光跡

ジラース

この怪獣は、もちろん東宝のゴジラがベースで
*怪獣大戦争ゴジラの首と、モスラ対ゴジラの胴体を合体し
エリマキを着けたゴジラスーツを、中島春雄氏が演じています。
怪獣大戦争ゴジラは、ゴジラファンにGS5Aと呼ばれるタイプの首で
モスラ対ゴジラの胴体は4BⅡと呼ばれるタイプです。
ゴジラ映画は胴体部分は、旧作（1つ古いスーツ）を、水やロングなど
アップ以外に使う事から、ジラースは胴体よりも頭部の方が大事にされ
胴体部分は、ほぼこのジラースで引退になっています。　

頭部は南海の大決闘の。

ジラースも、初期のウルトラマン怪獣にしばし見られるカラーテレビ対策の
イエロー塗装が使用されている怪獣で、ネロンガの背、アントラーの腹など
原色でカラーを意識したもので、当時のブラウン管や16mmフィルムでは
黒系の凸凹などのモールドが、映画よりも潰れて見えにくい事から

ペスターの外枠、ジェロニモの凹部分などにも使用されています。
赤はウルトラマンとかぶるのと、白黒TVでは黒系になるので黄色が選ばれています。

ジラースのエリマキは、本来美しいエメラルドグリーンの配色なのですが
黒と溶けてしまう為、軸に黄色を配しています。

絵やフィギアなどでは、あまり再現されませんが額の黄色い三角地帯の
中にもエリマキと同じグリーンがあり、胸元に黄色にも同じく
腕や頭部などにもグリーンが多少見られます。

残念ながら絵のようなエリマキが元気なカットは少なく
水を吸ってフニャフニャな状態のジラースのカットが多いのが残念です。（^^：

元画のイラストボードがスキャナーより大きい為カラーコピーを
スキャンしてるのと、このサイズの画素なの見難い部分は
ご了承ください。