ウルトラマンレオ
8話・必殺!怪獣仕掛人
雲騰山・妙覚禅寺
秩父の山奥、我心山の白雲庵は架空のモノで 稲城のよみうりランド駅の側にある 妙覚禅寺(妙覚寺)の本堂の外観を借りて撮影しています。
ゲンが訪ねる「白雲庵」の表札は もちろん撮影用でなので、妙覚禅寺には在りません。
山奥~の雰囲気を演出するパンで映る妙覚禅寺の 建物で、木々で見えにくいですが右が松荘堂 左が鐘楼で~左にカメラが移動した位置に 実際に、ゲンが正面に立つ本堂が位置しています。
映りませんが本堂の全景です。正面の中央が ゲンが挨拶するカットの場所なのですが 1度行った時は法事で開いていました。(^^;
十貫に、ダン隊長から行くように説明するカットは 本堂か南の建物のようですが、南は屋根などを 改修して居るのと、カットのサイズがタイトなので 詳細には解りませんでした。
十貫と必殺
ウルトラマンレオの視聴率は 1話は17.6%、続編の2話で16.5% 3話で15を切る14.6%、4話15.9%、
5話13.8%、6話13.9%、7話12.3% と、数字が下行し苦戦して行く中 スぺシュウム光線などの「必殺技」を持たない事が検討され この8話で、事実上の光学合成の光線技を、レオはついに使います。 キックの威力を増すのに、光学合成は使われていますが 設定上は違い(^^; 8話まで光線技は無しで放送されました。
決め技と言う視点で見ると、キックは…やはり仮面ライダーの イメージが強すぎ、新たな技を模索しますが… 十貫との技も三角蹴りで…やっと特訓したモノなので 光線技の後に、決め技として出す事になりますが… 1つの技のインパクトとしては、2つ(光線>蹴り)で倒すと 2分の1の威力に見えてしまい・・・残念です。
タイトルの「必殺!怪獣仕掛人」は、同TBS系で72年から 放送して人気の「必殺シリーズ」からのモノですが 知らない世代には、十貫が怪獣を影で操っていたと言う ラストを連想させるそうですけども、文字通りの意味は ありません(^^;
必殺シリーズ(レオ関連年) 必殺仕掛人1972.9.2 必殺仕置人1973.4.21 助け人走る1973.10.20 暗闇仕留人1974.629
十貫を演じた赤石潮さんも、東映の時代劇などに出演していて 「隠密剣士突っ走れ!」1973.12.30~1974.3.31を シルバー仮面G、レッドバロンの外山 徹監督と、一緒だった 事からの出演ですが、よくジャッキー・チェンの
映画の師匠を投影したと解説されますけども レオの頃には、ブルー・スリーの影響はあっても ジャッキーの作品が日本で公開されるのはレオ終了の ずっと後なので、直接の関係は無く赤石さん独自の芝居です。
|
ウルトラマンレオ
11話・泥まみれ男ひとり
雲騰山・妙覚禅寺
ケットル星人をMACが追う階段は 妙覚寺の本堂から北方向にある階段を 借りて撮影しています。
現在は右の石垣に金属の手すりが設置されています。
ボクシングヘビー級チャンピオン・マイティ松本の 墓参りに、夫人と一郎が来た所も妙覚寺の鐘楼が 在る場所です。綺麗に整備されたばかりですが 右奥の鐘楼の位置は変わり無いそうです。
墓参りの帰りに、階段を上がって来た ケットル星人に、夫人が殴られ倒れるカットは 実際にも階段の上、鐘楼の下にある松荘堂を 左になめて撮影されています。 階段脇の木の成長は、当たり前の年月なのですが 驚いてしまいます(^^;
8話の後、すぐに11話で別の監督が使用しているのは 墓参りの場面がメインなので、星人が追われる場面は 追加的な感じのようですが、ロケの集合場所*Bとして よみうりランド駅・前は、ウルトラQから使用されて 来たので、撮影スケジュール的な立地も良かったようです。
*撮影の本体は東宝ビルトですが、出演者やゲスト、エキストラさんは 成城学園駅前や稲城・多摩方面では、よみうりランド駅前など 集合場所Bとして使用する事も在ったそうです。
雲騰山・妙覚禅寺
開山は室町時代、足利義晴候が開基となり創建。 鎌倉の臨済宗大本山建長寺の末寺として建立され 寛政元年に焼失、寛政8年(1796)に 再建した建物が現在の建物です。
妙覚寺の板碑(文化財)
東京都稲城市矢野口2454
SPECIAL THANKS 情報協力 メトロンハート様
|