*号数などの名称は光跡のオリジナルで
公式の名称ではありません。
ウルトラマンタロウ:スーツアクター 長沢寛
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ウルトラマンタロウのスーツの光跡
編集的なバンク(過去のフィルム)や、過去のスーツの改造、撮影進行での修復もあるので 各〇号の登場時をメインに、話数も主に%が多いモノ(号)を基本に区分けしています。
★光跡
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図00
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タロウのスーツは、基本的にはFRPマスクにウエットスーツと言う兄さん達と同じ構成です。 ですが、メンテナンス的には兄さん達からのノウハウで、かなりエコなスーツになっています。
オイルショックや、帰マン>ウルトラマンAと、アクションが強化 されてきた事からの創意工夫だとも言えますが、かなりの復活スーツが在ります。
結果1号~10号のタロウスーツが画面で活躍しています。
■例によって細部の名称が解説的には無いので仮の名称を図00で指定します。
セブンのアイスラッガー部分は、アイスラッガーでは無いですが アイスラッガーと書きます。>図00オレンジ部分。
頭部のくぼみ凹部分は「頭部凹」と記載します。>図00青
タロウのビームランプは、セブンと違いマスク表面よりも ドーム状に凸出て居て、ランプの周囲に金属リングがあります。 この部分をビームリングと記載します。>図00黄緑
プロテクターは、セブンほど言われませんが そのままプロテクターと書きます。>図00水色部分。
首からプロテクター部分を、首下と書きます。>図00赤●
カラータイマー周辺部分を、タイマーフレームと書きます。図00ピンク部分。
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図01
左3種頭部の鋲・山形、低鋲、2段鋲
図02
タロウ後頭部の凸モールド デザイン的には在るのが正しいのだと 思いますが、Sアクターの脱着時に 取れてしまうようで、1.2号以外には在りません。
話数的には2.3話に在り、1度外れたままですが 5.6話で修復してます。
その後タロウとして無いパーツになります。
タイマーと目のスイッチは 角の裏耳(下)寄りに着けられています。
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■鋲とホック
タロウの頭部凹やプロテクターに付けてある金属は、よく鋲(びょう)と記載されています。
頭部には図01の左3つような3種の鋲が使用されています。 因みに、左から、山形、低鋲、2段鋲 と記載します。
また、プロテクターの金属はQちゃんの知る限りではホックでした。図01右側 *ジャンパーなどのボタンとして使われる、パチンとハメるモノ。
なので、図01右のプロテクターの金属はホックと書きます。 これは、全話通して同じパーツで形は1種しか在りません。
*またプロテクターが全部ラテックスにとの記載も在りますけども おそらく、金属ホックごとプロテクターと同じ銀に塗装してしまった 状態の事で、よく見ればその銀ホックも剥げてきて金属が出てきます。
■グローブとブーツ タロウは基本的に、セブン的な長いグローブでは無くショートタイプを使用しています。 ブーツも数種ありますが、基本変わりませんので 現状この2つでの差異は、スーツの号数の認識を優先させるので略記載しません。
■その他 脇腹電池は単2を6個ずつ左右に入れています。 タイマーと目のスイッチは、角の裏耳(下)寄りに着けられています。図02
■号数について タロウスーツは、メンテナンスに優れたスーツなので「スーツ」と言う 意味では10号大きく超えています。
ですので、基準はFRPマスクとプロテクターが同じなら同じ号数に 留める分け方を選択しています。
ですが、明らかに次のスーツに継続したのに、復活してきたマスク類は 新しい号数を与えています。例4号や6号は、後半に9号、10号として帰ってきます。
■修復と改造 ウルトラマンスーツは、初代から修復はアクション的に必ず行われます。 なので修復の範囲は基本記載しませんが、大きな修復は「改」改造として記載しています。 その間の微妙な~ゾーンも在るのですが、その境界は独断である事を御了承ください。
■修復・メンテナンス タロウスーツの凄い所は、極端に言うとマスクとプロテクターを外し 赤いスーツ部分を入れ替える事が可能で、右腕ごと取り替えるても 肩の接合部がプロテクターの下で見えないと言う利点が在るので 他の兄さん達のように、肘や膝に大けがをしたまま数話出るような事は無くなっています。
ただ1つの欠点は、その後ウルトラマンレオで解消されます。
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1号スーツ
●登場話 1.3.4.5.6話
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●1号スーツ 基本系のタロウ1
デビューが1話のメインなので1号にしています。 実際には2号と同時の兄弟スーツです。
角は2号より少しだけ外向きです。*マスク部分の接合角度差。
ビームリングは金属素材のままです。>途中のメンテで銀塗装リングに変更されます。 頭部凹の鋲が、頭部凹センターより少しアイスラッガー寄りに付いています。
プロテクターは3話で(メンテ)少し斜めになってしまいますが、4話で直します。
5話からはホックが、プロテクターの修復塗料の銀で塗装されてしまいます。
目は左目のクリアパーツが少し前に出ていて、マスクの凹部分に対して左目は外に 少し寄っています。
覗き穴は最初は小さいですが、5話からアクションと安全性から少し大きくなります。
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2号スーツ
●登場話 1.2.4.5.6話
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●2号スーツ 基本系のタロウ2
デビューは1話なのですが、1話はサブで2話のメインスーツなので 2号にしています。 実際には製造的には1号と同時の兄弟スーツです。
角は1号より少しだけ上向きです。*マスク部分の接合角度差。
ビームリングは、パーツの元の金属のままです。
首下の面積が1号よりも広い=プロテクターが少し下((胸段差比)に 装着されているので、背中のプロテクター上から首までの赤い部分が狭い。
カラータイマーが、タイマーフレームに対して下の位置に付いています。
目は左が、やや上向きで、電球が1号よりもセンターに入っています。
グローブもミドルサイズを装着する事が在り、ブーツも底が白いのも履きます。
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3号スーツ
●登場話 7.8.9.12話
●3号Re 13.14.15.16話
●3号ReⅡ 16.17.18.19話 *16話途中でのリニューアルで跨る。
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●3号スーツ 激闘と再生のタロウスーツ!
3号スーツは、ウエットスーツの赤い薄いカラーなのが最大の特徴です。
首が太くなって、後頭部の凸パーツは無くなります。*Sアクター脱着の為
プロテクターが広く(肩部が横に広げて付く)右が少し斜めです。
ボディの銀ラインは1.2号よりも直線的です。
頭部凹部分の鋲が、右が外寄りに装着されています。
目ののぞき穴が大きく、銀(白)部分が小さく在る。
カラータイマーが、タイマーフレームの下寄りに在るタイプです。(ズレ)
当初は、胸のアンコ(詰め物)に大きいモノが使われました。 *その為、脇の電池が左右に押し出される事があり>戻ります。
また3号は、最も激しい戦闘を繰り返したタロウで 長期的には4号のアクション用でもありました。 *登場時は少しだけ大事にされ5号がアクション用。
また2度の大きなリニューアルを受けていますので 登場話数では3号>3号Re>3号ReⅡと分けています。
またバードンにヤラれて死んだスーツも、この3号ReⅡで 撮影的には、それが3号スーツのの最後です。
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4号スーツ
登場話9~以後、3号のアップカット。 *28.38のバンクカットとしも登場しています。
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●4号スーツ 最も綺麗なタロウ!
4号は登場時から凄く綺麗なスーツで、最初は3号のアップ用に使用され アクションをしていません。
カラータイマーもタイマーフレームに対してセンターに綺麗に 装着されています。
特徴は3号と同時期の製造なので、首が太いです。
頭部凹部分の鋲が、右が3号よりも外寄りに装着されています。
目の覗き穴は右、、やや斜めから空けられていて少し大きく 左目はパーツごと少し前に出て居て、目の穴も横位置から空けられて いるのが特徴です。
カラータイマーや、のぞき穴からも3号がアクション、4号はアップと言う 初代マンやセブンでも試みた、使用用途を分離した産まれだったのが解ります。
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5号スーツ(1号改)
●登場話 9.10.11.13.*20話 *20話は、更に改修した5号改です。
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●5号スーツ(1号改)復活のタロウ!
このスーツは登場時から新しく無く、当初は3号のアクションとして登場しています。
元は1号なのですが、改修%が多すぎるので新しい号数を与えています。 *なぜ1号かと言うと、新しく無い過去のスーツの中で3.4号は、同時期に 存在しているので、3.4号の改造では無いです。
残りの1.2号のどちらかなのですが、次↓に2号改(2号の跡が解る範囲の改修)が 存在するので、消去法的に元1号と解るような存在なので5号としています。
5号はプロテクターを貼り直しているので、プロテクターがヨロヨロです。 貼る位置も下の方なので、首下のスペースが広い。
ボディのカラーも濃い(修復しての重ね塗装)のも特徴です。
ボディの銀ラインは、セブンぽいライン(型紙が同じ)になっています。
1号の跡としてば頭部凹の鋲やアイスラッガーのセンターエッジや ビームランプとの距離など幾つか細かいモノが残る程度で 消去法が無ければ、解り難いスーツなので5号までの段階だから判明した正体です。
また1号と同じく、後頭部の凸パーツが在ります。
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2号・改スーツ
●登場話 12.14話
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●2号改 タロウスーツの助っ人!
2号スーツの改修したスーツです。
1クールと2クールの隙間を埋める助っ人予備のスーツなので出番は少ないです。
プロテクターを貼り直しているので、プロテクターが5号と同じくヨロヨロです。 特に右側がヨロヨロです。
カラータイマーはタイマーフレームより下付きで2号と同じです。
また目のパーツ自体は2号のままで、内部の白目(銀)は修復されていて 黄色い部分との境が最もハッキリしたタロウの目です。
プロテクターなどの出来や目の修復などの部分からも予備的なスーツだったと思います。 なのでバンク的な1カットなどを除くと12.14話にしか見られません。
また2号と同じく、後頭部の凸パーツが在ります。
つまり2号は、1号よりも損傷は少なかったようで目の修復などからも 雑誌など、他のメディアや宣伝の為に、復活させて予備スーツとして 控えていたようです。
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6号スーツ
●登場話 17.18.19(光の国復活~)20.21話
*21話くらいから鼻の下?の塗装剥げています。
●修正6号 22.23話 *23話で右角が折れる。(バンクカットなどで補う)
●再修復6号 25.26話
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●6号スーツ 銀ホックのタロウ!
6号スーツの最大の特徴は、プロテクターのホックが 全てパーツのままの銀色(塗装じゃない)と言う部分です。
額のビームリングも、銀の素材で塗装されていません。
プロテクター自体の面積も大きく、やや下に付いているので 首下も少し広いです。
タイマーフレームは狭く、隙間があまり他よりも在りません。
頭部の凹部分の鋲は金色ですが、低いタイプの図01左から2つ目が 使われています。 凹部分に対しては、ちゃんとセンターに鋲が在ります。
後頭部もシルバーでは無く、グレー(汚れると濃いグレー)なのも特徴です。
後頭部がマスクの銀とは違うグレー。
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7号スーツ
●登場話 24.25.26話
改修7号・29.30.31.32話
改修7号Ⅱ・33.34.36.39.40.42話
*33話で胸パット改 *36.40話は半分のみ登場。(8.9号と半分ずつ)
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●7号スーツ 2度の改修で1クール以上戦ったタロウ!
6号スーツのプロテクターのホックが、パーツ素材の銀だったので 7号は、イエローに全て塗装されたホックが付いてるのが最大の特徴です。
他のパーツ素材のままの金色とは違う質感のホックのプロテクターです。
登場的には6号後半と少し重なり、使用は温存されていますけども 製作的には、6号とほぼ同じ兄弟スーツの弟です。
タイマーフレームも6号と同じく狭く、隙間があまり他よりも在りません。
プロテクターも6号と同じくプロテクターの面積が広いタイプです。
また、6号と違う部分は首~後頭部の脱着に負担の掛かる部分に 更に余裕を持たせているので、首下にたるみが、かなり(そうとう)在り 首下はWスーツの赤とは違う塗装の赤になっています。
額のビームリングも、6号と違いマスクと同じ銀で塗装されています。
頭部凹部分の鋲は、6号と同じ低いタイプです。
また後頭部やボディのラインの銀は、新塗料なのか?
とても綺麗な発色になっています。
後頭部も銀色に戻り綺麗、赤との境のラインもハッキリしています。
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8号スーツ
●登場話 25.26.27話~アップ用
28.29.30話 *29話でプロテクターホックが銀に塗られます。
30話後見た目良いとは言えないので7号改修譲り離脱。
8号改修 37.40.43.45.47.49.50話
*首下、プロテクター、ホックを改修して帰ってきますが 頭部の鋲他は同じです。
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●8号スーツ 2重鋲にランダムホックの異色のタロウ!
8号スーツは、ある意味解りやすい異色?特異なスーツで 頭部凹部分の鋲が*2重(段・図01左から3つ目)になっていて、プロテクターの ホックの並びが、他のスーツの誤差範囲の違いとはケタ外れに 異なるランダムなホックで、一見放射状にホックを配置したかのようにも観えます。
図01
カラータイマーとタイマーフレーム関係は狭いままです。
プロテクターは肩の部分を外に引っ張って説着したようで、肩部分的には 横広に観えます。 ホックは、並びの他に抜けている部分(明らかに無い)も在ります。
また引っ張った貼り付けなので、背中も後方(下・腰)方向に長く 背中のプロテクター内側の赤いスーツ面積も、長方形で長くなっています。
後頭部は8号もグレーです。
ビームランプリングは金属素材のままで塗装されていません。
目の覗き穴は登場時は、アップ用なので小さく横長タイプです。
脇腹の電池BOXが下がって来る傾向にあるスーツでもありました。
30話で一時撮影現場離脱して、最終回延長も決まり改修を受け戻ってきます。
最後に、レオの撮影とも平行して 後半を支えた特異なスーツで在るのは間違いありません。
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9号スーツ
●登場話 35.36.37.38.41.43. 45.47.48.49.50.51.52.53話
*36話は7号と半分ずつの登場。 37・43話は少しだけの登場。 48話は全て9号で撮影。
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●9号スーツ 角開きと呼ばれる、赤タイマーフレームのタロウ!
この9号スーツの正体は、6号改です。 ただ改造範囲が多いので、もはや別スーツに近い為に9号のナンバーにしています。
6号で角が折れた事から、角を修復した時に角度が違い正面からは 角が開いて見える為に、角開きなどと呼ばれるタロウです。 *角は、目の周辺の凹部分に対して、下図赤い部分の上を開けてしまうと 厳密には斜め後方に倒れてるので=角が開いて見えています。
体感的には自分の両手の指を5本揃えて、親指外側を耳に着けて 斜め後ろに開く感じで、90度左右に開いてるのでは在りません(^^:
ですが、スーツとしての最大の特徴は、タイマーフレームの中 カラータイマー周辺のスーツ地が銀に塗装されて無く 赤いタイマーフレーム内(左図)なのが、最大の特徴です。 *この事からもWスーツは、全て新しくなっているのに、プロテクターが 登場から古い再生のタロウが、9号タロウだと言うのが解ります。
*プロテクターのホックも、完全修復は出来て無く破損のホックだけ 交換していて、ホックは塗装と素材のままが混在しています。
スーツの銀ラインも、ややグレーに近いスーツです。
マスクの左アゴ下のラインも、再装着で上手く着いて無いので 接着面が上を向くと観えてしまうのも、6号からの継承された跡です。
オイルショックの中、6号から再生されたエコなスーツですが 後半の激しいアクションを、1クール以上も耐え抜いた根性の在るスーツです。
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1話だけの最後のスーツ
●登場話 最終回のみ。
比較図
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●1話だけの最後のスーツ
このスーツは、9号スーツです。が、最終回にのみ使用されたスーツです。
特徴は、後頭部が全て赤いのが最大の特徴です。
タロウのスーツは、時代的にWスーツや塗装、接合技術もアップしてます。
セブンと違うプロテクターを装備する事で、腕や、首下(首から上)などの 接合部分を、プロテクター下に隠す事が出来るので、プロテクターを外して 復活する事が出来るのが、今までのウルトラマンとは大きく違います。
後…もう1本だけでしたが、9号が持ちこたえる事が出来ずにスーツ部分が 交換されてるのが、この最後のスーツですが、レオと同じく後頭部が 全て赤のままで、他のタロウのように銀(グレー)の後頭部の塗装無く 最後の戦いをしています。
この後頭部の塗装と、プロテクターが*前後にズレてしまう事は レオが、更にタロウから引き継いだメンテナンス要素で、ボディのラインも 無くしてシンプル化レオは、オイルショックの中でアクションが強化 されるヒーローとしては、正常進化だったとメイキング的には思います。
*タロウのプロテクターは首下が広くなったり小さくなったりズレてしまいます。 ズレると言いうのは、前後胸から~~肩甲骨の位置がズレるので カラータイマーの位置が上下すると言う意味です。
コレを防ぐ為にも、レオにはプロテクターの下に別パーツの文字が入ります。 プロテクターのメンテナンスポイントの基準として、文字が1文字在る事で プロテクターのズレが少なくて済みます。
基本前からは9号ですが、プロテクターは更に波うっていて 背中側も、かなり斜めにズレていますが…それも9号の激戦跡です。
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10号スーツ
●登場話 44.45.46話
*45話は少しだけの登場。
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●10号シーツ 金銀ホックの助っ人スーツ!
10号スーツは、4号スーツ改でもありますが%から10号としています。
最大の特徴は、プロテクターのホックがカラータイマーの右が銀で 左が金色の素材な事です。
46話~からは何故かオール銀に塗装されます。 ホックとしては塗るなら全部「金」なのですが、ラインやマスクなど 銀塗料が在ったからなのか? オール銀になります。(^^:?
ビームランプリングは塗装されています。
頭部の鋲も凹みなどが在るモノなどは、打ち直しされています。
首回りは余裕を持たせた分、太くなっています。
プロテクターは左右に広く、肩から腕方向に広がって付いています。
基本的には、メインの8.9号の助っ人に用意されたスーツで 全てメインで登場してるのは46話のみです。
終わりで言うと9号を10号にするべきかもですが? 登場時からの号数なので、10号にしています。
タロウは劇中でも、ウルトラの国で再生するウルトラマンですが スーツ的にも、また?まだ使う?と言う程、アクションと火薬 火炎放射の中で、戦いを繰り返し再生を繰り返しています。
●号改とか●号改Ⅱなどで、表示するので済ませようかと思いましたけども 全話でのタロウスーツの特徴は、再生・復活のウルトラマンなので 改造の%が凄いスーツには、号数を与える事で復活のタロウを認識して 貰えたらと思います。
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