TAC ・ファルコンの研究室

★光跡

タック・ファルコン

タックファルコンのプロップは主に2種(サイズ)が使用されています。


この2種の違い・比率をメインに、タックファルコンについて記載します。
先端のアンテナは修理でも異なり、飛行時には解り難い事からサイズの感覚的に除外したcmを記載しますので、アンテナまで入れると更に大きい(長い)プロップです。 *左右は進行方向で記載します。

 各部名称(記載用)

主翼前部分のボディ上方ダクトを前ダクト、主翼後方のダクトを
後方ダクトと記載します。
コックピット後方の突起を第二アンテナと記載します。

画1の2つのパーツを*円形ダクトと記載します。
画1前小翼、後方の2つの青い斜めの翼V翼と記載します。


*デザイン画では前後方向にスリッドが書かれている為。

■タックファルコン(大サイズ・約170cm)

画1

デザイン画よりも、大きく広い主翼がある大プロップの
タックファルコン。
の前翼の後方辺はボディに垂直では無く
やや斜めで、矢印的に着いています。

コックピットも当初から前半分だけが窓になり、後方の
半分はシルバーに塗装され塞がれています。画5
パーツとしては凸型に、コックピット後方に残ります。
デザイン画に近い円形ダクトですが、凸モールドの
楕円の穴になっています。

画2

主翼ボディに着いている位置が小プロップよりも
高い位置にあります。

ボディの厚み(高さ)から前からだと正方形に近く、ボディ前に第二アンテナ前の
下側に段差画2部分)があり、前小翼の間(2)に繋ぎ目があります。

主翼の横幅も長く厚みも在り、ボディ接合部が高い位置から左右に伸びています。
主翼ミサイル発射口(4つの四角)が、後からハメ込まれている為に
ボディ側に隙間がり、主翼外側のアール(画2■)が厚身があるのも特徴です。


またミサイル発射口の外側は空洞でしたが、撮影時に簡易的に塞いでいます。
全体的に主翼ボディ比で、広い(大きい)のも特徴です。

主翼上の垂直翼が前方向に着いていて、横から見ると後方が斜め下がりになっていて
後方にバタフライ可動溝のモールドにあります。画2

前ダクトの高さも高く中も深い、ダクト内の4つの区分壁は小サイズよりも
逆に比率的に厚みがなく薄いくなっています。

第二アンテナの塗装が光沢のあるシルバ―なので初期はピカピカです。

*コックピットの前部分のボディとパーツの間に隙間があります。
*コックピットパーツは両方外れ、隊員人形を乗せたり外したりしています。

後方V翼は小サイズの90度よりも外側に開いていて、ボディ結合部分
ストレートな感じに見える処理がされています。

円形ダクトは前後方向に、やや長い楕円でデザイン画に近い形状です。

TACのマーク青バージョンに「*TAC」文字がシルバー。
*TAC文字はイエローが多く、メカにはシルバー文字が使われている事が在るので
初期(特撮が撮影先行)はイエローでは無かったと思われます。

ボディをカットすると断面が正方形に近いボディの高さが
在るのも大プロップ特調なので画2のアールが上に
せり上がった印象になっています
 

■最大メカ設定・全長の210m 

画3

210m40mエースが持っても~てるやん?
エース超巨大化したのか?(^^:

全幅103.5mだと、コックピットの幅が仮に10m
だとしても、左右の主翼外側までに45m以上が
無いと成立しない… 45m幅>エースの身長

この設定は…今後のウルトラマンファン
為にも、何処かで修正して欲しい問題です。(^^:

画4

サイズと遠近感が…複雑すぎるTAC基地内
格納庫・・・
奥が大プロップのタックファルコン
手前が小プロップのタックファルコン
これも、ネーミングから来る
3ショット。

タックファルコンは、ウルトラマンシリーズで最大設定のメカで
全長の210m、全幅 103.5mと言う巨大な設定で
その大きさで重量 50,000tなのに、最高速度マッハ6.6と言う怪物メカです。

ウルトラマンエース身長40m5倍以上なのに
巨大な機体に乗れるのは、乗員5名(最大6名)と言う…搭乗スペースの無い
機体になっています。

ウルトラマンタロウZATの大型飛行メカ、スカイホエールでも
全長60mしかありません。

戦闘機としても、小回りは利きませんし…
波動砲のような武器が在るわけでもなく着陸スペースも大変です。

プロップの操演としても大変ですが、超獣(怪獣)1フレーム
入る時は大サイズ約170cmを飛ばしている事が、初期には多いですが
なんとか超獣の前を横切るような飛行で、特別な操演は出来ませんでした。

ウルトラマンエースが、5倍以上の機体を持ってしまう(^^:場面
本来なら、せめて大サイズ約170cmを持たせたいところですが…
等身に近い為に持たすことが出来ずに、エースが持っている
タックファルコンは、小サイズ約120cmプロップです。画3

タック基地内部でも、タックファルコンの横にタックスペース
並んでいる*が在りますけども、全長15mタックスペースなのに
タックスペースが巨大に見えるか? タックファルコンが小さく見えるか?
何方側から見るかなのですけども、どう観ても設定サイズの「差」は在りません。

とても、タックアローを収容出来るとは思えません。。。

*画4・奥にタックファルコン、手前にタックスペース、その手前に
もう1機のタックファルコンが映るモノは、大サイズ手前小サイズ
タックファルコンのプロップです。

なぜ?このような設定サイズになってしまったのか?については
「設定サイズとネーミング」の項目にて

画5

画6

タックファルコンプロップのコックピット画5は、俳優が乗るセットの都合から
柱が在る分割に変更され前方向だけになり、後方の半分はシルバーに塗られ
塞がれます。
デザイン画では他のタックアローや、タックスペースなども
同じくクロスのフレームの無いコックピットとして描かれています。

タックファルコンの大・小プロップボディを前から見た断面としては画6の右の
正方形に近い大サイズ画6左と、長方形の小サイズと言う形状画6右
後方のV翼の角度は、大サイズが開き、小サイズは90度に近く立っています。

■タックファルコン(小サイズ・約120cm)

 

画7

主翼が小さく、コックピット後方の
青ライン二股が細いのが特徴です。

プロップの資料写真は、この小サイズが
多く撮影されているので、最初期は
大プロップからのイラストなどが多く
ウルトラAからウルトラマンAになると
小サイズを参考にしたと思われる画に
シフトしています。

画8

ボディ先端から下側平らな形状画8
画8から後方も、下部分が無いような
ボディ形状です。
玩具などのタックファルコンの形状は
先端部分は、小サイズで造形されたモノが多い。

画8メインエンジンのブロック
サイドからの長さや形状が異なります
けども、修復しているポイントなので
初期とでも少し異なります。

後ダクト画8部分は前側よりも高さが
無くて低い段差になっています。

主翼ミサイル発射口下側に隙間
在るのも小サイズの特調で、発射口
4列は主翼内部の上から吊るした形状です。

小サイズの特調は、大のボディより薄く断面的長方形です。(高さがない)画6

主翼の横幅も短く、ボディ接合部が低い位置から左右に伸びています。画8
ボディ断面が長方形なので、ボディの下が無いからとも言えます。

大サイズの主翼の最も外側のアール部分の厚みはありません。
全体的な主翼も、大サイズとの比較で面積が無く1周り小さく
外側幅サイズも比率で短くなっています。画7

主翼上の垂直翼は、大よりも前に着いていて、上方向に長くなっています。
後方のバタフライ可動溝は小サイズにはありません。画7・8・大画2

先端のアンテナは修復での変更は在りますが、大サイズとの比較的に
長めのアンテナが装着されています。画7

先端のアンテナ後の、ボディ上部の青いライン前側が少し右にズレていて
シリーズ中、変らずズレたままです。画7
その後ろのコックピット後方の青いラインも、第二アンテナまでが
大サイズとの比較で太く書かれていて、第二アンテナの後方で
二股にアールしている部分は、逆に大プロップよりも細い青ラインです。画7

その青ラインから前ダクトまでのボディ上面が後方に向かって
少し斜めに上がっているのも、大プロップとの違いです。画8■

また前ダクト上からボディサイドに折れた青いライン
後方に向かって広い(太い)のも小サイズ隠れた特調です。

コックピット部分のボディからの高さ(盛り上がり)も
大サイズより低く、比較するとペッタンコな印象になります。

後方V翼は90度に近く、大サイズよりも立っているので様々な角度で
異なった見え方をするので、サイドからも異なった形に見えます。画8

円形ダクトは長い楕円の大サイズに対して、略正円です。画7

TACのマーク緑バージョンに「*TAC」文字がイエローが殆どです。
*TAC文字はイエローが多く、メカにはシルバーが使われている事が在るので
初期(特撮が撮影先行)はイエローでは無かったと思われます。

前翼の後方はボディ垂直で、大サイズのように斜めでは無く
左右方向にも短く、翼としても小さい前翼になっています。画7
*厳密に言うと左側の外側のみやや斜めです。

前翼のボディへの装着位置もに位置しています。画8
*これもボディ下部分が無いとも言えます。

後方のシルバーのボディと、黒いエンジン部分の境の下方のアールが
小サイズの方が、急なアールで丸い印象になっています。画8

設定サイズとネーミングの変更ねじれ

 

     

画9

宇宙路線キープ時期の為に宇宙背景で
描かれたタックファルコン(スペース)
のボディは下側が厚い大プロップ
参考にしているのが解ります。

画10

青ラインメカダックビル・万能タンク
を活かしたイラスト

画4

タック「スペース」3機?を並べたら…

タックファルコンスペース
サイズが、ねじれたまま描かれた
パッケージイラストも初期には
見られました。

ファルコンとは、「はやぶさ」の事です。

TACは、後のZATのように動物に関する名前をメカに着ける予定で
パンサー、ダッグ、ファルコン、*ドルフィンが使用されています。
*ドルフィンは歌詞、設定のみで未登場。

勿論、はやぶさ宇宙を飛びません(^^:

そして、タックスペースは…何故か宇宙は、まったく飛びません(^^:

ウルトラセブンでも企画~撮影段階での宇宙路線撤退で
ホーク4号が、*ホーク3号に替えられように

TACも、宇宙路線を直前で撤退した事から、プロップは出来ていたので
青いラインの宇宙メカ、と赤いラインの地球メカが混在して
地上で使用する事になります。
*旧ホーク3号はステーションホーク(ロケット型)として後に
使用しないとならない程、大きなプロップやMAX号観測用ロケットの
俳優用のセットも製作された。

仮に宇宙路線も映像化されていた場合、タックファルコン
タックスペースでした。画9
ダックビル宇宙でも活躍する万能タンクというメモ書きや
そこからのイラストなどが雑誌や玩具などに残ります。画10

逆に言えばタックスペースは、元々宇宙には行かない
タックファルコンと言う戦闘機で

動物の名前でも無いタックアローは、ドルフィン号でした。

●ドルフィン号について>

ネーミングの変更ねじれから、基地内に何故かタックファルコン
タックスペース並んでいますけども…画4

完成映像からすると、タックスペースは何故か?水中から発進しています。

それも、元々はMJ号のリベンジを兼ねて大プロップの水面からの
大迫力の発進を考案していたようで、その為に水の抵抗にならないように
主翼の前方向から後方に水が抜ける作りにしていました。

ですが、その画は何故か?タックスペース水中から飛んで
宇宙には行かない…変わったネーミング発進になっています。

宇宙路線も映像化されていた場合の搭載機は、タックスファルコン
言う名前のタックスペースだったのかもしれません。

スペースの名前の母艦は、UGMスペースマミーがリベンジするまで
スカイホエールZAT(宇宙警備隊)の撤退や、MACマッキー1号
登場が殆ど無く終わったレオでも、叶わない大きな壁の1つでした。

     

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