ウルトラマン
10話・謎の恐竜基地
北山湖(一碧湖)の調査が白と出たので、特別休暇をもらい イデ、アラシ、ハヤタが宿泊するホテルです。 当時の名前が下田温泉ホテルと言いました。 10・11話の同時撮影のタイアップで、ほぼ同じ位置図1●からの 昼と夜のカットが在ります。 Qちゃんは、照明はイデ・女性記者のシーンも*擬似夜景ですし 場所的にも、電源車を用意して無いと思ったので ホテル側のPRフィルムだと思っていましたが? *合成で処理しているカットだそうで、フレーム的に直線の多いアングル なのが解りました(^^; *昼の撮影なのに暗く撮って夜に見せる事。 *昼に撮影した建物をカメラを固定したまま、巻き戻して夜にもう1度 撮影すると夜空が黒バックの役割をして、ネオンや光の部分を合成でき 玄関などの人や車などの動くものを排除する必要できるサイズ(画)が必要。
★ 当時は建物に赤茶の板(画A赤部分)が横に貼ってありました。 *画A↓>の赤ラインはQちゃんの合成。
画A カメラが寄ると、空いた窓からホテル内のシャワーのシーンに行くので 科特隊の3人は、作中的には4階の角部屋に泊った事になります。
アラシ隊員がブレザーで、豪華な食事をしていたのは ホテルの海側テラスの芝生です。図1● 当時の蝮(石井)さんは、スリムなのですが、このカットの影響から 歴代の隊員に太目で大食いなキャラが、アニメにまで防衛隊員の1人に 多く設定される事になります。
06年★ 06年時は遊歩道になっていましたが、16年に訪れると 遊歩道と言うよりも、緑芝のスペースという感じになっていました。 また、同11話で古谷さん演じるホテルマンの居た吹抜けは写真右手前の 白枠の窓部分に位置しますので、距離的に凄く近いポイントです。
ホテル内のシーンで、ウルトラマンを演じた古谷敏さんが ホテルの遊戯室係で出演してるシーンが在ります。 当時、流行っていたスロット・カーをコースに戻し 林カメラマン(岡村春彦)に、久保記者(谷育子)の事を 聴かれる場面です。 *ホテルのボーイとの記載も在り、どちらでも良いようですが 正しくは遊戯室係だそうです。
上↑のシーンは1966年7月16日に撮影され、50年後に同じ場所に 古谷さんが、Qちゃんやファンの方と訪れた引きの吹抜けと解る写真です。 今は、応接室のような感じでソファが並べられていますが、1段低いフロアは 当時と同じだそうで、林カメラマンが来るのも左なのが合います。(右は窓) 作品的には、夜のシーンですけども実際の撮影は昼間だそうで、吹抜けなので 大きい窓(★↑右)を、全部黒い幕で覆って撮影したそうです。
カンの良い人は気ずいたかもですが?↑の右に半分見える柱が 当時は四角(平面)ですが、円柱になっています。 質感はサイズ的に解らないかもですが?新しい円柱が白い ピカピカのペイントで、ベージュに見える梁が当時からのモノです。 フィルムの場合は、光源(太陽・ライト)で、フィルムの種類も違うので 写真↑右からの太陽光を遮断する必要が在るのは解りますが 当時のテレビ映画時代ならではの本編(劇場映画)寄りの制作方法が まだウルトラマンでは残っている1つで、後のシリーズやTVドラマでは 大きな面を全部覆うような事は、CM以外では出来なくなっています。
2階までの吹抜け部分にだけ、白円柱が見られるので 細い四角を、大きい丸で包み込んだ補強のようです。 現在はゲーム機は、新しいモノですが2階に並んでいます。 写真はゲーム機が並ぶ裏の2階までの吹抜けと柱が解る写真です。
遊戯係に*聴いてから来るカウンターバーは、この辺りだったようですが 今は、カウンター他、リフォームされています。 *聴いていますが、アフレコは無くレーシングカーの音で 略されていますけども、スロットルカーの音ではありません(^^:
林カメラマンが、久保記者を探しに来て誰も居ないで出る 奥に彫刻の在る1階(吹抜けじゃない)応接室は 上↑のカウンターの前だったようです(^^: ここも動きとしては、下手から来て下手に出ているのも 右の上手側が窓(外)だからです。
|
ウルトラマン
11話・宇宙から来た暴れん坊
不思議な石を手に入れた鬼田が潜伏し等身大のギャンゴが イタズラして廻ったホテルの撮影にも使用されています。 作品的には熱海の後楽園辺りから撮影した街の全景が入るので 熱海と思われてる方も多いですけども、作品では伊豆の温泉街と 言うだけで具体例は無く、撮影的にはこの下田のホテルです。
ギャンゴが等身大で現れる部屋も、同・ホテルで窓外が山なので 図01上方向ですから、10話の科特隊が使用した部屋や 外からのズームで寄る部屋も、同じかもしれません。
図1■★ プール図1青い■でのカメラマンを驚かす場面も撮影されています。 プールはホテルの斜めに延びた1階建て部分脇にありましたが 06年時には平地になっていて、駐車場として使用されていました。
▲
プールのシーンの背景にホテル側面が映ります。 このプール(水)での等身の撮影がギャンゴの巨大化との 違いを産んだ要因の1つだと思います。
図1(66年・当時)
図2(06年~)
図1●の赤線内はプールが在った時は、飲物や軽食を食べるような エリアで、↑★の建物の延長に在った、屋根と柱に柵が在るだけの …駅のホームのような感じで、建物では在りませんでした。 そのエリアへの玄関ホールからのアプローチ(渡り廊下)も同じく プールと共に無くなっていますけども、作中でストライプシャツの カメラマン後ろに見える石垣部分延長は、カットされた建物側にも 残っています。*直接的な辺(延長)は↑★の左なんですがクルマが 毎度停まっていて、引きで撮れないのでカット部分右を撮ったのが 上の写真です。
テレフレ☆タイアップ
撮影用語でテレフレ>TVのオンエアで見えるフレームサイズ。 カメラのファインダーで除いたフレームと フィルムに焼き付けられるフレームと、放送で見える誤差から 出来た言葉で、TVモニターでも違いがあります。 タイアップカットの下田温泉ホテルの文字も、DVDでも モニターで違いが在ります。
同じDVDでもPCで見れば文字が切れない方もいると思いますが 昔のブラウン管では残念ながら若干「下」の文字が切れています。 ビデオ時代になると、このテレフレ確認は比較的簡単になり 今はフィルムでも、モニタリング出来ますが、 当時は、まだこの誤差がハッキリしていなくて出来るだけ 建物も立派に見え文字が大きく読めるようにした結果 テレフレで切れてしまいました。 ちなみに、このタイアップは経理の野口氏の光跡です♪
ギャンゴの巨大化 ギャンゴが強大化するミニチュア石膏ビルの画面では しゃがんでいて立ち上がり、壊せるサイズの物が使用され その上手(右)側に画Aのような赤いライン(木板)の入った ミニチュアビルが置かれています。 この赤ラインの下田ホテルに見立てたビルも 石膏で発注され>壊す事からも、巨大化の方法が 合成などで巨大化して現れるような構想が ビルが単純な面構成だけで、本物との 造型差からも解りますが 合成の時間などが無い為に、隠れ置いて 立ち上がり>壊すだけに変更したようです。
不思議な石(玉)からしたら、合成の巨大化が 見たかった気がしますが、ギャンゴの性格?的には 隠れてるだけの案も、キャラにピッタリです♪
伊藤園ホテル(栄岬)
ウルトラファンは、下田に行ったら是非泊まって下さい~☆
静岡県下田市武ガ浜6-12
SIMODA ONSEN伊東園ホテル
|