画B1
シーリーズ最高の発進 カットは、CGでも 大変なギミック満載です。
画B2
レール・台車上は90cmモデルで このカットは120cmモデルを 短いレンズで撮影しています。
画B3
乗せてみて、撮ってみたのだと 思われますが、使われなかった アングルで、前方向に エレベーター筒のカメラ引き エリアが在るのが解ります。
画B4 飛び交うZATメカの操演 カットは圧巻で 何回のテストと 何テークでOKになったのか 怖いくらいスゴイ アナログ特撮です。
3方向にホエール、コンドル スワローが同サイズで付属 しています。 ZAT基地は各メーカーから 多種・多色のバージョンが 多数販売・商品化され 予想外に売れた為に MACの基地に繋がります。 上はタケミ製
|
■オープニングのスカイホエール
*ZAT基地については、あまり深く触れませんが(^^: 設定上、地下に格納されたメカを中央エレベーターで リフトUPしてZATの飛行機を発進させる事になっています。
大型のスカイホエールも、同じく中央エレベーターを上がり発進します。 *発進させる円盤状の部分をZAT基地と記載します。
左の画B1はスワローとコンドル1号が、リフトUPしながら ターンテーブルで、2機が回転する凝りすぎなくらいの発進する凄い描写です。
で、設定サイズを見てみると2機は
コンドル1号:全長20m スーパースワロー:全長19m
約20mですから、画B1のエレベーターのサイズは多く見ても 50mの直径しかありません。。。
そこでオープニングを、よく見るとスカイホエールは 格納庫の扉が開き、レールを進んで中央エレベーターに乗ります・・・
と、ココで、スワローとコンドル1号の後、*アンドロメダ *ベルミダー二世、*アイアンフイッシュが映り スカイホエールのリフトUPは、前からと後から画B2が 使われるだけで、真上からの映像は使われていません。 *3機のバックは全て同じなので、プロップサイズ比が解る。
使われてないのは、明確にスカイホエールが スワローとコンドル1号との設定比で、同エレベーターに乗らないのが解るからで 画B3のスチールには、スワローとコンドル1号と同じ真上からの 写真が残されていて、画B3のホエールの前左と、主翼と尾翼の間(やや右)に スワローとコンドル1号のターンテーブルが見えます。
ですが…コレだと、スカイホエールは50m程の機体になって しまう為に、この真上からのアングルは使用されません。
●スカイホエールの発進!?
画B4のように、スカイホエールもZAT基地から発進して行きます。
ZAT基地のプロップは、発信口と思える部分は…実は1つしか無いので スワローとコンドル1号が、真逆に発信する内部セットの画は 基地のプロップ的には…不可能になっています(^^:
発進口の数は別にして、スカイホエールが出てくる場所は スカイホエール側からすると、幅が54mなので…それ以上無いと出れないので ZAT基地のサイズは、直径200m級になってしまいます。
つまり、まだ当時無い…60階建てビルを横にしたサイズで無いと スカイホエールを発進させる事が出来ないサイズなので基地の高さとも合いません(^^:
コレにも気ずいて、オープニングラストに ZAT基地から出てくるように*見えるスカイホエールは 小型の45cmクラスのプロップを作り、スモークの遠近感で 特撮としてのリアル感を保つことに成功しています。 *実際には発信口の下側からカメラ側に向かって来ていて ホーク1号のように、少し沈んでから前に出てる動きを イメージしてるのかもしれませんけども ピアノ線的には、発進口より低い場所から出てきています。
ZAT基地のプロップは1種で、突起が多いので難しいですが 円形部分で言うと、約120cm程のサイズなので 1フレームに対応する為に、小型のスカイホエールが必要でした。
ただ、その前にZAT基地の中央エレベーターの円柱サイズは 外から見ると、発信口より細い問題があるのですけども…(^^:
また基地は当時初のウルトラシリーで初の商品化になりますが 発進ゲートは3方向に作られ…ZAT基地のプロップと異なるのは 玩具なのでいいのですけども、真逆の180度に発進する事が プロップを参考にした分、再現出来ていないギミック部分でした。
■サイズの創意工夫 ZATメカは、サイズ表現に気を配っているのが解るカットが沢山あります。 スカイホエールも、コンドルやスワローと飛行する時は コンドルやスワローが3分の1の全長になるプロップを使用するようにしています。
シリーズが進むと、機体の修復が間に合わないのか 2分の1サイズとのでの飛行も見られますけども 撮り方や操演などで、サイズ表現に気を配っているのは 解りますので、子供目線では…違和感なく見れたと思います。
|