稲取・港

光跡★ロケ地

ウルトラセブン

21話・海底基地を追え

  画A

劇中の下田港の一部として使用されました。
この近辺に実家があり当時見学した事がある
@7さんより 港は新しくなりましたが今も画像の
建物などが残るとの詳細な情報を頂きました。


角度と港の変化などで同じ抜け状態に撮影
出来なかったのですが、作中の船越しに
見える左建物の2つ。
作品では、もっと右から撮影していますが、周辺の抜けにも
建物(高いものも)が今は建っていて同じアングルは難しいです。

現在は劇中のように陸上げした船の停め方ではなく
港も綺麗に整備されています。
当時はもっと陸側に湾があったそうです。
エキストラには@7さんの友達の父親など
知ってる人も出ていたそうです。

現在の町役場前は広いスペースになっています。
その何割かが当時の船を停ていた傾斜でした。
特撮セットではポインターは、この位置に停車していて
突堤には居ない為に一致しません(^^;
@7さんの記憶だとポインターのミサイル攻撃を撮影は
していなかったそうなので、実景の方は火薬の届け
などから台本段階の
下田なのかもしれません。

2体の超巨大怪獣

Q画

アイアンロックス恐竜戦車は残念ながら予算削減の為の
戦艦と戦車のパーツを応用した怪獣であるのは明かですが
いろいろな工夫をしても、隠し通せる範囲ではなかったので
 2体は超巨大な設定が考えられていました。
アイアンロックス全長80mウルトラセブン2倍と言う
サイズですが…画面的には、上下や長さももウルトラセブン
半分しかなく、セブン基準だと20mほどになってしまっています。
恐竜戦車は逆に60mの設定で、画面のセブンのサイズと
合う設定ですが、デザイン画ではキャタピラ
(戦車部分)

 
4つもある(左右計8つ)巨大な要塞として書かれていて
当時の雑誌などでは、体内に沢山の部屋や操縦室がある
透視図が発表されていました。 体後方のサイドに巨大な
作中の表現として、デザインされた細かいパーツは見えるものの
キャタピラは1つのままで、残念ながら超巨大にはなれませんでした。
ただ、超巨大な相手が実現できてら…かなり面白い画が観れた気がします☆


ミミー星人の謎


 
海底基地を追え黒幕ミミー星人は姿は出ませんが
台本でも登場予定星人としても2体がリストアップされていました。
同時撮影の22話人間牧場と共に、編集などの経験が無い
ファンの方でも、この2本はなんとなく他の作品より
リズムの良さが感じられないと思います。
解りやすい言い方で書くとツギハギな感じの箇所が多く
この稲取ロケも、台本上は台詞にもある下田港のロケ地ですが
真鶴港のロングに合わせたのか?ポインター手前にオケを置いたり
緊迫感があって欲しいような箇所でも、のんびり感のある
漁船のインサートが入ったり 編集でツギハギした感が
いくつか在り、疑問が残ります。

台本ではミミー星人の1体(総統)が巨大化する事が
描かれているのに、完成画面に存在しない理由は
予算もあるでしょうけども台本や制作のボードに名前がすでに
アップされた星人なので、時間が足りない方が大きかった
のは想像に難しく無く、ミミー星人登場の尺分の穴埋めと
声のみの出演になった為の画の変更などのシワ寄せが
画面に出てしまっています。*尺(フィルムの長さ)

改造怪獣怪獣未登場の回の理由は予算と言う事に
なっていますが、他に
時間と言うパターンと
その両方がありますが、時間に関しては理由としては
省略される事がほとんどです。
もちろん
怪獣や星人のスーツ制作時間自体の問題
だけでは無く、脚本やデザインなど、いい意味で言えば
丁寧に妥協せずにする上で、時間が無くなっているのですが…。
その経験からも
帰マン初回には、脚本よりもさらに先行し
数体の
怪獣を作ってしまった事はなどから、ツインテール
グドン
と言うムチ的な動きの怪獣が同一話になるなど
制作側でも予想しない画的な事態が発生しました。

おそらく
ミミー星人は2体用意されると言うパターンから
ピッド星人、カナン星人、ノンマルトなどの黒タイツプラスαの
フルスーツでは無い星人で、総長の巨大化は
テペトのような等身と別のモノが考えられていた
ようですからギリギリで、もう待てない時間とすると
製造工程に行く前に
(本編撮影進行中)
未登場を
決定した可能性が高いです。

ウルトラマンも、このくらいの進行話数での貯金(完成話)の無さから
3班目が結成され19話悪魔はふたたびでは英二さんが
助っ人に来たエピソードが残るくらい、毎週放映で次々消費されて
行く、怪獣の生産体制がキツイくなる時期だった事も
ミミー星人が観る事が出来なかった時間的要因の1つです。

当時少年マガジン連載の漫画ウルトラセブンの中には
ミミー星人が登場しますが、巨大化はしません。
さらにアイアンロックスには足があり陸に上がります。
怪獣のデザイナーの交代時期である為、一説には
プロテ星人がミミー星人のデザイン画だったとの
説もありますが…今となっては解りません…

戦艦大和型データ
全長263m 高さ船底~艦橋約78m
甲板から艦橋トップはレーダーなど装備が異なり一定しないが約30m
*トップ>第一艦橋上の方位測距儀

新造船時>3連装60口径15.5cm砲 副砲が前後左右4基
最終時>副砲が前後2基に減る(艦橋左右の2基が機銃に変更)

武蔵も副砲(3連装60口径15.5cm砲)は4基から2基へ変更
*アイアンロックスが大和型だとすると沈んだ時の使用とは異なる。

 

SPECIAL THANKS 情報協力@7さん

 

ポインターが停まって居た所はセンターの突堤
の位置ですが、当時の突堤とは若干位置が違い
長さや幅も変わっていて現在は入れませんでした。
画Aの軽トラック所が>図

ポインターの手前にオケが置いてある突堤の
停車するカットの屋根の上辺りに見える建物が
「やまだ荘」です。
突堤先から撮れればいいのですが…遠方から
望遠で寄ったので荒いですが…変らず在ります。

にもポインターや関係者の車が停まっていた
そうですが、撮影の為なのかどのシーンなのか
解らないそうです。確かに行くと広い部分があり
特撮セットのポインターの位置に似ていますが
カットされたのか?休憩なのか?解りません…
寒かったのでカンカン(石油缶)に焚火をして
友達やソガ隊員らとあたったそうです♪

大和型戦艦とサイズの表現

アイアンロックスは、あくまでアイアンロックスなのですが
当時から印刷物などの説明には戦艦大和と言う文字があり
最近では、沈んだ大和をモデルにしてミミー星人が建造
言うのもありますが、ファンは長く沈んだ大和を改造し浮上させた
モノとセブンが戦ったと思ってきた人が多く、今でも思ている
ファンも多い変った存在の敵です。
それも仕方が無く見た目があまりに大和型のままの艦橋廻りで
実際にもS38年に東宝で使用した大和型10m級の戦艦模型の
甲板上に前部・後部主砲を新造船時タイプと言われる姿に近い
サイドに取り付けただけの不気味な爆弾と言うだけのモノが
巨大化ミミー星人総統が登場しない事態で、セブンと戦う事に
なってしまいました。
*大和型(戦艦大和・武蔵として使用したモデル信濃は除く)
ミミー星人の謎参照 
その為にセブンアイアンロックスが同一画面に
入る事になってしまい。
セブンの2倍と言う超巨大な設定が、逆に半分のサイズに
なってしまい。
ミミー総統との格闘が無い分も
セブンの足首しか深さが無い美センの即席プールでは
アイアンロックスも下は、コマ(車輪)が付いていて
前後と回頭くらいの動きしか出来なく、格闘は無理なので
鎖などによる
上西さんの1人芝居と言う画になります。
その変更はウルトラホークにも影響します…

*浮上カットの部分だけ深く掘って撮影。

そのご超巨大怪獣は、帰マン42話・富士に立つ怪獣
見事に表現されますが、26話・全滅!ウルトラ5兄弟での
ヒッポリト星人は台詞の大きさと画面が合わなく
の人形がAの設定身長に見えなく失敗しています…
平成でも表現するチャレンジは続きガイアの最終回や
マックスバルタン星人などで見事実現しています!

20cmのホーク1号と15cmのホーク3号

アイアンロックスが超巨大設定だった為に
対比カットでホーク1号と3号の絡み(同一画面)
が作中に存在しますが、コレもホーク1号は42m
ほぼウルトラセブンと同じサイズなのですが
カットの意図的に言えばアイアンロックスは200m
くらいの超巨大に見えますし19.5m設定のホーク3号
だとさらに倍と言う事になります。

*ホーク3号の設定はマグマライザー輸送やホーク1号との
同一飛行画面的に元々無理がある。 
*マグマライザー・全長24mで、19.5mのホーク3号が輸送して
きてしまう…マグマライザーの後方キャタピラが61式戦車の
模型な為61式の8mの全長をドリルなどの長さを考慮して3倍に
した為と思われるが…3号を修正し大きくすると当然1号も
大きくしないとならなくなるのですが…どこかで公式に修正して
もらいたい事ではあります。
特にTACファルコンの210mはAが手に持つ為 修正が必要(^^;

超巨大に見せる為にホーク1・3号のミニサイズが使用
されたカットも結局、ウルトラセブンとの直接対決の
前に全てボツにする事も出来ない為…義理程度の放送で
終わっているのでアイアンロックスがこのサイズの
超巨大印象を持ってる人は少ない…ほぼ居ないでしょう。
怪獣(ミミー星人)が間に合わないシワ寄せの恐怖は
アイアンロックスのタイムリミットより怖いです…

2台のポインター


 
ウルトラホークが上の事情で直接攻撃(の画)
困難になり、ミニサイズのホークからは火薬系の
攻撃は装備的にも、火薬の反動の揺れなどの問題があった。
そこで参謀の命令で避難誘導に来たはずの
アンヌ・ソガはポインターでの攻撃をする事になります。
当然火力からしても機動力からしてもホークの方が
いいのですが…20cmでは仕方ありません。

ポインターは港セットに置かれた1:24サイズのモノと
人間牧場で海面(セット的には同じ仮設プール)
ホバー走行した約45cmサイズ2台が登場しています。
ポインター攻撃1発目の正面からのカットは
本編班のもので、おそらく下田にしろ稲取にしろ
海方向に向って撃ってるのですが…海風に戻され
いい画になっていない為に、1発のみで後は1:24サイズと
アオリの45cmポインターのカット方を火薬効果が
いいので優先的に使用しています。
アオリの45cmサイズは、フロントのオーバーフェアンダー
が無い(ミラーもやや曲っている)為
突堤に来るポインターの画ではオーバーフェンダーが
あるので、オンエアの流れ的には途中で消えて無くなっていて
ほんらい記録係りが釜飯ものですが…突堤は本編班
アオリ45cmは特撮班なので起きてしまった現象です。

*釜飯・Tプロのローカルルールで主に特撮でリテイクにはならないが
ピアノ線が見えたり
花まるでは無いカットの時の軽い罰則。
釜飯でなくてもよかったそうだが、飯や1杯関係スタッフ数名におごる事♪

 

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