ウルトラマン
4話・大爆発5秒前
三浦半島の葉山に向うように指示されたハヤタが 科特隊専用車で乗ったフェリーのシーンは 実際には乗り>降り共に、三浦半島側の久里浜で 撮影されました。写真は現在の接岸場所図2●
S41年のウルトラマンの撮影の頃使用されていた 旧接岸場所は図1●にあり、今とは向きが違いました。
ハヤタが乗る時のカメラアングルは低い位置で 赤いマイクロバス(おそらくロケバス)の抜けに緑バックに 写真黄緑のラインの2つの位置に白ぽい建物の形が見えます。 対する金谷(千葉側)の乗場の抜けには緑も 作中のような建物もありませんので、久里浜でしか撮れません。
逆に降りる時は、カメラアングルは高い位置からで 抜けの緑が見えない角度を選択しています。 自衛隊が通す時の背景奥にある堤の形(角度・上ライン)は 現在も残っています。図1.2●から左方向。
図1 図2 現在の図2●のターミナルがある場所は、ウルトラマンの頃は海で 船体を回頭したりするのに使用していました。
科特隊専用車を載せた、とうきょう丸が航行するカットの バックの山の上には、大きな通信鉄塔が数本立って居ますが 自衛隊の久里浜駐屯地の鉄塔で、図1青いラインの航路を進むと 久里浜のターミナルから簡単に撮影出来ます。 つまり作中では、三浦半島に向う船のカットですが 実際には千葉に向っている久里浜での画像です(^^; *怪獣映画でも、お世話になっている自衛隊久里浜駐屯地は 大日本帝国海軍通信学校としてS13年に始まり 今でも、自衛隊の通信学校や第301通信運用中隊 など通信団が在ります。
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写真は、現在使用中の1つしらはま丸でです。 作中のとうきょう丸は、後ろ側を接岸していましたが しらはま丸は前を接岸しています。 今でも、金谷側は湾内で180回頭するのもあって 久里浜>金谷は40分 金谷>久里浜は35分と5分間の 回頭時間差が在ります。 更にウルトラマンの頃より船の大きさや東京湾の 船隻の数の問題から5分~10分遅くなっています(^^;
● 現在の久里浜のターミナル図2●です。
● ウルトラマンの頃使用されていた旧ターミナルです。 図1.2●の位置にありました。
S40年頃配られていた時刻表です。この頃は久里浜>金谷以外に 横浜>木更津間と2本の航路がありました。>右の白いライン。 *横浜>木更津(80分)はS47.9.30廃止。
車の運賃は車長で決まっています。コルベアは全長5354mm なので片道2500円でした。現在は3880円 それは作中的にでウルトラQ放送中の撮影で、Gタイムの 番組で「30分で」と台詞が入るので、ほとんどタイアップ シーンです(^^; ただ実際には久里浜から葉山まで、飛ばしても30分はかかるので 金谷にビートルをやった方がはるかに早いです(^^; とうきょう丸は、80年後半くらいから、順次現在の3隻に 代わり引退しています。 現在は・しらはま丸・かなや丸・くりはま丸(普通車100台)
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