コスモランド(現・ぐらんぱる公園)

光跡★ロケ地

ウルトラマン

5話・ミロガンダの秘密


現在の伊豆ぐらんぱる公園は、撮影当時
富戸コスモランドと言う施設でした。 撮影に使用された
地球儀大温室も、コスモ(宇宙)からの発想で建てられた
球体ドーム温室を山田博士の研究所として使用しています。
*改名されたのは、70年代後半くらいとの係りの方の話ですので
現在運営しているオメガ・プロジェクト(株)は、1976年設立の会社
なので76年からの変更だと思われます。


現在残る円形プール部分です。
残念ながら水中通路は埋められてしまいました。


図1.2のからの撮影。 仮面ライダー2号
サイクロン号が停めてあり、跨るバックにあった大温室のアングルです。
 *ライダーは135号を下田方向に行きます(^^;?

コスモランド当時

図1

☆当時のヤシ☆
東伊豆のメイン153号線沿にあったコスモランドのシンボル
地球儀大温室は、通りからも目立った存在でしたが
当時投機の対象としても
ヤシはブームで、3500種以上世界にあるヤシの種類の内
日本には7種ほどしか無かった為に
温泉で有名な伊豆の地熱を利用した栽培が盛んに行われました。
その中でも、大温室の高さほどある
木化したヤシは当時珍しいもので、ヤシに夢中になっていた方も
記憶に残る存在の地球儀大温室でした。
*30年代のブームで新宿御苑の大温室にもヤシ室が作られた。

  画A      
ビートルが降下していくカットの大温室全景の
フレーム下に映る温室出口です。図1.2 画2
残ってはいましたが物置として使用され奥はありませんでした。


出口部分を円形プール側から撮影。図1.2 画2
かなり老朽化していて、何時壊されてもおかしく無い感じです。

浜口節子邸☆サボテンのトゲ?

ハヤタとイデ隊員が警備>報告する浜口節子邸の庭のパン画面に
大室山が確認できますが、同じ角度の方向の建物を探索しても
螺旋階段のあるような、似た建物は見つかりませんでした。
木々の成長や建物の増加で、隠れてしまった(大室山が
見えなくなった)可能性や、すでに無いのかもしれません。
*写真は画面下手(左)斜面の大室山で、左右30~40度と山に対し
前後の場所を探索…作中では山の右斜面も、建物に重なりますが
木の成長が凄く右傾斜までパン出来る位置は特定出来ませんでした。

チビラくん


オトヒメさま好き!
ウルトラセブンNGカットの海底基地浮上のカットが
使用され、その後に大温室が映り、水中通路なども
チビラくんの撮影で使用されていますので
ここにも、ウルトラ警備隊初期設定のロケハン跡が
少し見られます。

スターウルフ 

20話・純金ロボットGC301
スターウルフ(78)の20話撮影の段階では
地球儀型ドームが登場しています。
因みに、タイトルの純金ロボットGC301の頭部は
ファイヤーマンを改造し金色に塗装したモノで
スターウォーズ(77米公開)のCPOの影響が
濃いですが、体は繋ぎの服でロボット感は薄かった(^^;


逆に、コンパチは、ガンダム(79)のハロより先に
丸いボール型の小型ロボットとして登場しています。

■伊豆コスモランド・歴■


1959年・岩室山頂の一帯を「伊豆シャボテン公園」と命名。
1965年5月16日 
伊豆コスモランドと呼称
(通称・
*富戸コスモランド)
*伊豆急最寄駅から「伊豆」の広範囲よりも解りやすく
日本電波塔を東京タ ワーと言うように
二子玉遊園、向ヶ丘遊園などと同じく、地名入りの
アクセス的な意図の通称。
1973年11月1日 伊豆サファリ公園に改称。
1981年7月1日 伊豆ぐらんぱる公園に改称。

1989年11月6日~翌90年1月に
地球儀温室解体され
姿を消しています。

伊豆ぐらんぱる公園

静岡県伊東市富戸


営業時間9:00~17:00(11-2月~16:00)


入園料 

大人~中学生1200円

小学600円 幼児400円

シニア割引料金(70歳以上) 600円

*金額など・変更などあると思いますので参考まで。

P-20分以内無料 シャボテン公園との割引有

ウルトラファンもライダーファンも行きましょう~♪

 

 

 


地球儀大温室の球体ドーム跡は
水の広場として、周りの円形プールのみ残っています。
高さは温室としては大きかったようで高いヤシなどが
ありましたが、広さはそれほど無かったそうです。

*海が近い為フレームが錆びたと言う事で撤去されたそうです。

  画1
ビートルから、ドームへのアプローチを歩くカットは
当時のコスモランドの入り方で、現在は図1左の建物
側から入りますが図1右から大温室を経由して
入って行くのがルートだったそうです。


上のビートル合成の画面と同じ場所です。
現在は、駐車場の一部からぐらんぱる公園の遊戯物が
少し見える程度で、現地でもよく見ないとただの
ヤシ系の木々が在るだけですが、木々は当時のが
成長したモノだと思います。

作品のオンエアカットではイデ・アラシしか
この大温室の山田博士の研究所には、出演しませんが
ハヤタとキャップの4人が、ほぼ同じアングルで
科特隊専用車を(ビートルの代り?)
温室との間に停めて、撮影されたスチールがあるので
ハヤタは、浜口節子邸外で登場しますし
小林昭二さんも
(同邸内には出演)ロケに同行しています。


科特隊が歩いたアプローチの道や看板はありません
でしたけども、画面(画1)にも映るヤシ科の木々は
歩いて来た方向に少し残っています。

現・ぐらんぱる公園

図2
 ☆ビートル空想的検証☆
ビートルが降下していくカットで大温室の全体が映ります。
画面奥に
135号線が見えて、手前に図1.2・画A
出口が見えますので、あの低空では前方向だと
機体のノーズが映る為、おそらく右サイドの丸窓からの
撮影で大温室を旋回して、メインゲート看板前の駐車場へ
着陸したと考えられます!(^^;

ビートル降下は空撮なのか?

  画2

   南方向

地球儀大温室の南側に高台があるのかと思いましたが
画面で見るほどの高い場所や塔もなく
1カットの為に空撮をする予算も考え難いのと、画面のキープ
されたフレームとしてはヘリでしょうけども…ヘリにしては
ビートルが故障したのかと思うほど揺れていますので
コスモランドの宣材Fか、NEWSフィルムなどの流用の可能性も
あると思いますが・・・

このビートルの空撮は、撮影用のヘリではなく
当時のコスモランドには、遊覧へリのアトラクションがあり
図2のPがヘリポートで、バートル(CH-47型)の
ような、大型ヘリがあったそうです。
当時は、ジェット機やヘリでも未来やロケットに通じる
距離感が今より近くにあった為だと思われます。
高価だったようですが、撮影用に飛ばすよりは安く
済んだのは解ります。
機体は白と赤のツートンカラーのような感じと
水色ぽいグレーの機体があったようです。


SPECIAL THANKS空撮情報協力 nuiさん

ウルトラマンA

31話・セブンからエースの手に

二股道


現在2016年のサボテン型立体看板135号の写真です。
サボテンは近くで観てみましたが、塗装的には新しい感じで
塗りな直しただけなのか?Aの頃とは違うモノなのかは
解りませんでした。
固定はしてあるので、ブロック壁などの感覚なら壊して
新しいモノを作ると思いますが…微妙な造形物です(^^:

北斗がパンサーで少女を送って行く時に、バクちゃんの方に
行かさせる二股の道は、現・ぐらんぱる公園前の
135号を南から北方向に走行>左に行ってました。図3矢印

作中だと対面片側1車線の道でしたが、現在は
1車線分の幅も増えてますが、4車線程の広い道になり
図4の部分の登って行く坂が在る土地(山)
フラットにしていて、大きく変貌しています。
作中見えるサボテンの*立体看板図3.4
も、道路幅の拡張で
南西に移動しているので、同じモノか?作り直したのか
解りませんが、新しく見えますが・・・現・ぐらんぱる公園の
駐車場に存在しています。

*当時は岩室山頂の一帯を「伊豆シャボテン公園」と
名乗っていた事で、現在は2014年11月親会社の交代した
サボテンパーク&リゾートとして在ります。

SPECIAL THANKS情報協力 メトロンハートさん

        

 

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