旧・杉並公会堂 

*2003年に、この建物は取壊されて新しい建物になっています。  

光跡★

ウルトラマン

ウルトラマン前夜祭・ウルトラマン誕生!
公開録画(収録)が、行われた所です。
同TBSの公開放送でも多用された会場で
8時だよ!全員集合でも使用されました。

数年前から取壊しや改築案などがあり
の写真時は既に、老朽化が進んでいる建物ですけども
「光跡」としては、外せないウルトラマンが誕生した場所です。
*2003年・写真の建物は取り壊されました。

ウルトラマンの制作ストック分が足りないのと
放送1話が(制作1話ではない)間に合わない事が予想され
急遽制作された舞台劇で、7月9日のイベントを
録画した作品。
1966年7月10日、夜7:00に放送しています。
脚本・金城哲夫 演出・実相寺昭雄

ビデオも長く販売され、ウルトラマンのLDBOXの
特典映像にもなっているので、現在でもタケダの
ハイシーAのCMなどが、貴重なウルトラマンの
予告編と共に見る事ができます。

舞台でのハプニング
舞台でのハプニングに、実相寺さんは頭を抱えて
実家に帰ったとの事ですが、視聴率は30%超えてしまいます。
怪獣の出ないあけてくれ!を放送せずに
この番組を放送した判断は、間違いでもなく・・・
子供達の関心は、怪獣と謎に包まれたウルトラマンに集中
画面で動くだけでも、くらいついて見ていて
舞台を直接見た子供より、トラブル部分に差し込まれた
あがってた分の映像も、素晴らしい予告でした。
前後の話が無くても 逆に怪獣の映像はサービスに
成っていたのかもしれません。

実際は、ウルトラマン登場後、階段を降りた少し後と
怪獣と格闘後に、マシンの中にウルトラマンが消えた後
ネロンガなどのフィルム映像に切り替わり
フィルム映像後には、舞台での紹介へと変わっていて
ウルトラマンが飛ぶ場面が、失敗してカットになっています。

さらに、アラシ隊員はシルバーヨードの企画が
まだ残っていたのか?スペシュウム光線「吐く」
言っていて、ハヤタ(黒部)隊員が言い直します。


ウルトラファイト同様、子供の視点は大人の
カッコのいい体制などを飛び越えて、怪獣そのものに注がれ
バルタンレッドキングの動く姿に
大興奮な様子は、画面からもよく解ります。
結果、怪獣ブームの橋渡しを果した宣伝番組としても
ウルトラ作戦第一号34%と、大成功に導いた番組です。
有名なエラーとしては、アントラーの着ぐるみは
背中にあるはずのチャックがお腹にあった為、このイベントでは
背中とお腹を
逆に着たまま出演してしまっています。

出演・キャスト

モンスター博士> 田中明夫
番人たち>伊藤素道とリリオリズムエアーズ
泥棒たち(忍者)> ナンセンストリオ
(江口明/岸野猛/前田隣)
科学特捜隊/ホシノくん>レギュラーメンバー
円谷英二(客席から登場)

音楽・宮内國郎

脚本・金城哲夫

協力・円谷プロ

制作・TBS

キャプテンへのバトンタッチ

ウルトラマン前夜祭にくらべると、あまり知られていませんが
ウルトラマンから続く、
キャプテンウルトラの引継ぎ公開イベントも
 この同・杉並公会堂で行われました。

キャプテンウルトラ役の中田博久さんと
ウルトラマンを演じた古谷敏さんが握手しています。
*引継ぎパーティーはTBS本社開催されました。

昭和32年1957年に開館03年壊 現在は新公会堂が建つ
杉並区上荻1-23-15 
JR中央線/地下鉄丸ノ内線荻窪駅下車
北口徒歩約5分

後に、ギャンゴがこの前で横断旗を持って女の子と渡る
交通安全の運動のスチールがあります。

*当時は杉並公会堂前に歩道橋が無かった。

1966年7月10日のラテ欄

前週の一応の最終回、ウルトラQ206便消滅すの同枠
タケダアワーで、ウルトラマン誕生が放送されました。
出演者よりも、ラテ欄トップには円谷英二の名前があります。
7:30からは、ウルトラQ依頼のコンビオバケのQ太郎
ウルトラマンでも引き続き放送、Q、マン時期のオバQ
ウルトラセブンパーマンは、円谷プロと藤子不二雄原作の
作品が見れる枠として、子供達には強烈に残る時間帯でした。
面白いのは、同じ7時の*日本テレビの枠に、この日始った
新番組大爆笑に、同じウルトラマン前夜祭の出演者
ナンセンストリオが主演してしまっています。
*関東では4.6.8.10.12と民放のチャンネルが並んでいます。

TBS4:30の*エイトマンは、映画とありますが、この時期は
アニメ(まんが映画)や、特撮などドラマ形式のフィルムで
撮影された作品には、映画と記載されたモノがある為で
今の劇場版の意味ではありません。

フジテレビ6時枠は、中山昭二さんも出演の新忍者部隊月光
カラー作品のバットマンが放映 S44年10月からは
今も続くサザエさんの枠なだけに、44年以後の産まれの方には
違和感があるかもしれません?
*エイトマンは原作漫画8マンをTBSが放送する為カタカナに変更。

さらに、TBS8時枠中日対巨人*雨天中止の番組には
空の大怪獣ラドンが用意されているのが面白い。
*業界用語でカラカサ番組と言います。

1966年7月17日

翌週ウルトラ作戦第1号放映。
オバQの後、8時枠には泣いてたまるかの*渥美清版が
オンエアの日(週)、日本テレビの7:30は巨人対*サンケイ
この頃は土日は巨人戦でも、昼の試合が多く、今はまず無い
*ダブルヘッダーでナイターがある日も、今より放映開始時間が
遅く、ウルトラマンウルトラセブンの放送には影響が無かった。

*ダブルヘッダー1日に昼と夜2試合同カードをやる事。
*サンケイ鉄腕アトムの人気から、65年まで続いていた
サンケイスワローズは、この66年からサンケイアトムズに改名
74年のヤクルトスワローズまでアトムの名前が付いていました。
サンケイアトムズ~68.アトムズ~69.ヤクルトアトムズ~73.

*泣いてたまるかは、この時期は特番や野球を入れての
1週置きの放送で、制作が追いつかない様子が解ります。
のちに青島幸男版との週代わりとなる、2種あるのは有名ですが
セブンの頃は中村賀津雄版と、渥美清版が週代わりになります。
1話完結ドラマで、おお怪獣日本一や、成田デザインの
怪獣ナキラが登場する事でも、ウルトラファンに有名な番組です。

         

   

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