ウルトラマン
39話・さらばウルトラマン
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さらばウルトラマンでは、科特隊本部として 建物周辺と内部が使用されています。
ラストのゾフィが赤い玉のウルトラマンを押して帰って行くのを見送る 作品を代表するメインカットで、その中心にフジ隊員が 居る事でも、この回の演出のウエイトを円谷一監督が桜井さんに 託してるのが解ります。図●
現在の見送った位置の場所です。かなり急な丘でよく見ると 3段になっていて、途中にある歩道の部分に(3人)立っています。 画面でも岩本博士の足元左にコンクリの縁石が少し見えます。図● 見あげるサイドからの立位置は作品的には同じですが ココだと建物の前側はまったく映らないので、サイドからや ハヤタの抜けに居る時の立ち位置は丘の一番下に居ます。
1話の記憶状態に戻ったハヤタが赤い玉を指すカット。 抜けに科特隊のメンバーが立っている所は丘の下です。図●
ハヤタが科特隊のメンバーの所に向うカットの場所です。 手前の歩道は固定され半円の柵はありませんが位置は同じだそうです。 上のイラストのハヤタの左に見える細い木が下の写真だと 40年間無事に成長した姿を見せています。 科特隊メンバーの居る場所にある低い植木もかなり 育っていて、今では人が同じ場所に立っても見えません(^^;
ハヤタがウルトラマンと分離し地上に立つカットです。 屋上からのなのは解りますが、画面には右上にマンホールと 小さい苗木しか映っていませんが、その後の1話の状態に 戻った立ち位置図●から遠いと言うのも考えずらいので 下の何れかの中で赤の●場所だと思います。図●の南下(P)より ハヤタの右上の丸い白いのがマンホールで光の加減で反射し 白く映っているだけで作中と色は今も同じです。 ハヤタのイラストは色も近いので若干大きいです。 このカットが朝靄でハヤタの影が無い事から陽が射し出す前で 他の、最初の方と思われる地上の撮影ポイントが近い事からも 当日1番最初にシュートしたカットだと思います。
●●●●マンホール
図■は角度的になく●の辺は斜面が急なのとマンホール らしきモノが無い(工事的に遠まきになる)ので、芝居的にも 黒部さんの移動からも、図●の近辺で考えると●は外灯が 邪魔で●も左側が合わなく、●は論外なので、まずこの写真の ●の位置で間違い無いと思います。作中だと苗木がありますが その位置は窪んだ穴になっています。 *他の木も虫などにやられてしまった木もあり、現在苗木の映る場所に ないものや、ダメになって切られてしまったのもあります。
アラシ(左)イデ(右)の奥センターにフジ隊員その奥にキャップ 岩本博士が、ラストに見上げる横位置カット。 手を振った所より前です。 最終回の芝居(ドラマ班)の象徴的な画でウルトラマンの次に フジ隊員がメインで置かれてる、演出=ウルトラマンとのお別れの パイプ役なのが、このカットでも解ります。図●の南(丘の下) 奥が朝靄で曇りのようですが、まだ陽がちゃんと射してない早朝のカットの 1つで、予想としては2~3番目に撮影されていると思います。 桜井さんの証言でも早朝出発ではなく撮影と記憶されてました。 手を振った立ち位置とは違います。(建物前)
フジ隊員がイデ隊員に支えられ「ウルトラマン頑張って~!」と叫ぶ カットの背景に映る建物東側のゴンドラ型のベランダです。 綺麗な紺のタイルが上まで貼ってあるのは圧巻で、屋上から迫出す 湾曲したデザインの屋根も凄い迫力なんですが 写真だとちょと伝わりません(^^; 直接、日本語の大声でウルトラマンに話すのはフジ隊員の特権で キャップや他の隊員は、返事程度で会話は挑みません(^^; 後のアンヌ隊員がウルトラセブンの名着け親になってしまった台詞や ウルトラマンショーの声援がパワーになる大元が産まれた所とも 言えますけども、ウルトラマンは耳はいいはずなので叫ばなくても・・・(^^;
これはラストにペンシル爆弾を発射したアラシとイデ隊員のカットで ゼットンの破片が降ってくるシーンです。図●少し北から西方向で ■の建物が見えますが、早朝しか陽がまったく当らない 建物なので、予想では2番目に撮影されたと思われます。 作中のカットは2人が降りて行く時には下の芝生はあまり見せていませんが 破片が降る時に、それなりに映ります。 凄く急なので足元を見ながら 小刻みに降りて行ってるのが解ります。
ハヤタが科特隊本部を守る為、最後に変身した場所は図■です。 右に見える■の建物はFS(ハヤタの全身)で停まって戻って来るサイズで カメラ前で変身する為に左フォロー*しています。 *パンのような決まりではなく役者さんの動きでカメラが合わせて追う事。 ココは作品の建物やハヤタの影からも昼近くになって 撮影しているのが解ります。 つまり撮影順だと分離が先(^^;
マルス133でゼットンを攻撃する合成カットです。図●から建物の 西側を入れ込んでいて、光線の部分を空抜けにしています。 厳密にはもう少し左に廻り込んだ角度なのですが、抜けの空の 左にある木が空を隠してしまうとカットの雰囲気が伝わらないので 建物の窓枠の数で、らしい感じの所で合わせています。 ハヤタの撃つ右上(イラストだと黄色)にある苗木も大きな 木に育っています。
この回は時間や予算の関係もあるのでしょうけども このカットのマルスも光線が銃口から上にズレている事などからも 35mmは無く、16mmでゼットン星人の撃ちと受けも処理してる 感じですので、縦方向のゼットン星人の合成2つよりも 光線を書き込みやすい抜けにしたかったようですが・・・微妙に空では なく木々に重なってしまっています。(^^; さらに、その為か角度がゼットンの基地との距離と合わない為に 台本では頭部でも、肩に命中して角度を特撮の方で調整しています。
宇宙線研究所・編→
TORAY(東レ)基礎・研究所
1962年(昭37)開設。 ウルトラマン以前に、松竹の映画や鶴田浩二さんが 来られたそうなので、内容からすると英二さんの「電送人間」(60) で使用したのでは?と思っているのですが確認しても メインの建物が全て出来てる時期では無いので メーカー的な協力なだけなのか?前の建物なのか 周辺のかと思うカットは1つありますが・・・もう少し調査します。
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★以外はNHK・BSウルトラマンナイトの番組取材時に 許可を得てQちゃんが撮影した写真です。
この場所はメーカーさんには、大変重要な機密の場所なので 一般の見学や撮影などは一切受け付けていないそうですから 見学などの問い合わせなどしないように、お願いいたします。
イデやアラシが降りて来る科特隊本部の玄関に続く階段です。 作中ではタイトなサイズですが、全体が解る画像にしました。 凄く立派な木の手すりは、写真でも迫力ですが 肉眼で木目を感じると、もの凄い本部な気がしてきます(^^;
アラシ隊員が停まって岩本博士と言う躍場の絵も同じものが かかっていました。後ろのタイルも外壁同様存在感があります。 偽・岩本博士や隊員が1階玄関として使用してた所で 出て行くのは図■の北側ですが、作品的に外に出てくるのは 南側の下の階から出てきます。 玄関ロビーは科特隊本部でも玄関ロビーとして使われて いますが、メーカー的には2階とカウントされていました。
基地の内部で映る、印象的な廊下です。 作品はもう少しタイトで丸窓がSFぽくあるのですが 少し引いた廊下との関係が解りやすいサイズにしています。 画面のセンターにある柱は手すりで、手すりの右が 階段になっていてカメラの位置は廊下より高い場所 ですがカメラポジションは、手すりより低いので 上の段の床面から超低位置で撮影しています。 また、丸窓の光は外光なので右のタイルに反射してる 感じからも、夜間とかではなく午前でも陽の高い時間に 撮影されていますが、手前左の壁からすると、やはり 10時前の出社前に撮って、次に外で変身のカットを撮影した 順番だと思います。 もう1つ作戦室から出てきた岩本博士が降りるコンクリート壁の 階段は、撮影は離れた場所の為出来ませんでしたが ココの建物の中だそうです。
現在の岩本博士(偽)が逃げてくる建物の南側です。 博士の後ろにマンホールとパイプがある所が 半円の柵を飛び越えるポイントです。 現在は下の部分に白い鉄製の柵が作られています。 *画面では撮影ポイントがロケバスの上など少し高い所で 青いラインに道がある面を少し見せていますが、なにかに 登らないと道は見えませんでした。
岩本博士が逃げて、アラシ・キャップ・ハヤタが追って来る 場所の全景です。見た目以上に急な坂なので革靴とスーツ では、一寸したアクションです。下の車輌が通る道の壁が 一時的に偽博士が隠れる所です。
偽岩本博士が一時的に隠れて居た場所で、柵の関係で 少し変化していますが、博士の上に画面でも確認出来る 盛り上がりの部分のラインが残っていました。図■
写真だと解り難いかもですが●と●の間のラインが 他より盛り上がっていて、博士の上に確認できます。
その偽岩本博士を発見したアラシが追いつくバックは 図Bの建物なんですが、大きな揉の木と幾つかの 木々で同じ距離から撮影すると、よく解らないので 少し接近して撮影しています。図■ 画面にもある白ぽいドアは木の向こうに見えます。
木の影響の少ない南西からだと画面にある 水色の外灯も健在で、Bの建物の屋根の裏が 当時は綺麗な黄色だったのが、今も少し残り解ります。 *偽博士を追ってくるアラシが飛び越える植木は 今はアラシ隊員より高くなり同じアングルで撮ると ただの植木の写真になってしまうので省略します(^^;
アラシ・キャップ・ハヤタが、Bの南側で並ぶ カットの方が黄色い色はハッキリみえます。図■ この頃は昼近くで陽も最高潮に照っていますが まだ10~11時くらいなのがバイザーの反射や 制服の影の方向でも解ります。
スパーダーショットが心臓にまで影響!
ゼットン星人にハヤタがマルスを撃つ合成カットは 本来下のイラストのサイズなのですが 揉の木などが凄くて、同じサイズだと解り 難いので少し引いたサイズを掲載します。
このカットは台本ではスーパーガンなのですが アラシが台本でスパイダーショットを持ってるはずが この回忘れたのか?もう壊れて無かったのか? 持っていない為にマルス133が替わって登場して いますが、定着しないまでもハヤタの武器と言う 色が濃いので持たせてしまったのが影響してしまいます。
ケームル人の仕業か?台本ではスーパーガンが 心臓に命中してゼットン星人は、やられますが マルスの銃身から心臓の高さでは繋がりの角度が おかしく頭部に命中します。図● ただ、台本では心臓をやられる為に現場では心臓を おさえながら苦しんで消える芝居をしているのに 光線はケムールの弱点の頭部になってしまいました(^^;
そのケームール人・・・じゃないゼットン星人の 合成カットのバックは木や建物が建ち、傾斜くらい しか残って見る事は出来ません。図●
アラシ・キャップ・ハヤタの3人がBの建物の影に 立つカットで、ハヤタのベルト上にくらいあるタイルが 縦になってる部分も確認出来ます。 そこに本物の岩本博士から連絡が入り、キャップは 2人を救助に向わせます!その走る方向の右に 銀色のタンクが見えますが・・・ *岩本博士は、科学センターの方なので流星バッチが 襟の裏に着いてる設定になっていますが 今回の作戦室では角度的に解り難いです(^^;
・・・その銀のタンクは重油タンクだったそうで 今はもう在りませんが、その跡地を覗くと 科特隊本部を消化する時に、アラシとイデ隊員が廻した ハンドルがあった所が、そのタンクの横だったのが解りました。
光跡的には残念ながら埋められていてエッジが残るだけ でしたが、コレも1年後には無くなっているかもしれませんので 場所が解っただけでも喜んでいます。
よく見ると2人の左上に重油タンクが少し映っています。 ここの芝居も2人とも真剣で、特撮とのマッチが 素晴らしい効果ですが、実はアラシ隊員は スーパーガンを仕舞い忘れていて、ガンを持ちながら 廻し・・・廻し難いので、途中でホルダーに入れず 置いています(^^; コレもNGだったのか? フィルム的にOKにしたのか?OKカットも撮りつつ慌てた感じが リアルなので編集でNGのを採用したのか?知りたい所ですが 蝮さんに聞いても覚えてくれているかどうか?(^^; 本来のOKは走りこむ前にホルダーに仕舞う。
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