東京映画・撮影所 

(旧・連合映画・撮影所)           ★光跡

 


在りし日の正面門の様子です。
門柱上の丸い外灯が特徴的で、向って右側に
「東京映画撮影所」の看板が在りました。


写真は現在の跡地で、企業の寮になっています。
の右側の角から撮影。

森重久弥さんの旧邸宅が、南側に在り
駅前シリーズなども撮影された4つのステージが在りました。 
砧や大泉に比べれば小さい撮影所ですが、ウルトラも御世話になった
撮影所が、千歳船橋にも在った事と、ウルトラシリーズに使われた事は
光跡として記載しておきます
*森重邸前の道は森重通りと呼ばれた。

2期は、この近辺や千歳船橋駅周辺などのロケも多く
05年に引っ越した円谷プロ新社屋も近いです。

*レオは、美センが完全に撮影スタジオの「東宝ビルト」になっているので
使用して居ないとの事ですが、追調査中です。

3つの東京映画

東京映画(株)1952年(昭和27年)創立
東宝配給映画の大黒柱でもあった
2大シリーズ駅前シリーズ(1958~69)計24本
社長シリーズ(1956~70)計38本*シリーズ別説有
(内23本を松林宗恵監督が撮影)を制作

モスラのフランキー堺さんも、東宝より東京映画作品の方が多い。

東京発声映画・撮影所
場所は、東京映画と同じ所で、日本初のトーキースタジオ
 昭和12年
東宝映画配給(株)、P.C.L、JOスタジオ
東京発生映画が合併して、東宝映画(株)になる。
この合併のS12年前に、略して
東京映画or東京発声と
言われ、場所が後に同じな事から混同されやすい。

*東宝第三撮影所・成城方面にも施設があった。

東京映画・配給株式会社

S24年東横映画と、太泉スタヂオ
(後の太泉映画)の配給に
五反田に東京映画配給株式会社設立。
S26年東京映画配給株式会社
*東横映画と大泉映画を、吸収合併して
現在の
仮面ライダーや戦隊モノの東映が誕生する。
千歳船橋の撮影所は場所的には関係ないですが、名前的に
東急(五島慶太S17~19年に東宝取締役)が関係している事からも
ウルトラセブンの撮影に東急系の場所が在ったりするで
映画配給が東映な事で、時々深い話で混在します。


*東横映画東急資本で1938年設立・東急東横線沿線娯楽に
渋谷、横浜で映画館を経営 戦後、大映京都第2撮影所
(元新興キネマ京都撮影所)を借り、映画制作にのり出し>東映となる。

株式会社連合映画


1953年(S28)2月28日借スタジオとして
船橋に設立
(代表森岩雄)
1962年(
S37)8月連合映画撮影所
東京映画が移転してくる。
同・撮影所に会社としての所在を置くが
役割はS37~は連合は借スタジオで
制作を東京映画としている。

*連合映画の作品配給は>東宝配給

 

 


在りし日の東京映画撮影所(絵・Q氏)

図北側ステージ、2つは接合されていました。


烏山川(現・緑道)世田谷区船橋3-4近辺
現在は、メーカーの寮などが建っています。
がステージ1~4 

敷地は2分され、4つのステージが在りました。
の横がスタッフルーム、美術部署が在り
其処が>旧・美セン(東京美術センター)でした。
社長シリーズのホームでも在る、北側のステージに
隣接して旧・森繁久弥邸が在りました。

1980年・撮影所閉鎖

帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンA
ウルトラマンタロウ

作戦室セット・他

千歳船橋に在った東京映画撮影所(現在はなし)では
ウルトラシリーズのセット撮影は、全て
美センのように
書かれますが、
2期の特撮以外の作戦室セット・操縦室
隊員の部屋など、ドラマ部分が主に撮影されていました。

連合と言う方も居ますが、昔連合映画の撮影所
だった為で、ウルトラの頃は
東京映画撮影所です。

Aとタロウ以外は、なかなか解らなかったのですが
05年CS放送
ウルトラ情報局5月号で団さんが
東京映画と語ってくれました。*帰マンは2クールから使用。


東宝系の制作会社専用に、使用されていた事からも
快獣ブースカ
も、ロケ地や他の美セン・砧・国際
などとの関係を考えても、ココで撮影してる可能性が
高い気がするので・・・捜索中です。

その他の関連作品

円谷プロ創立10周年記念映画
怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス
でも、この東京映画撮影所を使用しています。


勇者のみ
ウルトラQ誕生にかかせない勇者のみ
東京映画・シナトラ・エンタープライズの制作映画です。

*詳しくは素晴らしき特撮人生佐原 健二・著 小学館
勇者のみ(1965)
監督フランク・シナトラ  特技監督 円谷英二
キャスト
三橋達也 フランク・シナトラ 佐原健二 黒部進・他

喜劇の撮影所

森繁久弥・フランキー堺・伴淳三郎 ・ 桂小金治
  左卜全・ 三木のり平・小沢昭一・谷啓・ドリフターズ
など、多くの喜劇スターも出演していて
松竹のイメージが強い、寅さんこと
渥美清さんも、東京映画の出と言えます。

高島忠夫 藤岡琢也 三橋達也 、 岸田今日子
  八千草薫なども 小さな撮影所だが出演しています。

*60年代後半までは、五社協定で他社系列には
基本的に出演できない。

 

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