ウルトラマンレオ
4話・男と男の誓い
4話に登場する合成カットのベースの1つが、東京電力本店図■前から 国鉄(現JR)高架方向に向けて撮影されています。図1・2
★ 東電本店上にあるイラスト黄色いビルは当時も現在も無く 画面で見て解るように合成です(^^; 国鉄高架には京浜東北線が通過しますが、その後に見える銀座の街並みも バス停(白)も、現在は存在しません。
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東電の建物がハッキリ解るカットで図1の●から角を撮影↓★していますが 07年の時点で、反対の角を撮影する引きの距離が取れないのと工事中なので 建物の形が解る¥、反対のJR側の角を撮ったのが上の写真です。
図1の黄色い建物は、当時の第一勧銀(現みずほ)の建物に変わっています。
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左右の黄緑の建物は、すでに存在しませんで、左は図1黄色の建物 第一勧銀(現みずほ)本店ビル1977~81年の一部分になっています。 奥に見えるピンクのビル街が東宝本社の方向です。
図1(2007年)
巨大ツルク星人の合成カットでも、国鉄の京浜東北線(模型)が通過する 高架をベースにしています。 高架はイラスト奥の部分だけが 下↓の写真のように実写の高架で、右のビルや道は写真を貼付けた合成の為 荒くて影の方向もバラバラです。逃げる人のサイズもおかしい?(^^;
現在残る国鉄高架の側面(有楽町-新橋)当時は、殆どレンガの側面でしたが 今は綺麗な店舗などが入って替わっています。 その為、実際の撮影した位置は、残された部分が少ないので 雰囲気のある場所の写真を載せています。 日比谷の東宝の施設からも、可能な位置だとは思いますが おそらく東電の建物写真★上からの撮影です。
MACロディが走って来て停まるのは図2●から少し図2●に 進んだ間、東電別館と東京生命ビルの間です。 MACの黒田隊員がマックガンを撃つのも、Aの北斗と 同じく図2●で図2左方向に撃っています。 トオルが猛に止められるシーンも図2●から東電別館の 裏(図2下側)で、カオル達が居るのも図2●の位置です。
MAC基地☆地上施設の謎 レオは急遽続投が決まった為に、準備不足と主役のレオのデザインが なかなか決まらず タロウの後半延長で繋いでまでまで準備した作品で メインの基地は宇宙に決まるものの、車(MACロディなど)などの 地上施設がMATの経験からも、必要と準備は進められていましたが けっきょく間に合わず・・・MACロディやMACカーは どこからともなく現れる描写になってしまます。
地上施設が6話には登場予定だったようですが 世田谷体育館が宇宙情報会議場としての使用で終わり 大井松田なども検討されたようですけども ZATの時の都心の基地の候補の1つ(確かに当時としては基地ぽい?) から、東電の外観撮影★↑までは進んだようです。
SPECIAL THANKS 情報協力・Kさん
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ウルトラマンA
48話・ベロクロンの復讐
東洋拓殖ビル(東洋ビルヂング)
画A 北斗隊員が歯の治療に寄るQ歯科が在るビルは 千代田区内幸町に在った東拓殖ビルです。図2■ 東洋拓殖ビルは74年に解体されていますので イラスト画Aを元に説明します。
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上の画は少し増感してイラスト化したモノで 作中でも解るように、48話撮影時は殆ど使われてない状態のようで 画Aの右に見える外階段(非常階段)の後方(奥)で 撮影されているのが、別の抜けカットから解ります。
上↑のフレーム下側のコロンビヤ→(矢印)の文字は、今の記載だと 日本コロムビア内幸町スタジオと文芸部が、同ビルに入っていた事で 駐車場の位置(ココから奥→)と言う意味だと思われます。 勿論、初代ウルトラマンから~レオ~も、日本コロンビアから 多くのレコードが発売されているので、今のような都がロケ地を 推薦してくれませんので、TBSなどからコロンビアのパイプで 空ビル状態の所が在ると言う情報が入ってる可能性は 目立つフレーム内に、文字を映してるので在りうる気がします。 またQ歯科の在るビル内部も、屋内の窓枠などから 同・東洋拓殖ビルの中で撮影されていると思われます。
このカットはウルトラマンAでは無く(^^: ウルトラマンレオ4話のカットですが、東洋拓殖ビルと 東電が並んで映るカットなので、此処で掲載します。図2●から フレーム左のカメラ方向に窓が5段映っているのが 画A↑イラストの正面右の窓一列です。 また、このレオ4話の撮影直後に東洋拓殖ビルは解体されています。 *レオの4話上のカットでもMACなどが映らないのですが A48話ではモブ(群衆)シーンは、この場所で撮影して居ないのと 作品頭(*準備期間)にモブシーンを、貯め撮る事が多いので このカットはレオ時期の可能性が高いカットだと思います。 逆に、違う丸の内のカットが、L4話に入り込んでますが 其方はA時のバンクと思われます。 *準備予算が在るのとキャストが決まる前や、防衛隊の衣装・車が 完成する前に撮影出来るスケジュール的なメリットが在る。
図2(72-74年初)
■東洋拓殖ビル ■東電本社 ■東電別館 ■東京生命ビル *ビル名は年代や入居会社で地図記載などに変更が在るので 詳細は↓に記載します。
北斗がタックガンを構える角は図2●の水色の東電別館右下で 図2●方向を向いています。
タックパンサーを停めた壁(左)も、黄緑の東京生命ビルで 図2●から図2●方向を撮影しています。
東洋拓殖ビル
竣工・大正14年、設計・木子幸三郎、野村一郎
主に東洋拓殖株式会社が使用したビルで、終戦後GHQによる整理を受け 昭和24年大蔵省の外局として国税庁が同ビルに設置される。 簡単に言えば国有の建物で、海上保安庁の水路部1972年12月まで 入っていましたので、ウルトラマンA48話は、放送が73年3月2日なので 早くても73年1月の撮影と考えられるので、撮影時には 空ビルだったと思われます。また名称も撮影時には無いに近く 元・東洋拓殖ビルなどと呼ばれていたので、このページの名称としました。 其の後、第一勧銀に払い下げ74年に解体、土地は現在はみずほ銀行の一部分。
東京生命(本社)ビル
元は・昭和4年竣工の仁壽生命本店(本社)ビル 設計・関根要太郎(関根建築事務所) 仁寿生命後のメインは>野村生命館>米軍宿舎(GHQ野村ホテル) 東京生命と替わり80年代後半に解体 現在は、内幸町ホール(東電別館敷地)が入居する 1989年完成の第一ホテルアネックス(内幸町平和ビル)が建っています。
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