ウルトラマン
28話・人間標本5・6
奥多摩の宇宙線研究所として使用されています。 上は、秋川技官が歩いて向うカットで、作中左にある 宇宙線研究所の看板はココの物では無いそうですから 撮影用に作られたものです。図■
揉ノ木が成長していて建物Bの部分が見え難いので 寄って撮影しています。柱が見える屋根の裏側は 撮影当時は綺麗なイエローに塗られていました。図■ *今も良く見れば黄色が残っています。
屋上は改修工事中だったので取材がNGでしたが 当日Qちゃんが頼んだらOKを頂きました。ですが 足場がある為、なるべく解りやすいサイズで掲載します。 上は秋川技師とキャップが逃げるカットで建物Aの屋上で 東側で撮影されています。図● 小林昭二さんは身長は高くないですが、それでも低くしてる程の 高さで、下は半円状の形になっています。
上の写真だと足場の影で見え難いですが、右側の側面に あるドアと、その横(左)にある縦型の蛍光灯です。 ドアは撮影後にアルミのモノに変更されたそうで 蛍光灯も他の場所では幾つか新しいタイプに変更されて いましたが、撮影の場所のは当時のまま残っていました♪
上の写真の潜った左(南西側)で、キャップがダダに キックをする所です。今は空調の室外機が並んでいますが その奥のレンガタイルは健在でした。 このシーンが唯一ダダA>B>Cが画面で表現されてる箇所 なのでカット割りが細かく、まだ後で特撮でダダのスーツを使う事から キックも寸止めですが演技が凄いので本当に蹴る以上の迫力です!
ココはキャップと秋川技師が登るコの字ハシゴが在った所ですが 空調の大きなダクトが着いた時にハシゴは撤去されています。 ダクトの左の窓は作中で映らないように切られていて 今は左に少し見える階段が代わりにあります。図●の北側
コレはミニチュアでダダが建物Aの後ろから起き上がる時に 印象的な部分の煙突ですが、ロケハンの時のスチールを 参考に制作されたと思いますが、実際には四角い穴の部分が ミニチュアだと(半)透明の板がハメこまれているを比較すると 面白いと思います。図●の右
図
さらばウルトラマン科特隊本部・編→
TORAY(東レ)基礎・研究所
1962年(昭37)開設。 ウルトラマン以前に、松竹の映画や鶴田浩二さんが 来られたそうなので、内容からすると英二さんの「電送人間」(60) で使用したのでは?と思っているのですが確認しても メインの建物が全て出来てる時期では無いので メーカー的な協力なだけなのか?前の建物なのか 周辺のかと思うカットは1つありますが・・・もう少し調査します。
★以外はNHK・BSウルトラマンナイトの番組取材時に Qちゃんが撮影した写真です。
|
施設内はNHK・BSウルトラマンナイトの番組取材時に 許可を得てQちゃんが撮影した写真です。
この場所はメーカーさんには、大変重要な機密の場所なので 一般の見学や撮影などは一切受け付けていないそうですから 見学などの問い合わせなどしないように、お願いいたします。
★
2人がダダに追い詰められる屋上の角で建物Aの南東です。 柵が当時より高くなっていますが、遠景の山並みは同じでした。図● 作中はもう少し右からですが柵の様子や作業中の為近い アングルで掲載しています。
このシーンの俯瞰カットは実は作品でも建物の柵が2パターンあり 急に変るのが解るように、建物AとBで撮影されています。下の道は Aの図●近辺からのアングルでの庭のT字路です。三角>図■ 福沢さんは広がりを持たせる為にフレーム上は道の途中で 切っていますが、その後大きな駐車場になっています。
落下した2人をウルトラマンがキャッチして地上に降ろす 合成カットです。建物の1階(標識矢印左)の赤い消火栓と ホース庫もそのままの位置です。図●の下の庭部分 このカットも福沢カメラマンは広がりを出すのにフレームの 左で建物BとAの屋上部分、下で道のカーブを切っています。
ラストシーンで科特隊専用車が来る建物Bの脇の道で 中央の芝生にあるコンクリートの三角は、車の横に見えるものと 同じで、本来の会社名の看板を左側から見たものです。図■の右
建物に木が重なり解り難いですが全体のサイドビューです。 この写真の左フレームギリにあるのが上で説明した看板側面です。 BはAの建物のアプローチの中央に建っています。
肩越しのハヤタのカットで当時は奥は何も無い感じですが 今は新しい建物が在り、その通路や駐車場があります。図■の北 外灯は当時歩道が無かったので芝生の中に立っていますが 外灯自体はそのままの位置で、このラストも左(北東)からの 光ですから、午前の早くの撮影でキャップ以外の科特隊 メンバーは別の撮影に行ったのではないかと思います。
イデ隊員が降りて来る時のサイズで上とほぼ同じですが 道が真っ直ぐに映るポジションにカメラが移動しています。図■の北 車から降りるイデを見やすい配置にしてる為ですが 専用車はかなり車高(屋根)が低かったのが解ります。
等身大ウルトラマンはココに来たのか?
案内して頂いたHさんはウルトラマンがダダの銃の光線で 等身大になる場所の合成カットの右の壁は、煙突の側面では?と 提案してくれました。それが上の位置なのですが太陽光は 南から(ダダやウルトラマンの前)なので、煙突の側面から奥の 建物の凸部分までの距離が、あまりに無い事とウルトラマンが 巨大化するバックに階段の手すりが在る事などからも 合成のカットはココではなく東宝本館の屋上で、ウルトラマンは ココには来ていませんでした。図● 上の写真は改修中の為、床が平らでは無いですが 本来は平らで歩いて煙突まで行けるそうです。
|