ウルトラの父

*ウルトラマンAで登場した最初のウルトラの父を主に記載します。
38話の2番目のスーツは少し触れますが、タロウ~のウルトラの父は
また第6研究所~にて。

★光跡

■S・アクター *01  ■デザイン・*02  ■造形・*03

*左右の記載は、向ってでは無くSアクター(自身)側で記載します。

画1


画2                画3

■スーツ
腹部に透けて見えるライン画2からゾフィのスーツの改造と書いてあるのは
半分くらい…正解です。

ウルトラの父は、設定ではゾフィの父の親友でウルトラの母はセブン
亡くなった実母の妹で、ウルトラマンAは、ウルトラの父と母の養子である。
と、ある意味答えが設定に書いてあります(^^;

ウルトラの父の上半身は*ゾフィのスーツで、ベルトから下は
ウルトラセブンのスーツ、ロングブーツは帰マンのロングブーツの改造です。
腹部や二の腕にはゾフィ赤模様が透けているので直ぐに解ります
逆に、下半身は太ももに
ゾフィの模様が無く、スーツの痛みが多く
赤模様を残して銀塗りしてるので朱スーツはAまでは…1人しかいません。
繋ぎ方は、エースロボットと同じくベルトを境界にしています。
38話に登場するウルトラの父の2番目のスーツは上がゾフィで下が帰マンです。
コレも太ももをよく見れば帰マンの模様が見えるので解ります。
図3

ゾフィの方向転換
*上半身のゾフィスーツは、Aに登場したゾフィとは画像を重ねても
模様の位置や幅が違うので、タイトルの存在しない唯一の兄弟なので
事実上、この当時の子供の認識としては
ゾフィはAから登場したのも
同じくらいなので
(初代のゾフィは光の国の使者としての記憶は在っても
玩具、カード、図鑑にも帰マンまでは扱われないようなキャラでした。)

ベースになってる
ゾフィのスーツは、初代マンに登場したモノでは
無いのは明らかですけども、初登場で既にスーツが傷んでいる事から考えると
ウルトラマンAで、未タイトルキャラの
*ゾフィの登場を他兄弟より
多く考えた時点に
帰マンスーツから改造する途中のゾフィだったと思われます。
そうでないと、上半身の格闘跡(帰マン時の傷)の説明がつきません。

*5話でエースを助けに来るゾフィが描かれましたが
地球のピンチに登場するエースのピンチに更に登場するヒーローと言うパターンは
主人公よりもカッコよくなってしまうパターンなので、方向を変え>中止になります。
以後ウルトラ4兄弟は、簡単に
十字架にかけられたり、ブロンズ化にされ
主人公の
ウルトラマンエースが、解決(決着)つけるパターンが守られます。
その後
ゾフィはAでは地上に降りて戦わず、タロウでは逆に引き立てる為に
バードンに殺されるという…初代マンに「命」を持ってきた役割とは
真逆の役を演じる事になります。

■造形?*03
造形といえる部分と、改造と言える部分が在りますので…
外注した部分は、角とバックルだけのようなので…造形は●●とは
記載しない事にしたいと思います。
ただ全体としては、かなり急いで仕上げた感はいろいろな細部に見られます(^^;

画4

青い目に光沢が強調されたスリムマッチョなウルトラマン。

■デザイン*02
放送当時に少し大きな子供は、記憶にあると思いますが
大元のデザインは
一般公募の最優秀作です。
ですが、明らかに造形的な事も考慮しブラッシュアップした画左画4が在ります。
サインが亜森比古なので 高橋昭彦(
*井口昭彦)が描いたモノです。
*両方の名前を使用していますが、Aの頃は高橋さんなのですが
井口さんの方が、現在では多く有名かもしれません。
ウルトラではマットアロー、ベロクロン、バキシム
ブロッケンなどをデザイン、帰マンやミラーマンは自身では無いと否定しています。

古いデータではガイガンやジェットジャガー、流星人間ゾーンの記載が在りますが
本人がシッカリよ否定しているので、現在は東宝の公式文が誤記となっています。
東宝ではメカゴジラ、キングシーサー、チタノザウルスなどをデザイン。

●目
まず
目が青い事に驚きますが、目の色が違うウルトラマンは
ウルトラマンキングまで待つ事になります。

●角
角も、デザイン画では造形した角程は大きく無く、後のタロウに近い
サイズと形です。  ですが・・・結果的な造形の角のインパクトは絶大で
スーツが中古で在る事を、吹き飛ばす存在のキャラになりました。

画5
ウルトラの父電飾スイッチは、角の裏側上方左右画5にAと同じレバー式が
付いています。…かなり丸見えな位置のスイッチですが(^^;
電池は左右の脇に6本・6本の計12本使用しています。

    画6

前後が逆になってしまった耳?

●揉み上げ?
もう1つデザイン画と異なるのが、よく
揉み上げとかヒゲ?と書かれる
角の下のパーツですが、コレはQちゃんはタロウを見れば解るように
初代マンから在る
「耳」として書かれたものだと思います。
角自体が、デザイン画(この場合高橋さんの)より、造形では大きく太く
造られているので、パーツが下に付きすているのと
もう1つラフ画の指示では、真下に平に着けるように書かれていますが
造形では材質がウレタンの為か
FRPの面に沿って装着され、では無く同じ銀に
変更されたので、顔の面から生えているように思えてしまいます。


更にデザイン画を見れば解るように、造形の父は
このパーツが前後が逆に
(画は後方にギザギザがある)付けられているので
揉み上げに見えてしまうので…この部分からだけ言えば造形が残念と言えます。

画7

■ベルト・バックル
デザイン画では、バックルのセンターと淵にもブルーの色が使われていますが
造型的には黒銀です。画7


造形的には、仮面ライダー…のベルトを簡略化したような印象で
玩具やイラストなどでは、ミラーマンのタイマー付のように
センターが青いランプ状のバックルが、当時は描かれています。
その能力的なモノは…武器の収納と後々記載されますが・・・
映像の描写的には謎のままと言える部分です。

   画2

造られた胸のひみつとは・・・

■ウルトラの父の乳
ウルトラの父の乳…胸は、あまりに巨乳なので、他のウルトラマンのような
「段」では無く、カポック(発砲スチロール)で造られています。画2
ピンクライン部分
デザイン画的には、それほど…大きくないので
おそらく角のボリュームが大きすぎた為に合わせたサイズだと思います。


その上からスーツ生地を画2の黄色ラインから上の表面に貼り付けています。
格闘中には、貼り付けた上の角は剥がれてきてしまい…
格闘には向かない改造方法なのが、見えてしまう事からも
やはり角のサイズに合わせた急な加工なのが解ります。

逆に画2の黄色ラインから下のピンクライン部分はカポックのまま
を塗装している為に、つや消しの赤になっています。

 

画8

時間と共に溶けるタイマー!!を利用~★

■六角タイマーの謎
胸の造形をふまえて、父のカラータイマーは他のウルトラマンのように
内側から配線する事が出来なくなったので、カポックに埋め込む必要が生じます。
スチロールを加工した事が在る人は解るかと思いますが
カーブでも、カットしてしまうのは簡単ですが、綺麗に丸く穴を空けるのは
少し難しいのと、タイマーのパーツが回ってしまうので
六角の金属パーツに付けて埋め込み、パテで隙間を埋めていました…

しかし…カポックの素材とパテが科学反応を起こし…まさに…
星人と時間との戦いで…格闘後半にはカラータイマー周辺が解けて
六角の奥のパーツが露呈してしまったのが、六角の土台に見えたひみつです。
しかし…ただでは倒れないウルトラの父は、もう・・・取れてしまうタイマーを外して
ウルトラマンAに投げる事で、ウルトラマンAの復活を演出します。

ウルトラの父の解説に何故か?5兄弟を復活させて死ぬと言う説明が多いですが
実際の作品では父はエースしか助けません。
その後、ウルトラマンAが
ヒッポリト星人を倒した事で4兄弟
ブロンズが解けたところに、Aがタイマーから投げた光が4分割して
エネルギーがチャージされます。・・・ただAが投げたタイマーの
「モノ」は六角です。

画9
腕の模様の謎・・・

画10
後チャックのロングブーツ

■アーム・グローブ・ブーツ
ウルトラの父腕の赤模様は、見た目左右で違います。画9左右腕・中央左腕
コレは、単純にSアクターが入らずに塗装したものと思われますが
形が違うと言うよりも、右が正しい模様なら、左は後ろ後方側に
ズレてしまっている結果で、Sアクターの腕や胸板などが
左右対称なら、もう少しそのズレは少なかったと思われますけども
左側画9中央左腕のみ、銀で形を補正?して…
なんか変わった形になります(^^;
それも含めて…ウルトラの父の初スーツの魅力かもしれません。

その後、この左右の解釈の違いから?
父の腕の模様は、デザイン画から離れ丸くなったりもします(^^;画9右

グローブは、ショートタイプを使用していますが
腕側のウエットスーツのチャックが、シッカリしまって無いと太くなる為
腕にビッチリとグローブがハマって伸びている時に、やや長く見えます(^^;



ブーツ27話・38話は、同じで帰マンのロングブーツと同じ
後ろチャックのロングの上を、斜め加工し赤く塗った2重のデザインのモノです。
その後のウルトラの父は、セブンタロウから借りた
上がまっすぐの、ロングじゃないただの赤いブーツを履く事が多くなってしまいます。

■ウルトラの父のスーツアクター*01
初父のスーツアクターは…謎となってたりしますが…
構えも、走り方も、キックも、ウルトラマンAにそっくりで
後に、命名される光線技クレセントショットを、放つ時には
上半身を、ご丁寧に後方にひねって発射してくれます(^^;

因みに前後編の26話で、Aがブロンズ化され他の兄弟が
カプセルに囚われる中、唯一戦うウルトラセブン
そもそも、セブンは側転のイメージが無いですが…Aそっくりの側転を披露♪
声までウルトラマンAの声で、森次さんのボイスではありません(^^;

つまり、この26・27話の前後編で格闘するウルトラマン
ウルトラマンA、ウルトラセブン、ウルトラの父は、同時に動かない事から
1人のSアクターが、生ウルトライブしていたと…思われます♪…一応、謎です

画11 画12

武器なのか?ウルトラアレイの謎?

■ウルトラアレイ
コレは…武器に見えないですし…御丁寧にフラシュ球を仕込んでいるので
帰マンのNG変身アイテム*スパークレンスと同じく、ウルトラAの2人で変身する
Wのβカプセルだったと思われます(^^;
*80~平成では、その武器名が変身アイテム名に入ります。

詳しくは別の項に書く方が良いと思いますが
企画時の2人の腕に十字の刻印が在り、ウルトラタッチ
掛け声で変身する時に、1本ずつ持っていたモノを1つに合わせたのが
鉄アレイに似た形に、なった事からの後のネーミングだと思います。

デザイン画では球体から出たアンテナのような突起は、真上と真下にも
見られますが、造形物は1つの球に6本ずつの12本あります。画11

変身の合図に光る指輪自体(おそらく南のみだった)がアイテムになりますが…
黒手袋の上から指輪をする画12かなり強引で変わった着け方になってしまいます。
ウルトラアレイの持つ部分に在る赤ラインは、完成作の指輪にも観て取れます。

 

  

Copyright(C)2002- KOUSEKI・Qchan 不許複製

inserted by FC2 system