MATメカ研究室

★光跡

MATアロー1号

長15m 幅14m 重15t

MATアロー1号・アロー(矢)は、初代マンの体模様から
取り入れられて来たモチーフで、科特隊三角ビートルを
さらに現代機的な、戦闘機としてデザインされています。

ビートルのフラシュミサイルや、Uホークの光線などデザイン的には
後着け的な攻撃ギミックも、MATはデザインから
主翼に砲を装備したり、着陸脚などを設定>造型しています。

コックピットはナビと左右に段が着いた並びで、やや斜めに座る
シートで、完全に撮影上の俳優さんの顔出しの問題から
逆算してデザインされたコックピットセットです。
風防(キャノピー)のアクリルは高価なのもあり、以後の2期の
防衛隊のメカにも、そのまま使用されます。
設定的には、灯台下の建物部分から発進する事になっています。
画がタイトで子供の頃は、どこだかよく解りませんでしたが(^^;

1号の航空灯

    

MATアロー1号の大プロップには、一応*航空灯が
着いていますので、解りやすいように上左のモノクロの画
説明すると、左主翼前方に赤いランプ、右に緑のランプ
パーツ的には、ラインからハミ出して着いています。
尾翼の上部前側にも(上の右・本来は点滅灯)
赤いランプがあります。そのすぐ後ろの突起は
操演用パーツで、前のアンテナ付け根と主翼の左右4本で
吊っています。
。中・小サイズの1号には航空灯は無し。
*航空灯的のは左右の色など、現実に近いものを着けて
いますが、角度や他のランプなど規定通りではありません。

MATアロー1号・隊長機

4話に登場する隊長機です。マークとしては真横や正面・後からの
判別が付かなく、速度や作戦中に判別可能だったかは難しい(^^;
マーチャン的にも商品化には、当時はならない存在でした。
隊長機が種類的に商品化されるのはティガまで待つ事になります。

MATアロー2号

長14m 幅13.2m 重13t

MATアロー2号 1号に対して単座で長距離飛行に使用されるように
設定され、前半では設定通り描かれますが、後半はあまり出ないか
とくに2号としての意味は無く少し影が薄いメカでした。

9話の郷が造る模型や、22話の伊吹隊長の登場では
目立っているので、形の特徴からも、出演%よりは人気です。
1号の下部と逆に、上からはMATのマークが無く
どこの機体か解らない。

本来は下部分の主翼円形部分が開き、ホバーでの垂直降下などが
設定されたようですが、急遽放送が決まった準備不足からも
それらのバンクカットの撮影が間に合わず、残念ながら画面では
オミットされています。
2号の発進は、岬の崖が開いて発進する事になっていますが
これも画では、よく解りません(^^;

ミニチュアサイズによっては、横からのシルエットが、かなり違う事や
放映前のスチールにはコックピット後ろの赤いラインがありません。
後部下の垂直翼外側が、赤じゃ無いものも見れる事からも
MATアロー
1号の予備デザインから急遽登場させた感があります。

2号の航空灯

 

MATアロー2号は、大と中サイズのプロップにも
航空灯が着いています。
左右主翼には、1号と同じく左が赤ランプ、右が
クリアパーツの中にあり(上右上画)空力的な
障害にもなっていません。大・中の作りとも、ほぼ同じで
大は中に四角い黒い穴が見えて、クリアパーツ側の
銀のフレームに若干違いがあるくらいです。
コックピット後方のセンターにある赤いランプ
上画下の左側が大で、右が中サイズ(右がリア)ですが
()型の上にランプがあり、大サイズの方が後方に
少し長く高さがあります。

MATアロー2号・隊長機

22話にのみ登場した1:20サイズ隊長機です。
1:20サイズはゴキネズラと絡むサイズとして、2号から
改造されています。
後部垂直翼のMATマークが無く、2本のイエローラインのみで
ミサイルも銀に先端が白のモノを装備しているます。

1:20より大きなサイズで、ミサイル発射用に改造されています。
カメラサイズの問題から後部マークの部分が映らないはずだった*
のでしょうが、画面では後部もフレームインしていて
MATマークが映ってしまっています。
ミサイルも、かなり1:20サイズと違う型と色のタイプです。

*特撮研究所・ミニチュア参照

 

MATジャイロ

長13m 幅16.4m 重3t

当初は、もっとヘリコプター的なデザインが予定されていて
オープニングの影絵にも間に合っていない機体で
ウルトラシリーズでも異色のデザインですが、人気があるメカです。
輸送や偵察などと言う使い分けだったようですけども、1クール後半
くらいから、攻撃にも1.2号と同じ速度や火力で登場しています。(^^;
2号のコックピットセット(役者側)を、組むより間違いがなく
登場人数的には楽だったようですが、もう少し各機体が特徴ある
活躍があればよかったと思います…
基地からの発進も、海上に出るドームが開いて発進する
設定ですが、ドームは確認出来ますけども
ドームのせり上がりや、開く描写が欲しかった所です。

ジャイロの航空灯

 

ジャイロの航空灯は、主ローターのフレーム外側前方の
左右に、規定通り左が赤右が緑のランプが着いています。
後方のローター上部にも、赤ランプが着いていますが
中サイズのプロップも、大と同じ電球なので、比率的には
大きく、特に後方の赤は目立ちます(^^;

MATジャイロ(隊長機/右)

 

9話にのみ登場する機体です。横からのラインがが黄色に
変更されただけで、各隊長機もドラマ部分との編集の
合わせが難しく、結局各1回ずつの登場に終わります。
勿論、コレら隊長機は、この時期の
マーチャンの為に
ウルトラセブンより
メカの数が用意出来なかった
カバー案でもありますが
当時の画面で子供が気ずくほどの
違いは無く商品展開できませんでした。
*37話でも台詞上は隊長機とあり、ジャイロが登場しますが

赤の通常カラーの機体でした。

スペースアロー

長15m 幅?m 重18t

29話にのみ登場する機体です。
すでに話数が進み、発進やバンクカットでその役割を
ほとんど終えた使用度が少ない、大きいサイズの
MATアロー1号が改造されています。
この話は劇場公開も決まっていたのと、宇宙なのも
サイズの理由としては考えられます。
コックピットサイドの丸窓は、アロー1号のデザイン画に
あったものが再現されています。
フロント改造部分が白いのは、狙いなのか?塗り残しなのか?と
言われますが白でいいと思いますが
確かにサーフェース(下地塗装)状態にも見える
薄い塗装でムラがあります(^^
; 

MATステーション

18話でベムスターに飲み込まれるので有名なステーションです。
ウルトラマンやセブンのような、未来的なデザインではなく
設定的にも、デザインも、当時の予想画に近いデザインで
隊長の交代劇など、台詞的には登場しますが
活躍は無いまま存在感は薄いです。(^^;
ベムスターのサイズを基準にして比較すると
かなり小さいサイズと言えます。
逆に言えば、ベムスターが大き過ぎるとも言えます(^^;

MATビハイクル

V-01型

1話と写真に登場する車体です。ベース車のコスモスポーツ
としては、前期型と呼ばれるL10Aの丸ウインカーがある
43.44年式のL10Bの後期型の初期車輌と思われます。

*後期L10Bにも丸型ウインカーやFグリル違いも少数在る。

MATカーとしては、サイドのマークが小さく赤いラインも違う。
ベース車も前期型と思いましたし、ウルトラマンの関連誌などでは
前期とされてますが、ホイールベースなどから
後期の43年型L10BでL10Aではありません。

と、言う事は細部パーツや塗装(ラインなど)やり直して
02型の1台に化けた可能性もあり、帰マンのコスモスポーツは
3台or2台と言う可能性の方が濃くなりました。
ホイールベースは、前期が2200mm後期が2350mmと
異例の15cmも伸ばした変更をしています。

  V-02型(1・2号)

ベースは後期型で、サイドのMATマークが大きくなり
ホイールも14から15にインチUPしています。
02型はFウインドセンターに車検ステッカーが無いものと
定期点検のステッカーまである2台が確認できます。
*車検ステッカーは、後に走行上問題の為か貼られるが定期点検は
無しのまま。(こちらは法的には問題ない)
↓参照(外見違い)

V-03型

03型は3クールに合わせて登場し、リアにウイングが
装備され、リアトランクMATの文字が変更されています。
フロントウインドセンターの車検ステッカーが「2」
アンテナのTOPでの固定部品も、02型は未舗装路では
振動が激しい為、黄色い別パーツに改良使用されています。

アンテナ固定部分

左01・02型まで 右03型~

 V-03B型

03型に、パトライトパラボラアンテナキャノン砲など
のオプション装備が、番組強化と車体のガタが来たからか?
着けてしまっています。
おそらく先に、検ステッカーを貼っていた未舗装路走行で
傷めた方で、いい意味で遊んでいるようです。
その最後が迷彩塗装のようです。(^^;

V-04型

32話にのみ登場。01型の改造と言われますが
後期型なのと、車検ステッカーなどからも
よく見ると03型がベースだと解ります。
後半、白に戻ると言う画面上での転回からもファンには昔から
話題になっている事ですが、この回はMATナンバー
着け忘れていて、迷彩・白共にナンバーが解りますので
上野隊員が、車とからみ迷彩が無い事からも
先に白い方(時の状態)が撮影されてるのが解ります。


ホイールと同じグリーンが塗られ、カーキ部分は貼ってると
の事です。確かに吹いていたらボカシの方がある意味
楽で効果的に見えますし、パターンからも
書いたデザインと言うよりは、斬った感じは窺えますが…
画面上からは確定できる剥がれなどは見当たりません。

 V-04B型

次の33話ともMATアローが登場しない(できない)
攻撃火力の確保に、ポインターを参考にして
急遽追加装備された小道具が、04のTOPに置かれた
30連装のランチャーです。
栄光弾が出る仕掛けで、さらに横には
未使用ですが、もっと大きいパイプが左右に2門装備されて
いますので、小型ミサイルなども発射する予定だった
のかもしれません。
せり上がりのカットがありますが、下部分の箱状部分から
伸び出ただけで、室内から伸びた訳では無いのが
よく見ると解ります。

フロントサイドのウインカーは四角ですが、オレンジでは
無くて、透明か?塗りつぶしているようです。
MATマークもないのは、私服捜査の為のカムフラージュ
なのかもですが?
怪獣には思いっきり見つかりオナラをされる事からも
あまり意味の無い迷彩だったようです。(^^;

前期L10Aと後期L10Bの外見違い

   前期      後期

劇用車なので、本来のエンジンなどは別に外観の違いを
書きます。*ベース車のメーカー変更の事。
前期左は、フロント下のダクトが狭く細いのが特徴です。
後期は吸気ダクトが大きく下にも広がり、Fウインカー下に
ブレーキダクトが左右に追加されます。
MATビハイクルはなぜか?この後期ダクトの中に
大きな黄色いフォグランプを着けてる事があります。
冷えなくなるのに?(^^;
バンパーの角に黒いガードがあるのも、大半は後期ですが
01型など移行時期には、部品細部では判別しにくい
車種も存在したようです。
後期F窓の緑■が車検ステッカーの位置で赤■が定期点検
ステッカーの位置(実際の型は赤は丸)です。
*中古車などではバンパーよりダクトが変更されてるものが多い。

   

Fミラーも、前期(上画左)は、小さく全体がメッキです。
後期は車体色が入り大きくなっています。(上が右)
ウインカーも前期はく当時のマツダのキャロルと同じ部品が
使用されていて、基本後期は四角になっています。

    セブン暗殺計画使用

情報協力  TDF特殊車輌班管理係

*実車データ     

MATジープ

8話・ゴーストロン

コスモスポーツが、あまりにスポーツカーで
未舗装路に適さない為に、Uマンやセブンのようなゲスト
扱いではなくレギュラー車輌としてMATにはジープが
使用されます。
準備時間の少なかった帰マンの特撮バンクカットが
少ない事からも、特撮での攻撃(飛行機など)より
着陸して、地上からとか、最初から地上攻撃の
量を増やしています。
=ドラマ班の量で、特撮班の時間と負担を軽減させる
意図から、ビハイクルを凌ぐ活躍を見せる事になります。


ジープは、細かくいろいろあるのですが
三菱CJ3B-J3の1961~68年の系の物がベースで
ウィリスのMBとの記載があったりしますが
MBは明らかに違います。
MATカーとしては、ラインやマークが変更されてるだけで
各話で、細部のバリエーションが確認できます。
8話でゴーストロン相手に郷が乗り回す時は
ラインが前後にあり前のセンターにMATマークがあります。
12話ではこの前部分のラインが取れています。

12話

後半は、ラインが3色になって赤色燈が着いたり
バンパーがオレンジのバリエーションも登場します。

   

ナンバーも、いろいろあります。
6話ツインテール戦は「MAT-101」「MAT-102」
8話ゴーストロン戦は「MAT-103」
などですが、後半37話では
「MAT-1」「MAT-2」「MAT-3」となっていて
取り付け位置もバラバラです。

38話ラストで、宇宙研究所に向かう車体は
カット違いで、別の車体に変身してしまいます(^^;
また、ポールにMATの旗がある時や
45話であはがるのも確認できます。

*ジープに関しては他サイトBBSでいろいろ
ご教授してもらったデータも参考にしています。

長3.3m 幅1.65m 重1.085kg(J3データ)

特殊輸送車・MAT-4

37話のみ登場したサターンZの輸送に使用された車です。
ナンバーは「MAT-4」なので、一応MATの車輌のようです。
ベース車輌はダッジWC54アンビュランスの後期の
ものだと思いますが、後期のは資料があまりなく
前期は軍用トラック・救急車として有名で、プラモなども
発売されています。*前期はフロントウインドウ近辺が丸い。
おそらく東宝系の戦争映画で使われた車輌で
当時としてもコスモスポーツに反して古いです。

特殊熱線砲車

17話にのみ登場した車輌です。

モスラ以来の巣には熱線と言うお約束!
6輪車で2連装。 ベースはMAT基地内の
アロー発進シーンでの牽引車の改造だそうですが
かなり大幅に改造してるようです。

さらにジャイロで運搬はしたもののMATのマークはなく
隊長の命令の時点では、MATの6人は誰も乗ってない
事から、MATの装備で無い可能性もある・・・?
水色服のMAT隊員も居るからMATの可能性もあるの
ですが・・・(^^;

マットサブ

長8m 幅6.8m 重2t

基地が海底のわりには、登場も初回の方だけで
あまり活躍しなかったメカです。
初代マンの後半も水の特撮セットが、時間や予算から
出来なかった為
再使用が、頭に無かったのかもしれないが
ミラーマンの制作が重なり、後半も、水のセットが使用されたので
ジャイロでの輸送シーンなども
見てみたかった気がして惜しい感じがします。
*セブン後半も戦え!マイティジャックがあり、水のセットが使えた。

ミラーマン

第20話 二大怪獣出現-深海の用心棒
SGMのパシフィック号として1号が登場し、放映が帰マン終了の
47年4月23日だから問題は無いのでしょうが
改造された
(MAT基地)の破壊シーンもあります。
MATサブは浮上すると、エレキングのように白から
緑茶カラー(クリーム色)に変色しています(^^;

 

                  

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