図 東宝撮影所とか砧撮影所など、まぜこぜの呼び方になっていたりも しますが、正式には*1971年11月18日より東宝スタジオに改称され 借スタジオになり、嘗ての役者さんやスタッフを抱える撮影所には 終止符が打たれています。 *同日、製作部は廃止になり芸能部も廃止し、契約管理室を設立。
この撮影所は東宝の前身の1つ、PCLの砧撮影所(旧・1.2ステージ) 1937年(S12)PCL・東宝映画配給・ゼーオー(JO)・写真科学の 4社の合併で、東宝映画(株)が誕生。 東宝東京撮影所と言う名称になりますが、長く砧撮影所の名前で 呼ばれ、S16年の東宝京都撮影所閉鎖を経て、71年くらいからは 東宝撮影所と呼ぶかたと、年輩の砧撮影所と呼ばれる方と二分化 して呼ぶ傾向が出来ました。 *旧住所、砧村からの由来であって現住所名が違う事などから 消え逝きつつある愛称で、黄金期の方々が他界して逝かれるにつれ 砧撮影所と言う人は減っています。
*Qちゃんは個人的な好みで、この撮影所を今も砧(撮影所)と呼び 光跡には記していますが、正式には東宝スタジオです。 *映画のスタジオ(今も砧には床が土のモノが有)は 昔はステージと呼び、写真など小さな規模をスタジオと呼んだ 傾向がある為、コレも個人的に映画(映像)のスタジオは ステージ(8ステ)などと記しています。
*撮影所にNO.4ステージは存在しません。・08年新NO.4はある。
B 旧・第1、2ステージ(旧・PCLから残った建物)
2011年解体
ウルトラセブン ウルトラ警備隊西への神戸港の特撮セットも 美センではなく、東宝のNO.1ステージに組まれました。 別班体制だったので、セブンのスーツアクターも、上西さんでは無い 後の帰マンを演じるきくち英一さんが演じています。
帰ってきたウルトラマン1.2話 怪獣総進撃、タッコング大逆襲 の 特撮セットも、ゴジラの本多猪四郎監督の作品と言う事もあって 豪華に1話分なのに、勝どき近辺のセットと、アーストロンの出る 山岳のセットが1.2ステージに組まれています。 3話・恐怖の怪獣魔境でのウルトラ初の3ショット帰マン、デットン サドラーの広い画が撮れた山岳セットも、アーストロンのセットに 手を入れたもので、美センでは撮れない3ショットが実現しました。 帰マンは初期は東宝撮影所ですが、その後は特撮は美センに移り MAT基地などドラマ班は東京映画に移動して撮影されています。
旧・1ステージの南に映写室があり、本館南に在ったのがスタッフ室です。
帰ってきたウルトラマン
28話・ウルトラ特攻大作戦
郷秀樹がMATの施設に見せた扉から出て 変身するカットは、当時の*NO.2ステージの 扉の前で撮影されました。 *NO.1との証言もありますが、NO.1と2は 双子のステージなので、カットの画的には略…同じです。図B
70年当時から~長く青い塗装でしたが 撮影時はブラウンになっています。図B *PCLから初期は四角い凹パターンが 逆板チョコ状の形状の薄い扉でしたが 同録時代に厚い扉に変更されています。 NO.8・9ステージ
(S27年建設で、当初は1つで8番ステージでした。)
もっとも巨大なステージで、他のステージと違い 体育館か弾薬庫のようなドーム型の屋根をしています。 真珠湾のOPセットなどが造られた旧・第2東宝が 新東宝(別会社)になった事から、仙川の北側に 新たに、特撮の円谷英二監督用とも言われる巨大ステージや 巨大プールなどの施設が増設された象徴的な建物の1つ。
今はNO.8と9の2つに別けられ出入り口も2つ並んでありますが 元々は1つの出入り口だった為に、建物の真中の位置にある。
NO.8.9ステージの扉は、リニューアルされて 下から上に開くシャッターになっています。
内部から見た出入口。NO.8.9は、1つでも巨大なステージですが 昔は繋がった1つのさらに大きなステージだった証に 今も出入り口は普通センターにあるのに御互いの角に位置しています。
東宝特撮映画の完成記念スチールバックに、よく使用される8stの横です。
ウルトラマンレオ
1話・セブンが死ぬ時!東京は沈没する!
レッドギラスとブラックギラスが暴れる合成カットの かまぼこ型の建物実景は、当時の東宝の8・9番ステージ で、左側の建物がサウンドステージです。
現在は木々が成長していて引きだと 8.9番ステージの側面が殆ど見えません(^^: ↑の写真は反対側の側面で、塗装は1色に塗られています。
逃げる群集の先に見えるのも、8番ステージの 南側の面↓なので…逃げる方向的にはロケ地的には 逆で、逃げる側にレッドギラスとブラックギラス が居る事になっています。
レオ当時は青いカラーで扉は機器などが 塗装されていた撮影所の跡が、2002年には残っていました。
4話・男と男の誓い
ゲンが変身するところは東宝NO.8ステージの 横がバックです。 ↑上の写真の青い外灯の 右くらいに立っているのが、屋根の形状と 配線柱から解かります。 撮影的には1.2話での未使用カットのようで まだ郷秀樹のように両手を上げて変身していて レオリング(指輪)をカメラに見せる変身では 無く後側の指輪が光るインサートを使っています。
巨大なNO.9ステージの内部の様子です、天井も凄く高いっす。
NO.9ステージの特大ホリゾントです。 ウルトラマンAには、美センでなく東宝の大きいホリゾント(空など) を使用している為に、高く、広い画面が登場しています。
NO.8 NO.9ステージの床は土ですが、よく見ると 柱がマス目状に敷き詰めてあるのが解ると思います。 これは重いセットを組む時に、箱馬や柱をその上に設置する為です。 ステージは、今はスタジオと混同して使われますが 元は映画スタジオをステージと呼び床が土で出来ていました。
今は土ではないスタジオが多いですが、基本的には箱馬や平台で セットを組んで、床を造り撮影されていました、 写真は東宝の箱馬・木で作られた頑丈な箱で 床が土でなくてもTV局のスタジオにも必ずある撮影の定番アイテムです。
帰ってきたウルトラマン
2話・タッコング大逆襲
郷隊員が私服で現場にかけつける合成カットの*ベースは 東宝の変電所(右手前)の東側を、北から南方向に走る 撮影が所内で行なわれました。図● *緑の線が合成のラインで右下がロケ、左上が特撮セットです。
タッコングの居る方向は、当時の本館が在った方向です。 下の写真の白い車の辺りから走っていると思われます。 *この撮影所内の橋は「一の橋」と言います。 QちゃんはウルトラQの博士の語源では?と思っています(^^;
また地下からの救出シーンは、この変電所の内部で一部撮影しています。 途中の位置から北方向の写真です、左が変電所でした。 照明機器やフィルムの発達、電力供給もポータブルになったり ビデオの撮影が増えた為に、作中画面ほど電線は無くなっていて 停電時のバックアップの意味の方が強い存在になっています。 本物の製油所は、スモークなどでも火気類は万が一を考えると 許可が出ないので、ミニチュアタンクを画面左に合成しています。 その大きなタンクのミニチュアは、補強を入れて 帰マン対ムルチの格闘シーンに再使用されています。 図●変電所は川の北側8ステージの下です。
6話・男だ!燃えろ!
白土隊員がMACガン二丁で攻撃する場所は 当時の東宝撮影所の中で撮影しています。 白土隊員のバックに見えるのが、当時在った 仙川を結ぶ電線やパイプを渡していた鉄骨のブリッジです。
写真は残っていた鉄骨で、中には もう線やパイプ類は通っていない時期です。 *本館解体前に撤去されて存在しません。
白土隊員のバック右に見える煙突も 当時の8番ステージの南側に在ったモノで 現在は駐車スペースになっています。
正面ゲート・守衛所
Qちゃんが撮影で、お世話になってた頃は こんな立派な守衛所じゃなかったです。2011年解体。
新・第7ステージ
*見た事無かった第7ステージが、03年に復活♪ 扉の「7」もカッコいい! ホリゾント高11m 内臓プール6×8m深さ3mを完備。 ピンと来る人は、ピンと来る♪機材が小型化した今 理想の最新の特撮ステージとも言えるかもしれません。 高さ11mもあると相当広角レンズでも見きれない アオリ撮影が可能なのが解るので、今までに見た事の無い 画を見る事が出来ると思います。
6.7ステージの辺りに何か建設中の様子。
第7ステージの火災 *1974年8月公開の「ノストラダムスの大予言」で 山林が自然発火して大炎上になるシーンの撮影で 火が燃え移りNO.7ステージは全焼しています。特技監督 中野昭慶 何故か、第9と記載され文献がいくつかありますが第7です。
5・6ステージ裏 新NO.7ステージ(仮名Hスタジオ)画像左建設中の頃
旧・6ステージ辺りの新正面から入った所に 書かれたモスラの壁画
門の歴史
図C Qちゃんは写真の西側のゲート(裏門)から出入りしたのですが 人が通る門だけでゲートとしては、ほとんど使用され無い状態から 少し北側に移動した位置に、新たに正門が出来て 旧正門(本館側)を、大蔵門に変更された時期が 数年在りましたが、旧正門は本館と共に2011年姿を消しました。
C ゲート成城からだと、こちらから入ります。 本館横が正門なのですがQちゃんは、こちらからしか 入った事が無く、逆に思っていました。(^^;
D 特撮プール 詳しくはクリック ゴジラでおなじみの特撮プールで、大きさが 年代で縮小されてきています。 04年に完全解体。 前に立つと遠近感がおかしくなる時がありました(笑) 現在はNO.11・NO.12ステージが新設されています。
E オープンセットが立てられる場所でしたが ボーリング場やホームセンターに変ってしまいました。 *この場所のオープンセットは、常設的なものではなく 作品単位のものがほとんどでした。
旧・本館・1・2番ステージ跡
この頁の右最上段にある旧・本館の写真と、略同じ場所から 同じ方向を映した写真です。 旧・本館や1番2番ステージは無く、現・正門方向に 抜けるS字の坂道になっています。
2つ上の「門の歴史」にある写真と同じ場所から 同・方向を撮ったモノで、旧・本館側に通じる S字の坂道になっている一方(西側)です。
アクターズセンター
7st横に出来たアクターズセンター、大蔵門(旧正門) から歩いて来ると、まるでオフィス街を歩いてるようで Qちゃんの知ってる撮影所とは、同じ場所に 思えない変貌ぶりです。
新NO.3・4スタジオ
ホリゾントの北側の完成が近い 新NO.3・4スタジオで、11.12スタジオとの 間の壁(ホリゾント)も、建築作業と共に解体。 07年秋完成予定。
新NO.11・12スタジオ
大
プール解体後に出来たNO.11と12スタジオです。 南側半分が11スタジオで、12側にあった 大プールのホリゾントも解体されました。
キヌタ・ラボラトリー
S34年1月設立の建物の名前でもあり、部署名としても 使われました図C黄色のすぐ上に在る 2階建ての建物です。 直訳のごとく現像装置があるのですが、それだけではなく 映写室・録音室・編集室があり、なにより 円谷英二監督の部屋(特殊技術課・課長室)が 在った所です。
ウルトラの場合は、現像と録音両方と録音だけの 場合で、クレジットされていると思います。 0号プリントをココでやっても、ネガの本編集は 東京現像所のケースもあります。 *0号:初号撮影したままの事NGなど全てが映っている。
名称的には1973年(S48)11月16日に (株)光映新社に改称。 その後も名称は異なりますが、最新設備で機能的には 同じ録音・現像の建物として存在していました。 新7スタジオ誕生後に 正面ゲートが図Cに移る工事で 現在は駐車場になっています。 *翌日美センも東宝ビルトに改称しています。
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ウルトラのロケ弁当
ますだや(増田屋)
ウルトラの文献にもあるように、東宝からも旧・Tプロからも すぐの所で、建物も3階の綺麗なモノになっています。 ウルトラマンなどの仕出し(ロケなどの弁当)などで お世話になってる「赤チン弁当」で有名。(^^;
撮影所内を流れる仙川柵にあるレリーフ
ゴジラやモスラの姿も♪
ゴジラシリーズ上映時の撮影所の壁に描かれたモスラ・ゴジラです。
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東宝の誕生
東宝はPCL製作所・東宝映画配給・ゼーオー(JO) 写真科学の4社が、小林一三氏の阪急資本で S12年に合併、東宝映画(株)として誕生。 S18年12月(株)東京宝塚劇場と東宝映画(株)が 合併し、東宝株式会社になる。
PCL映画製作所(撮影所)
PCL(日本科学研究所)S5年誕生個人経営の 写真化学研究所で始まる。 *場所的だけで言えば、後の東京映画撮影所の 千歳船橋にあったと言われます。
1933年(S8)PCL映画製作所設立 現・東宝スタジオの成城に撮影所をオープン *旧・NO.1・2ステージ S9年エノケン一座と提携、S10年自主配給開始 S12年に東宝映画(株)に成る。
JO(ゼーオースタジオ)
S9年12月(株)ゼーオースタジオ設立 京都の映画会社で大沢商会の大沢善夫が発足 そのイニシャルと言われてますが?^^; 太秦上刑部町にあった事から太秦発声などとも言われた。 円谷英二さんが、東宝前に居た所で大沢善夫氏は スクリーン・プロセスの研究を、会社の費用でさせた 理解者でもあった。*当時は研究などは自費が当然だった。
現在の京都府京都市右京区太秦上刑部町10 の御室川沿いに在りましたが、現在は何も在りません。
東宝映画配給
S11年6月創立の配給会社、12年3月 松竹、日活、新興、大都4社から併映拒否され 上映作が無く、東京発声と配給契約 8月に合併し、東宝株式会社になる。
写真科学
S7年6月(株)写真科学研究所創設。 8月相談役に小林一三就任。S8年8月ほろよい人生 写真科学映画(配給・東和商事)で、封切上映。 資本金増資し、S12年に東宝映画(株)に成る。
東宝映画技術研究所
砧のすぐ側にあり、東宝誕生(昭和12年)前は こちらが「東京映画撮影所」と名のっていたそうで 新東宝(国際)の一角にあったのではと言われいます。
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旧・東宝本館(ビル)
図A
2011年に解され現存しません。 It was dismantled in 2011.
東宝本館ビル
帰マン・テロチルスが巣をつくるビルの外景などで使用。 その前に*有名な噴水がありました。 水が出てるのは見た事が無いです(^^; 後半は埋められプレートが立てられていました。 *実際に有名なエピソードの多い噴水は、大きくベンチも 広く、厳密には少しズレた場所にあったものを言う。
図A
ウルトラQ *レギュラー毎日新報編集部・内 マンモスフラワー 一平逃げ遅れる屋内階段は、本館内階段です。
バルンガ
一平君が入院する病院の外観はサウンドスタジオ前で 万城目が自転車で本部に行く時に通ったのが 本館前噴水広場です。
砧撮影所の正門方向に向かっています。 右上に見えるのが正門お守衛所で その左がウルトラシリーズでも多様されている 本館の外階段です。
悪魔ッ子
ガードマンが、ビルの外階段を上がって来て 階段から落ちるシーンも、東宝撮影所の旧本館です。 落ちるのは勿論人形ですが、悪魔ッ子を見る角度と屋上の 階段の何時からは…階段を落ちるのは…かなり難しい角度で そのまま屋上からの方が、今からすると良かったのかもですが 照明などの関係があったのかもしれません。
ウルトラマン
28話・人間標本5・6
★ ウルトラマンが等身大になる屋上のシーンも 東宝本館屋上で撮影されています。
↑の画★のウルトラマンは,上写真の 東宝マークの下に立って、左側を向いています。 ウルトラマンのマスクの後の凹みや 左肩の部分に見える手すり、大きくなるアクションで 腕を広げると、手すりの下に上の写真右に見える低い 塔屋部分も少し見えます。
ダダとの合成カットは左部分(屋上)と上の部分が 足されていますので、ウルトラマンの廻り部分 全体の4分割した右下部分が本館屋上の生?画像です。
帰ってきたウルトラマン
17話・怪鳥テロチルス東京大空爆
テロチルスが巣をつくるビルの外(向かい) (上の反対側を入り口アップとしても使用) 立てこもりの説得や、見上げるMAT隊員らの カットの背景が本館で、1・2ステージ上から 噴水広場を撮っています。図■
19話・宇宙から来た透明大怪獣
次郎くんの入院してる病院のベランダとして 本館の階段踊り場が使用されています。
上の手すりと同じ逆V字が解る写真です。 次郎君達は赤矢印方向を向いています。
23話・暗黒怪獣星を吐け!
郷と丘隊員がMAT施設?の屋上で 日食を見ているシーンで、純子が立って居た 背景はセブン緑の恐怖でも使用した *大蔵住宅(団地)です。 遠くの赤白煙突は、清掃工場の旧カラーです。 *2017年から解体作業中~
大蔵住宅(団地)は、帰マン当時は 凸部分が白く凹部分がグレーですが 撮影時の2017年は白1色に塗られています。 近い角度から東宝本館後に出来た 建物より撮影しています。 遠景(上側)の左、NHK技術研究所も 新しく(大きく)なっていて、大蔵病院も 国立成育医療研究センターとして 新しい建物になっています。
女性が姿を消した後の階段は、ブースカ26話で 逆さに浮いてた所です。 *ロケ地選択のモチーフも、ブースカ26話の 凸凹芸術社屋上シーンだと思います。
ウルトラマンA
9話・超獣10万匹!奇襲計画
明理社として本館噴水前が使用されています。
38話・復活!ウルトラの父
ナマハゲが居たのも屋上で、ウルトラの父の 光線で落下する建物も本館です。
50話・東京大混乱!狂った信号
北斗が登る階段は東宝撮影所の旧・本館です。図A 手すりも御馴染の特調ある金属のパターンの手すりです。
超獣シグナリオンが合成された屋上のカットも 本館屋上の南側で西側を北斗は向いています。図A *ウルトラマン28話ダダは南向き。
合成ラインから上は、別の場所ですけども オープンで太陽光で撮影しています。 ロケ地的に言えば1.2ステージ図Bのところに 超獣シグナリオンが居る事になります 本当の高さはシグナリオンは43mで 本館は半分以下なので、ぜんぜん合いません(^^:
上のカットの建屋を南側から見ると●の雨どいと はり出し●部分が同じ位置にあります。
ウルトラマンタロウ
s46話・白い兎は悪い奴!
ピッコロが巨大化する時のバックに 東宝本館前(撮影所内)の場所が使用されています。
快獣ブースカ
ブースカの名ガイド チャメゴン誕生 すてきな快獣の日
凸凹芸術社屋は、噴水(水も出てる♪)や 玄関にブースカが入る所や 屋上のシーンなどで、本館ビルが使用されています。 快獣ブースカは、制作が日本テレビ・東宝・円谷プロ。
Qちゃんと田中友幸プロデュサー(当時・専務)
本館へは、あまり行きませんでしたが 1度、田中友幸さんが専務の役職の頃に4階だったか? 南側の部屋で1対1でお話させてもらった事が、あります。 特撮やカメラ、ある動物の話をしたのを覚えていますが なんだか今となっては、夢の中の記憶のようです。
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東宝オープン
旧・大プールの北側にあった敷地です。
図OP
NO.9ステージ前の大プール北側にはプール用の ホリゾント(壁)が在り壁の中は特撮倉庫になって いました(黄色部分)。その北側に50年代後半から 70年くらいの間に街並みを再現したオープンセットが在り ウルトラシリーズでも使用されていますが67年くらいには 廃墟的な街になってしまい普通の街としては使用できなくなり 70年代の最初に解体されてしまいます。
プールからすると斜めに通リが作られ、図緑のラインの部分は 白い幕が張られあまり見せない抜けとして撮影されました。
現在のNO.12St.や3・4St.や住宅展示場に なっている場所に在りました。
ウルトラマン
18話・遊星から来た兄弟
実際の街を霧だらけにするのは難しいので 東宝オープンの街(セット)で撮影されました。 上の画は霧をザラブ星人が、晴らした直後の 科特隊メンバーのカットで、看板や自販機なども 実際に無いモノが置かれ、他の東宝映画にも見られます。
21話・遊星から来た
ケムラーの煙が街を覆う場面の街は 東宝オープンですが、この撮影は夜間シーン だったり、エキストラの芝居などからも 制作NO19遊星から来た兄弟時に 撮影した未使用カットだと思われます。
ウルトラQ
1/8計画
淳ちゃんと一平がユリちゃんを探す 1/8の街で警官が居る場所も東宝オープンです。
また2人が探す間入る1/8の街の人が逃げる リアクションも東宝オープンの街です。図OP● 他の作品と同じ「大勝食品株式会社」や 「マサコ洋装服地店」見られ右奥に幕が見えます。
育てよカメ 育てよカメでも、ギャングと警官の街中の 撃ち合いは流石に、ホントの街中では 撮影しにくいので、東宝オープンで撮影されています。
パトカーの後に見える「会社」の縦看板は 御馴染の「大勝食品株式会社」と、書かれた看板で その1階には御馴染の「マサコ洋装服地店」が在り その上には横文字でYODOGIMIの文字が在ります。 1つ奥にはレストランがあります。図OP● *実際にはパトカーの前より後ろから 撃つと思いますが、解りやすく制服を見せています(^^:
ギャングがクルマの横から撃つバックは、図OP●角から 1つマサコ洋装服地店の通リの面にあるパネルで 「ばら印 華糖の白砂糖」と書かれた看板があります。 電話BOXはバルンガの時は「マサコ洋装服地店」 前に在った電話BOXを移動させています。
バルンガ
バルンガでの街のシーンでも東宝オープンの 街が使用されています。 御馴染の1/8の街にもある「マサコ洋装服地店」の看板や その前の電話BOXなどが見えます。図OP●
少し引きの画では右に工事中のように見せた 幕の角、低い円盤型の外灯なども確認出来ます。 右奥のマイクロバスはロケ用のバスで まだ円谷プロのものでは無いクラウンパトカー も見えます。図OP●の位置から東方向を撮影し 東側奥の幕を映さないようにしています。
ゴローと五郎
万城目、一平らがジープに乗っている道も 東宝オープンの図OP●の右側から●方向に 向かっています。 後には「幕」が、ハッキリ見えてしまって ますが…当時のビル工事の幕として映して しまっているようです。 看板には飲み屋?「志津子」「かつら」 などが確認出来ます。
この奥までを、このアングルでは映す事が 無いので細部の確認には貴重なカットですが 路面の傾斜が…けっこうあります。
ジープの前にパトカーが斜めに停まり 毎日新報のデスク、野猿観察研究所お 2人を演じた土屋嘉男、石田茂樹さんが 居て、巨大な猿の対策を考えるカットです。 「チエ美容室」の文字が確認でき 別のカットでは「大平スマートボール」 の縦型看板も確認できます。
甘い蜜の恐怖
木村(黒部進)や、所長が責められ謝罪する荒れた土地に 古い倉や、大きな門など、木材の残骸などが散乱した所は 砧撮影所の北にあった、時代劇用のオープンセットです。 作品画面は、すでに役割を終えているようで 屋根瓦など痛みが激しいのが、画面からも窺えます。 図OP●
ウルトラマンレオ
3話・涙よ さようなら…
4話・男と男の誓い
ツトムくんがレオを応援するシーンでも撮影所内で 瓦礫やスモークが焚かれたりしています。
22話・レオ兄弟対怪獣兄弟
MACロディが、攻撃しながら進むカットと 停止攻撃・廃車越しなどのカットが 大プール裏で撮影され、レオではバンクカットとして 数本で使用されています。
16話・真夜中に消えた女
ダン隊長がパラシュートで降りてきた場所としても ホリゾント裏西側が使用されています。
↑右上の建物がNO.10ステージです。
オープンの南側には、旧・大プールのホリゾントが 在りました。↓写真(ホリゾント裏側) ホリゾント(壁)の裏は登って照明をあてたり、ワイヤーを 張って飛行する怪獣や、時には飛行機の目線のカメラを 待機プールに向かって操演したりもする建物で その中は、一時期は特撮倉庫になっていました。
ウルトラマンレオのマックロディがちょうど この位置に停車して撮影された紹介スチールがあります。 *例・ウルトラマン白書S57版P163
左上図(Eの右)写真はフォトスタジオになっていた時期。
18話・吸血鬼! こうもり少女
こうもり少女(坂本智子)が、夜間に外で両手を広げる所は 旧・大プール(倉庫西)と、旧・10ステージの間で 南向きに立っています。*写真2003年 その後、酔っ払いが歩いて来て、影が投影される壁も 同・10ステージの↑写真に見える壁です。 その後、ゲンが乗るマックロディがクランク走行してるのも この間を写真右から撮っていて、南から?北方向に 走っています。
少女が巨大化してバットンになるのも、同じ場所で 白土隊員(松坂雅治)が、発砲し大扇風機で バットンの攻撃(風)を受けるのも、画はタイトですが 大扇風機や照明からも、10ステージの北側で ゲンがレオに変身するのも、同じ10ステ北です。
情報協力 L18話・メトロンハートさま
34話・ウルトラ兄弟永遠の誓い
ダンが郷秀樹と、レオの戦いを見ていた マック地上基地のシーンは、東宝撮影所に 在った大プールのホリゾントの↓西側です。
郷の左がホリゾントの西に在った階段です。 階段はホリゾント上からの操演や照明など 撮影で上に登る為の階段でした。
写真サイズ的に解らないと思うので ホリゾント裏の壁の↑アップです。 作中と同じ縦スリッドが在るのが解ると思います。 *上の鉄棒のようなのは、操演のワイヤーなどが 取りつけられる金属のステイで、ここから飛行機や モスラなどが、大プールへ飛行したりしていました。 *厳密にはホリゾント裏は倉庫と直結した建物でも 在り、特撮美術の倉庫としても長く使用されていました。
ダンが制止を振り切り、郷秀樹が昭和で最後の 変身した場所でもあります。
角度が違いますが下から煽った画で 郷の頭の上に点灯していたライトです。
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