アストロモンスの研究室

                   デザイン・熊谷健   Sアクター・河合 徹                光跡

アストロモンスNGタイプ アストロモンスOKタイプ


アストロモンスは、作中では当然ながら右側のOKタイプ
活躍していますが、何故か?ウルトラセブンの白ラインの
ように、このNG体形の短足*ボディカラー
アストロモンスが、製品化される事が多い不思議な
半NG的?存在のアストロモンスが、スチールに存在しています。

OKと言うか、オンエアタイプで紺色のボディカラーで
顔…頭部や首が細いアストロモンスが、1話で活躍
していますが…何故か?商品化などは形もカラー
NG側が多い怪獣です。

近年やっと、カラーは紺色のアストロモンス
出て来ましたが、認識的にはカッコイイはずなのに
NGに%が劣る存在のOKタイプです。

NGタイプ・特徴・違い。

OKタイプ・特徴・違い。

個体としてはNGタイプと別では無く、首から下は同じ個体です。
NGの首は頭部もOKタイプよりも、横に太くなっています。

最も簡単なのは、腹部中央の円形部分も赤のままで
OKタイプは黄色が入れられています。

花の部分もOKタイプよりも下に着いているので
足が短く見えてしまいます。

目も、ペギラのように眠そうな目で…強そうには見えません(^^:

左右横に魚のヒレのようなパーツが
在りますが、コレも下にたれさがっています。

頭部の角もOKタイプよりも、後方よりで先端が上に向いています。

また右手のムチ(根?)状の長さもOKタイプよりも短い。

首ののぞき穴の部分は略同じなのでOKタイプよりも首が長く見えます。

肩寄りの首部分は太くなで肩?的に見えるのも、NGタイプの特徴で
全体のフォルムとしては、何故か?このなで肩と短足のプロポーション
アストロモンスのプロポーションにされてしまっています。

個体としてはNGタイプと別では無く首から下は同じ個体で
全体のカラーが紺色に塗られていますが、足の爪は
そのままNGのカラーを残す事で爪との色分けしてにしています。

最も簡単なのは、腹部中央の円形部分に黄色い色が入っています。

花自体も上にズラす為に、1度外したからか?
向かって時計回り方向にもズレ?ています。

目はハッキリした目に替わっていますが、コレは首から上が
NGタイプとは別モノになっている修正ポイントです。

左右横に魚のヒレのようなパーツもNGよりもピンとしています。

頭部の角は驚く事に、かなり前方に張り出して着いていて・・・
タロウが超危険です!(^^:

また右手のムチ(根?)状の長さもかなり長く延長されています。

首ののぞき穴の部分は、略同じですが花ビラが上に上がって
来たので首が短く感じます。
首の石垣のようなパターンのモールドは、NGタイプと比較すると
異なる為、首(肩の辺り)から上ごと替えているのが解ります。

 ミドリのアストロモンスの謎? 宇宙怪獣アストロモンスの謎?

名前的にも初期は、宇宙怪獣として活躍予定だった為
背景の宇宙には重ならない、ベムスターと同じミドリ
塗られてたようですが、NGタイプのスチール時でも
足の毛の間にミドリが残るのみに変更されています。

足の部分は1分の1サイズの光太郎が飛び移る
大きなモノが、同時に作られてしまっていた為に
初期のミドリを足の部分には少し残しています。

ですが主にアストロモンスが、後々ミドリなのは
NGタイプでもボディはすでに、赤味のあるグレー系
修正されていましたが…
フィルム時代の現像で、黄色味の強い写真は
ボディが、赤味のあるグレーがミドリぽく見えて
しまいましたのが、最もアストロモンス
その後、数十年経ってもミドリのボディカラーで
発売されてしまった原因だと思いますが・・・

そういう経緯も面白い怪獣です。

ただ、アストロモンスのボディは紺色です(^^:

アストロモンスは、お台場の土から
吸血植物チグリスフラワーから怪獣になったのですが…
出身地は宇宙と言う経歴詐称疑いのある怪獣です。(^^:
設定変更がされなかっただけですが…

元々は、宇宙科学警備隊タロウと宇宙を舞台に
活躍する予定だった事から、この時期(2期)の
宇宙怪獣の代表ベムスターが、モチーフの1つにあるのは
お腹などを見ても解ります。

ですが、宇宙路線の消滅からも1話のメインの怪獣で
ある為に、怪獣らしいカラー(NGタイプ)に
塗り替えられます。

その後、ウルトラマンAのセットに立たせての
カメラテスト(このスチールが残り玩具・出版などに)で
目や手のムチ、花のセンターの黄色などと共に
ボディカラーは、紺色になり目や顔、プロポーションも
1話にふさわしいカッコイイ怪獣になるのですが・・・

ファンのイメージや認識的には、何故か?
NGタイプで、ミドリボディアストロモンス
メインイメージとして長く(今でも)持たれている
不思議な怪獣です。

その後、ミドリボディの宇宙怪獣はウルトラマンタロウ
タイラントムルロアと言う宇宙怪獣のボディに
受け継がれます。

ただ、アストロモンスのボディは紺色です(^^:

10周年の1話の怪獣としてのDNA

羽ばたく?空飛ぶ2本シッポの怪獣の謎?

ウルトラマンジャック(タロウ)は
10周年記念番組の柱として、力を入れた作品に
しようとしていた事から、第1話のメイン怪獣アストロモンス
過去のウルトラシリーズからのオマジージュ的な
モチーフなデザインになっています。


1番は、当時のウルトラマン2期のトップで
あったアーストロンは、名前も含めて
アストロモンスのの柱になっています。

アストロモンスの頭部の角や、OKタイプの顔(頭部)や
牙などもアーストロンの要素が見えます。

勿論、アーストロンはゴメスモチーフの怪獣なので
ウルトラQ第1話の怪獣要素も入って要るとも言えます。
尻尾が2本なのも、ゴメスなのかもしれませんが…
脚本ではアストロキングとなっていた事もあるので
キングギドラかもしれません(^^:


腹部の花は、やはり製作第1号のマンモスフラワー
ジュランを、宇宙怪獣ベムスターと重ねた
モチーフになっているのは、明らかで
フラワーキングと言う名前も用意されていました。

ただ、この腹部の花は、当時世代の子供には
当時は、男の子・青、女の子・赤のような
イメージと、花も女の子的なイメージが強く

赤い花と、強い怪獣と言うのは、あまり
イコールでは無く、カッコイイとか強い怪獣と
言う認識は、ありませんでした。(^^:

口から1万度の火炎を吐く設定が、映像化され
もう少しタロウを苦しめたら、強く見えたのかも
ですが…、1話の怪獣最終回の怪獣よりも
難しいのは、新ヒーローを強く見せなければ
いけない宿命がありますので、*ゴルザのような再登場
在れば印象も変わったのかもしれません。*ゴルザ・ティガ1話

アストロモンスは、名前のように宇宙ステージでの活躍予定で
準備された為に、ベムスターのような飛び人形も用意されましたが
地球の土から生まれ、地上で戦う事から・・・

飛び人形を使う難しさがありました。が
手で羽ばたく?事で飛ばせてしまっています(^^:

デザイン画は、脇の下から脇腹にかけて、ムササビ的な飛膜
追加?されてますが、格闘的には邪魔だったのか?
スーツには在りません。

手も左右が異なる、*NGのドラコバラバのようなタイプで
右手のムチのような、根のような部分には吸盤も見られ
顔の左右にも、魚のヒレのようなパーツが在る
かなり多くのの要素を、ミックスして持つと言う意味では
大怪獣と言える、第1話の怪獣です。 *ロール鞭とカマ


アストロモンスは、左右も異なりますが
花(腹)が重い為に、前後のバランスも難しく
怪獣の顔を正面に向けるには、Sアクターが膝を曲げて
のぞき穴から離れて、少し後にのけ反るようにしないと
怪獣の顔が上を向いてしまうか、足をまっすぐに
すると下を向いてしまう、難しいスーツなのが
画面からも見て取れます。


背面などの皮膚のパターンも、ドラコベムスターに近く
当時は宇宙怪獣のパターンだったのかもしれません?
背中のトゲは4つ在りますが、チャック隠し部分に
下の3本が在るので、3本は右に向いていて
残念ながら直線的には、なりませんでしたが
ある意味、角度的には立体的に見えるます。

2本の尻尾も、特に武器にはならず下がって要る形の
尻尾でしたが、個人的には好きな尻尾ですが
NGタイプのカラー的には、右手と同じなので
チグリスフラワーからの怪獣なので、としては
数があった方が良かったのかもしれません。

 
              

 

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