W・NGゴード

★光跡

ゴードについて
ウルトラセブンNG稿「宇宙人15+怪獣35」のラストに、セブンが呼ぶ怪獣で、ファイト・ファイト作戦で残った
レッドキング、ぺギラ、ジェロニモン、ネロンガ、エレキングの5大怪獣を、天空から舞い降りて倒して去る怪獣。

WにNGになったゴード制作1日目


1:1図面を起して検討します。


ちょと可愛そうですが・・・切断(^^;


なんか、唐●さんの漫画の怪獣みたい(^^;

足の先にもモールドを入れていきます♪

シルバーなゴード制作へ
ビリケンマルサンから、ソフビ発売の為に、池谷さんによって
デザインされたゴードは、いずれもレッドキング(の元シルバーキング)
ベースにした、改造怪獣をイメージしていますが1稿目は体のセンター以外が

ほぼレッドキングで、2稿目はその逆と言うのが大きな違いです。 
シルバーキングの詳細はコチラ→★
今回は、その元々NGの怪獣なのに、さらにWでNGになってしまった

1稿目のゴードを、両メーカーの中間的に造ります。
*ビリケンはリアルな約8頭身、マルサンは約4頭身

図面起し
ベースは、レッドキングをまんま使う為、フリマで100円でGET
そのサイズに合わせて、造型用の図面を起します。
例のごとく、昭和は1面のデザイン画なので2~3面を、ラフにでも
起こさないと制作出来ませんが・・・翼や鼻、色などの問題が・・・


空想1ゴードは、50体の怪獣は大半バンクフィルムで
処理するも、スーツの制作は進んでいたようで、Qちゃんは
頭部は
ガブラ、同体は大きくなりすぎでNGで>四足怪獣に
変更(後足が四足造型ぽくない)、2番目に用意された体は
アロンになったと言う仮定で、図面を書いてみました♪ 

まずカット部分に、マジックで線を引き、ノコギリで切断します。
(首と、尻尾、手の指左右の4箇所)

カット&ラフ盛り
尻尾の部分は先端を、さらにカットして、首の前側に接着します。
後頭部はタテガミが来るので、細くて隙間が出来ても

首の前のパターンが合えばOK♪
手首、足首に造型粘土を盛り、ボディのセンターにレッドキング隠しの部分を
盛り付けます。*当時の子供でも危ないくらい隠せてません(^^;
6頭身を目指して、頭部に造型粘土をラフに丸めたモノを置いて
セブンや、他の怪獣との身長、目線を考えます。
レッドキングは、ウルトラマンと目線が合わない欠点があったので
それは避けたいのと、池谷さんのデザイン画は頭部が小さいのが
特徴なので、その分は当時も大きく造型されただろうと言う事で

ガブラほどは大きくないサイズに決定します。>5.5頭身に(^^;

も、目線や当時のホリゾントの高さ(空想的に)を、考えたら
あまり、長く出来なかったはずなので2メーカーの中間にしました。

手は、それほどモールドは無いので後にして、足は池谷さんが
ドラコを意識してる感が強く残る所なので、しっかり凹部分を
刻みます。(写真・手前左から>右奥)


途中はカッコよくないです(^^;


右の写真が目の後の平部分が解る。



全身は、こんな感じ・・・



角が、着くと迫力UP♪



羽根が無いので、頭が大きく見えます。

頭部・タテガミ&角
頭部のサイズは悩みましたが、口の開閉(フィギュアはしない)
当時ヒモコンで、やったとしたら・・・あまり小さい下アゴだと迫力が無いので
強い怪獣を複数相手にするなら、鳴声(あるのか?)も迫力が
あって欲しいので、頭身と下アゴから頭部を造型、まだの処理を迷っているので
削るより盛る方がQちゃんは楽なので、少なめに
形作っています。>ちょと角度しだいではゴジラぽいです♪(^^;


頭部は、ガブラ&ゴジラ?
白いので、写真が見ずらいですが、目の後ろ側にガブラにある耳?のような部分を
平に造り、そこにを別パーツで接着する事にします。
*角は・・・先にあると経験上邪魔になるので(^^;

空想2ガブラはゴールド系のボディに尖った手足で、タテガミまであり
顔(頭部)も、どこか宇宙的な感じで、目も前方向に2つある変った怪獣です。
なにより全長としては、そうとう大きい怪獣でサイズ的には普通の話に

作られる規模の範囲を越えた怪獣です。
実際の「明日を捜せ!」は、話的にはサイドストーリー的で

豪華とは言えない作品で、ガブラ自体は話には喰いこんでいません。


タテガミ
まずは、後頭部を埋めてしまい、首の接合部分のレッドキングパターンが
潰れた所を、盛って再生(新生?)します。
後は、ひたすら粘土を細い棒状に転がして~ニュ~~~と伸ばした
部分をカットし、細く伸びた方を、毛先にみたてて貼り付けます。
根気はいりますが、テクはいりません(^^;
頭部の付け根部分は、少し前に見えるように、さらに細いのを数本
重ねます。後は、適当に動きをつけてストレートヘアに

ならないようにすればOKです♪
糸などの繊維や、フィギュア用のカツラも考えましたが・・・
リアル感も2メーカーの中間狙いなので、粘土造型で
(完成後からは)正解でした。

角のサイズ
ビリケンマルサンの角は、けっこう大きく長いですけども
池谷さんのデザイン画では、小さく短いものが着いています。
さらに、2メーカーの角の位置は、目のすぐ後ろで随分前なので
少し悩みましたが、ガブラの目の後のスペースから出して・・・
角から光線とか出る演出があるにしても、物理的にも攻撃出来る

長さと太さに、する事にしました。
材質も透明素材など考えましたが・・・他のソフビやフィギュアと
遊ぶ(あそぶんかい?)バランスからも、あまりリアルすぎないように

造型粘土にします。

先端の角度もビリケンさんは、上向きですけども
マルサンと同じく、前方向に向けました。
サイドから見て、頭より前に出ている長さ(左・3連写真参照)
上から見ると、左右に開いた実戦的な角度で着けています。

全身を見ると・・・まだ、羽根と尻尾が無いので迫力不足ですが(^^;


ココまできたら、やっと怪獣らしくなってきたのと
粘土が乾くのを待つのもあって
制作1日目は終了です。 ここまで約2時間弱

骨組から~制作2日目


ドリルで3つの穴を空けて針金を通します。



尻尾先端のヒレは、プラ板で制作。



重量級のボディが飛べそうなサイズに。



羽根のベースは、耐水ペーパー。

2日目、時間が無く終了。約1時間。

尻尾の延長とアール
レッドキングの尻尾のアールは、長さが違うのでイメージに
合わない部分からカットした為、その部分から延長します。
まず、ドリルで3箇所穴を空け、針金を結びます(結びは内側に)
3本結んだら、好みのアールに反らして行き・・・
全体のフィルムを見ながら、長さを決めてカットします。
*図面では尻尾の長さは省略してるので、現物合わせです(^^;
カットした3本の針金を、先端から数センチの所で絡めて
尻尾の骨組みは終了です。
先端部分に、デザインされているヒレのようなモノは、プラ板
切り出して、Pカッターで中心の尻尾の肉の部分になる所から
外側にスジ掘り凹を入れます。>本数は適当です(^^;
次いで、ヒレ以外の中央部分に、2つの穴をドリルで針金と同じ
大きさ(太さ)に開け、その穴に針金を通して装着させます。

尻尾の先端のヒレは、池谷さんのデザイン画だと内と外で面積が
違うのですが・・・2メーカーは、ほぼ同じヤリ型に造型していて
ヒレ部分も狭いですけども、なんか漫画の悪魔の尻尾ぽいので
デザインのズレかもしれませんが?見えるまんまに
内外のヒレの長さを変えてみました。

次に肉盛りですが、布を巻くのがいいのですけども・・・
楽して布のガムテープを巻いています(^^;
布のガムテープは、丸くはなりにくいので上からタコ糸
巻いて、菱形みたいな断面になってる部分を強制します。
&相乗効果で、粘土の着きもよくなります♪

羽根の大きさ
羽根は凄く悩んだのですが・・・大元のモチーフには、やはり
ベムラー時期の羽根の生えたヒーローがある気もしつつ
ドラコのリベンジが大きいようです。*ベムラー、Uマンの初期の方
デザイン画は1面なので、羽根の先端や裏側など
解らない所が多くあるの為、逆に解釈の余裕もあるのですが・・・
生き残った怪獣軍団と戦う事を思うと、、簡単にもぎ取られるような
羽根だと、特撮監督がやりそうなので(^^; ラドンぺギラ以上の威力(迫力)が

欲しいので、大きくするのを、まず決めました。
2メーカーさんは2稿なので、扇子的な羽根に変更されていますから
なんとなく、銀ボディ飛行機の羽根ぽくていいのえすが・・・
デザイン画は、羽の付け根(鳥で言う骨)は、細いのですけども
ビリケンさんの方は、やはり生物なので根元を太くしています。

尻尾の長さを入れて、現段階でも、そうとう大きな重量級の怪獣に
なっているので・・・紙で細いのや、サイズ違いの羽根を当てて見ると・・・

とても、足の裏とかにジェットエンジンでもないと
飛べない感じなので、鳥の図鑑を見ると・・・当り前ですが
大きな鳥は羽根も大きく、骨も太いので・・・軟らかさもある
アヒルのような太さを持たせる事にしました。

表面仕上げ制作3日目


形的には見えてきました。



左・尻尾まで入れるとデカイ(^^;



巨体が上がりそうな羽根のサイズ。

羽根と尻尾に粘土を着けます。
紙でもシュミレーションしてみたのですが・・・
池谷さんの1稿の羽根は、ドラコのような畳める薄い羽根
感じで描かれていて、アロンのような悪魔ぽい形なのですけども
悪魔ぽい形(特に関節の所)だと、アロンのような顔で、悪役なら
似合うのですが、コノ顔と図体だと、正義ぽくもなくなります。
小さい羽根だと、悪魔のコスプレのような飾りになるので
ラドンの人が入るスーツのように、羽ばたくカットでは
Sアクターが腕を移して、動かせるくらいの太さにと・・・かなり
太くしてみる事にしました。
*完成後的には、太さは良かったのですが・・・Sアクターが
チェンジ出来るように、肩のすぐ後ろにしましたけども
それは無理ぽいです(^^;

尻尾は軟らかいうちに、楊枝でパターンの延長を入れて
おきます。
その溝に沿って、硬化したらリューターで削って深く整形します。
羽根も裏面は、粘土を多く着けますが・・・あまり綺麗に削るのは
止めて、荒い感じをいかします。>ヤスリも120番くらいまで。

特撮のロングテーマの羽根は、ラドンから長く難しい表現としてあり
ウルトラQでも英二さんが、極力辞めるように言うほど
難しく、リトラなど本当の羽根的な怪獣や、ぺギラのような
羽根がありますが(ぺギラも行程途中は、もっと羽ばたく予定)
ウルトラマンヒドラ、ドラコも、羽根があるだけで

ドドンゴなんかも飛したかったようですが、はばたきは難しく
セブンでも、アイロス、ギエロン、アロンと、はばたくのは
やはり難しかったようで、帰マン~後も長いテーマになります。

塗装制作4日目


右がサーフェーサー時。



エアブラシで味付けです♪


ライトブルーで生命感UP

ゴードの名前の1つは、ゴールドが入ってると思われ
過去の記載には、黄金のと言う文字もあるのですけども
黄金の光に包まれていたのか?体が黄金なのか?は謎ですが
今回は、池谷さんの指定で、2メーカーも採用してるシルバー
全体の色にします。

まずは、ライトグレーのサーフェーサーを塗り、イメージしてみます。
シルバー単色では無理と判断!
当時もカラーTVの問題からも、OK出ないだろ~?と言う事で(^^;
ボディのセンター他に、を入れる事にします。
次ずいて、メインのシルバーを吹き付けて・・・ビックリ!
本物のシルバーキングを見た人は、少ないですが・・・
このレッドキングのパターンに、シルバーはメチャクチャ合います♪
ウルトラマンが銀色の巨人じゃなかったら、シルバーキングが見れたかも?

(て、ウルトラマンはどうなる)とか・・・想像したくなるくらい、いい感じです☆

と、空想しているうちに、銀スプレーが乾いたので
エアブラシで、まず全体に薄いライトブルーを軽く吹きます。
さらに、銀がいい感じになります。
翼の内側も、薄いブルーホワイトを吹き付けて、グラデにします。
ボディにもを、少し部分的に背中や、腕、足に吹いて
ソフビぽさも演出してみました。

ボディのセンターの部分は、マルサンでしたけども
オレンジの上から、イエローの薄いドライブラシをかけてみました。
ラインが浮き出て、銀1色より良くなりました♪

空想3カプセル怪獣は、月1追加と言う資料が残っていますが
ナースのような金の竜が、海用に用意されていたのでは?と思えるのもあり

ドドンゴと違う操演でならと、金の羽根が生えた竜は、企画にあったようなので
その再チャレンジがゴードだった部分が気がします。

>結局シルバーに塗ってますが(^^;


目は瞳なしで、歯を接着します。

は、1稿にはあるのでを書く予定で・・・試してみたのですけども?
2メーカーも、の単色の目になっていたので疑問でしたが
銀のボディにだと、なるほど・・・ウルトラマンに黒い瞳を書いたような・・・

もう1つ似合わないので、で塗りつぶして、試行錯誤し
けっきょく、セブンと同じクリアイエローで、外側をクリアオレンジ
塗る事にしては辞めました。 プラス別パーツの1.2mmのを、上下に接着。

完成~♪

完成~♪
全体は、こんな感じです!
銀の反射があるのでコントラストを強く撮影した為、羽根の
濃いですが、肉眼だともっと薄いブルーです。
ボディセンターのオレンジが、無いと・・・やはりシンプルと言うより
単体で映ると、白黒に見えかねない怖さがあるのが

写真でも解ると思います。>TBSか?(^^;
左の写真だと、解り難いかもですが、タテガミはホワイトに塗っています。

池谷さんのデザインも、髪は白に見えるので・・・(^^; 

完成してみて?
全体にブルーを薄く吹いたのは大正解で、綺麗&存在感が

増しました!
羽根は、腕の入る太さと、アイロスや、ギエロンと違い

しなやか差を出したのは、出ていますけども・・・
Sアクターが腕を抜いて、羽根に腕を入れ羽ばたくのは
角度によっては、出来そうに見えますが・・・トータル的には
無理な感じで、造型より空想部分の失敗です(^^;


顔は照明や角度では、けっこう迫力出ちゃいましたけども
強力な怪獣軍団に、傷ついて病気のセブンを助けるには
コレくらい必要な気がします☆

制作4日目・塗装 約90分(乾燥時間も含む)

記念撮影


ベースになったレッドキングと2ショット


宇宙人同士?のアイコンタクトも、とれる目線位置♪ 会話が聞こえてきそうです。(喋るのかな?(^^;)


カメラに向ってポーズ~☆

ジオラマセット、スタジオQでの撮影会も予定しています。>BBSにて★

   

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