号
ステーションホークなど、宇宙メカに採用される部分的なラインが
デザインされていますけども、小(図1)では略されています。
最初にロケットエンジンが装備されたのはM6の117ビートルでした。

大サイズでは、左右の外側にのみ青いラインがありますが
フルサイズ図1では、青いラインはありません。
後に、登場する時にはエンジンの前にも青いラインがあります。

 図3

ハイドロジェネート サブ ロケットエンジン
ビートル装着時の後部モデルに合わせた大プロップ(図2.3.4)
本来の操演用ビートルに合わせた小サイズ(図1)が、主に存在します。

大・小プロップは、形や色が異なりますが大きいな違いの1つは
左右とセンター上部のエンジン前が、小は半円の穴
大は中に六角の仕切りのパーツが入っている事です。
*正六角形で言うとセンターが10個で
左右は、先端の円が狭まっているので7つ存在します。

図4

またドッキングのテストなどの影響か?
せっっかくのパーツが、やや前にズレて映っています。

左右エンジンの後方の白い部分も、直径が太くなり段差にフィンがある
形状になっていて
(図2参照) 前は先端が細いのに対して
小型プロップは
(図1)略同径の筒状です。

NG・VTOL

コックピットセットの制作の都合上、平面のガラスを
要求したデザインなのが解ります。 V1号型

宇宙ビートル NG SS119号 

詳しくは科特隊本部の頁へ

 

 

NG・VTOL
ウルトラQから連続で放映されたウルトラマンの準備期間は
ウルトラセブンのように、メカの充実をはかる時間が、あまり取れず
2号3号の設定は、デザイン画のみで流れてしまいました。

メインメカも三角VTOLが間に合わない(放映1話は制作順では後)ので
妖星ゴラスの飛行機の改造のモデルで撮影を進行させる事になります。


流れた設定的にはV102号などが見れサンダーバード1号のような
ロケット(この頃はジェットも今より同意語?)的なメカも
主役用に設定される予定だったようで、その設定だけが三角ビートルに
受け継がれ放映1話では、ハヤタが乗り、作戦室近辺?の建物から
発進する描写も、後に登場します。

左イラスト上のロケットのような小型機が、おそらく主役が先行して
現場に行く101号(1号機)で、下の102号はその次案のようです。

主翼やミサイルは、はやくから画面のVTOL機と同じデザインで描かれ
コックピットセット的に平面(ガラス)デザインがされています。

デザイン画時(ハイドロジェネート サブ ロケットエンジン登場時)では
追加案なので119と数字になっていますが、当初宇宙に行くロケット型の
メカとして102(2号機)として予定されていたものと思われるのが
SS119のデザイン画です。
*画面では予算・時間から在りモノのジェットビートルサブロケット
追加する事におさまりますが、宇宙メカの円柱にラインが入るデザインに
その跡を残し、U警備隊2号、ステーションホークに継承されています。

以上の当初の案から推測すると、1号(Ⅰ)が左上
2号(Ⅱ)SS119号3号(Ⅲ)が、ジェットビートルだとすると
初期の機体に書かれたS111は、文字形状からも
SⅢ(3号)と見れると
思われます。
ビートルファンには、複雑な気もしますけども
M6モデルから
Sの文字を止めて、117と変更したのも2号を諦めた時期と一致します。

NG科特隊基地・デザイン

基地も5階建で画面より小さい建物。 車のスロープもメイン建物
左の屋上まで走行して登れるデザイン、出動も下って
JETVTOL
発着ポートを廻りこんで降りて行くデザインです。
サイズ的にも八王子の実在施設を参考にしたのかもしれません。


建物上部のドームも23話で、VTOL発進前に使用する基地施設である
よみうりGCドームに似ていて中央にはシャッターがあります。
メカの発進も可能なようなエレベーター部分、p書かれています。
ロケット発射台のような斜めの巨大なモノも隣接されてるのも特徴です。

 

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