円谷プロ創立10周年記念番組

ウルトラマンタロ誕生の光跡

当然、光跡なので光の国で・・・とかではなく
メイキング的な方です。

 

★光跡

円谷プロ創立10周年記念番組

 

特撮空想科学TVドラマ(企画案)

ゴッドマン(仮題)

東宝(東宝企画)のゴッドマンが
受け継ぐ

 ●タロウ誕生の光跡

タロウの誕生は、本来は無かったと言える程
ウルトラマンA放送時の銀河連邦計画は、あまり上手く行かず
ウルトラマンシリーズは、ウルトラマンA終息を迎える方向が検討されていました。

そんな中から、産声をあげ難産のすえに誕生した
ウルトラ6番目のウルトラマンタロウの光跡の記録です *銀河連邦計画へ


円谷プロ創立10周年記念番組

ウルトラマンタロウの企画の前身としては「ウルトラマンスター」「ウルトラジャック」
「ウルトラマンジャック」の3つが有名です。


もう少し遡ると、ウルトラマンA放送中の円谷プロではミラーマンレッドマントリプルファイター
ウルトラマンAを含む4番組を放送する最盛期でした。

そんな中、創立10周年記念番組の企画が平行して進められていきますが
放送局側はウルトラマンシリーズは5兄弟のウルトラマンAを、最後のフィナーレにして終了。

別企画へとの考えが濃くありました。

●ウルトラマ6番目の弟はだれ?

怪獣が毎週自然にから出て来帰マン時期から、当時の開発的にも
もう不自然な現象を、ヤプールが送り込む超獣と対峙するスタイルにしましたが
超獣と怪獣の判別・区別がつけにくい事からも後半はヤプールの設定は消えてしまいました。

その辺りにも「怪獣」VSの難しさが、ライバル番組仮面ライダーなどの敵設定と比較し限界と見ていたようです。

また、後半にはウルトラ6番目の弟としてウルトラマンAには
ダン少年が設定されている事は、もう6番目のウルトラマンは考えていない方向の一部として
表面に出ていた設定だったので、タロウ後に、ウルトラマンAを観た子供は
ダン少年の設定に少なからず違和感・戸惑いを抱く事になってしまいます。


その中で、ウルトラを継ぐ創立10周年記念番組の企画、特撮空想科学TVドラマとして
書かれたゴッドマンがあり、資料も残されています。


円谷プロ創立10周年記念番組 特撮空想科学TVドラマ(企画案)

ゴッドマン(仮題)
このタイトルとヒーロー名は、後にウルトラマンAの特撮を担当していた
東宝(映像)が、円谷プロのレッドマンの続編に「行け!ゴットマン」として
東宝(東宝企画)に移行されます。

(丸昌)

 ●タロウカード①

左は最初期の準備期間中の撮影会のタロウで
東宝の大プール脇で撮影されたもので
ブーツの底が白色(未塗装)のタロウです。


まだ、ウルトラマンAが東宝で撮って居るのも関係して
ウルトラマンタロウの初期撮影会は、隊員やクルマなども東宝敷地内で
撮影されました。 

タロウの乗って居る台の後ろのコンクリの壁が大プール
西側で、その壁の奥がプールになっています。

右奥の小屋は美術の倉庫の1つです。

かなりギリギリのタイミングでの宣材活動を、間に合わせた感があり
ZATメンバーの制服も完璧では無い状態で、撮影されているので
ドラマ班も、まだZATの制服では撮影していない段階なのが解ります。

 

ファイヤーマン
天田カード
ファイヤーマンの大映スタジオ
後の栄スタジオ・仙川
タロウが継続して後半使う
事になります。

ジャンボーグA
山勝カード

ジャンボーグAのカードには
帰マン~レオの間の美セン
最後の様子が解るカードも
在ります。
*美センはタロウ途中に
東宝ビルトへの改築に入り
タロウは仙川スタジオへ
移動します。

タロウと同時期に始る
流星人間ゾーンも
ゾーンファイター、ガロガ
ミニ撮影会が、まったく同じ
東宝大プールの脇で行われました。

 

ウルトラ意外としては、円谷プロ創立10周年記念番組としては
ファイヤーマン73年1月、ジャンボーグA73年1月からの
特撮ヒーロー番組が放送されていきます。

ですが、1972後半、ファイヤーマン、ジャンボーグAの製作準備で
マーチャンなど、同じ30分番組のウルトラシリーズとの差が見えて来てしまいます。

それは後々残る、各防衛チーム的存在PATや、SAFなどのメカの玩具や
主役の玩具、学年誌やメディア露出・少なさを見ても、明らかな差がありました。


そこで、ウルトラシリーズ継続案として、ウルトラマンAでピリオドでは無い
継続の道として「ウルトラジャック」まだウルトラマンジャックでは無い。の企画が上がります。


●ウルトラジャック


内容はヤプールに替わって、怪獣を宇宙からの侵略兵器として登場させるように
設定する事で、ウルトラマンAでピリオドの問題点を改善しょうとした設定になっていました。

*この企画も、また流星人間ゾーン(東宝映像)で
恐獣ミサイルとして地球に向けて発射する怪獣案として受け継がれ活かされます。


ウルトラジャックは、11の技を持つヒーローとして描かれ上画右上に丸秘と在る段階の白表紙。

ウルトラ6番目の弟の話として、宇宙も舞台にした世界で
怪獣では無く「宇宙怪獣」との闘いとして設定していて

ウルトラ6兄弟  

宇宙怪獣  

宇宙も舞台

と言う3つの柱を打ち出しています。

この宇宙案は、ウルトラセブンから挑みつつ上手く実現できて居ない
部分なので、10周年にという強い思いが在ったようです。


その残りは、ウルトラマンタロウマゼランアンドロメダ
月や多くの宇宙ステーションとしても残り

タイラントなど太陽系の惑星を連続して描くなどにも
このウルトラジャックの企画を、垣間見る事が出来ます。

宇宙怪獣も、アストロモンスの名前や、コスモリキッド、ライブキング
のような地球の生物には無い、特殊能力に残っていますけども

怪獣と、宇宙怪獣を、子供に解るように明確に違うキャラとして描く事は出来ませんでした。

 

(丸昌)

 ●タロウカード②

 

母のスーツが完成後に、ステージの外で行われた
マーチャン用に、タロウが加わったミニ撮影会。

ウルトラの母は、御存じのようにスーツが間に合わず
仮のシルエットで登場後に、完成スーツが本編に登場
しています。

ウルトラの母のマーちゃん用(3面)撮影他
雑誌メディアの撮影に、対応したミニ撮影なので
キャラクターの輪郭で切り抜かれ使用される事が多く
背景が、そのままなのはカードで見られます。

円谷プロ創立10周年記念
テレビ映画新企画

 

2つ目の企画書
ウルトラマンスター
宇宙科学警備隊側が、具体的に
なって来ています。

この時期のスカイホエール
ビジュアル的に、完成作品の
ホエールよりも、くじらぽく
書かれていますが、銀
ボディになっていました。

 ●ウルトラマンスター

ウルトラジャックの次に、マーチャン用にメカ(玩具)を
強く意識した、ウルトラシリーズの続編案は宇宙を強く、キャラクター名にも入れた

「ウルトラマンスター」でした。

宇宙科学警備隊が書かれ、スカイホエール、コンドル
スーパースワロー、アンドロメダ、マゼラン、ドラゴン
ラビットパンダ、アイアンフィッシュ
ペルミダーⅡ世(ぺ・PE)が、設定されています。
*ウルフ777は、まだ無い。

後に、このメカ軍からの決定打としてオープングにサンダーバード手法と同じ
実写で、毎回(全話)メカの発信を見せる
影絵では無い映像で、メカのマーチャンにアピールします。


●宇宙科学警備隊(まだZATでは無い)も
TAC初期と同じ7名の隊員で、制服や装備も設定され
カラーパンフが作られています。

この段階で初の女性用に別制服のデザインが書かれています。

白鳥船長が既に登場していて、ウルトラQのデスク
田島義文さんが、キャスティング候補になっています。
*白鳥さおりの設定は、まだ無い。

■タイトル候補

・ウルトラマンガッツ(後にティガの防衛チーム名になる)
・ウルトラマンキング(後にレオに登場するウルトラマン名*
・ウルトラマンファイター
・ウルトラマンZ
・ウルトラマンハンター
・ウルトラマン6
・ウルトラマンNO.6

*タロウのピッコロなどに残る、ウルトラ王国(ウルトラの国)も
ウルトラマンタロウ実現の柱の1つでした。

●変身バッチ

変身にバッチが使用される事も、この段階で設定されていますが
制服の腕や太腿にはボタンで留めるポケットが書かれていて
その中にバッチを仕舞っていて、取り出すと言うアクションが在る
初代マンβカプセルや、セブンウルトラアイ
ような変身アイテムになっていてました。

 

(丸昌)

 ●タロウカード③ 

初期のウルトラマンタロウのカード
三浦半島剣崎でのZATメンバーですが
カードは、まだ宇宙科学警備隊文字しか入って居ません。


宇宙科学警備隊(ZAT)の制服は
東宝大プールの撮影会には
胸のマークが借で、バックルは
まったく本編と違うNGのベルトだった為に
剣崎で隊員の3面写真が岩バックで撮影されています。

10周年に力を入れた
企画書は金文字
なりました。

(丸昌)

ウルトラマンジャックは
ウルトラマンA放送中に特撮を
先行させているので
初回数話~7話くらいまでは
ウルトラマンAと同じ
東宝スタジオで撮影し、高さも広い

逆に、ウルトラマンA後半は
タロウ準備の壊れない建物などを
置くことが出来た。

変身アイテムのバッチ

ジャックの頃は、驚く事にアイテムに
地球の文字でJACと書かれています。(^^:

形としてのデザインも
後のZATのマークです。

しかも、腕に着いてる革?
ポケットの中に入っていて出して
変身と言う、NG&時間を喰う地味な
アクションになりそう?な設定でした。

このポケットは宇宙科学警備隊
腕と太腿にデザイン画では
付けれいます。

 ●ウルトラマンジャック

ウルトラマンジャック(仮題)は、基本設定は、ウルトラマンスター
それほど変わりない感じの進化です。


企画書は、10周年に力を入れた感じで企画書が金文字になっています。

面白いのは「特撮空想怪獣シリーズ」と着けられていて
宇宙怪獣を特撮で描く事を、柱にしているのが伝わります。

文面でも、アストロモンスは空も飛べて無敵で相手のエネルギーを吸い取る。

コスモリキッドは攻撃を受けると溶けてしまう。

ライブキングはバラバラになっても月の光で再生する。

ゴースト、ビルなどをすり抜ける。 など、特撮と怪獣で魅せるアイディアが
盛り込まれています。


また、メカではウルフ777が攻撃用自動車としてラインナップされ
形も、タロウ登場に近いデザインが書かれていて
マツダやトヨタの塗装替えだけでない、改造車輌を2台も投入する意気込みが凄いです!


●ジャックの11の技

・ストリューム光線、セブンのスぺシュウム光線*、マンのエメリュウム光線*よりも強力とあります。
*勿論、逆ですが・・・(^^:

スワロ―キック ツバメのように空を自由に飛び、東京タワーを一撃で倒す。

アトミックパンチ、ハンドナイフ、パーフェクトバリヤ―などがあり
ハンドナイフは、ミラーマンの影響が見える気がします。

また、ヒーロー光線というネーミングはどうかと思いますが?(^^:
額のパイロットランプから発射される光線も、セブンと同じく設定されています。

ジャックブレスレットも、この段階は両方の腕にブレスレットをしているので
クロスすると、いろいろなモノが出て来る設定になっています。
*スーツ脱着の事から1つになったと思われます。

ウルトラ噴流は、水が手からでて、ウルトラフリーザーは凍らせる武器。

ウルトラダイナマイトも、この段階で同じ機能として描かれています。

ウルトラモールは、地中を進めますが…描かれず。

 ●予算と時間からのフィールド消失

プロップもアンドロメダや、アイアンフイッシュなども作られ
1分の1の怪獣の部分など、破格の予算でスタートしますけども…

早くも、宇宙路線、水を使う海洋路線、が、第1話放送開始の逆算から
スタジオのスタンバイに時間が掛かるフィールドは
スケジュール的にストップされる事になります。

勿論、スカイホエールはタックファルコン、小型飛行機もタックアロー(MATアロー)の
コックピットを流用できますが、マゼランやアイアンフィシュなど

ウルトラマンAよりも増やしたメカ群のコックピットは、セブンのホーク3号
コックピットが登場しない~妥協したように、準備段階では間に合わない事からも
残念ながら活躍しなくて登場薄で終わってしまいます。

コレは、番組実現がマーチャン的と宇宙怪獣、ウルトラ6兄弟の3本柱の1つが揺らぐ
大きな事で、宇宙怪獣にも影響しますので、代替え案を投入しないと…
タロウは産まれて居なかったかもしれない程、大きな変更事態でした。


その上、ウルトラマンジャックで決まりかけて居た

新・ウルトラマンは、1972年11月日本航空ハイジャック事件が起きてしまい
同機が、22日後にモスクワで墜落すると言う現実の社会的な大事件が起き
連日ニュースで「ハイジャック」と言う言葉が流れた事から

マイナスなイメージが着いてしまい、再びウルトラA>ウルトラマンAと同じ
急遽直前での変更するピンチも抱えてしまいます。

(丸昌)

 ●タロウカード④

 

タロウの武器ランサーは、放送開始前後は
こういう武器を使うヒーローと誤解?されたのか
ランサーを手にしたタロウのスーチールが
メディアや、カード、めんこ他に多く使用されましたが
全体的にはイメージの濃い武器では
無く終わって居ます。

これもセブンエメリュウム光線>ヒーロー光線と
セブンを意識したように、アイスラッガー
外れない事から、活躍させる予定だったのかもしれません。

 

ウルトラ5兄弟のつよさをあわせた
凄いヒーローとして3月号(2月発売)では
まだデザイン画で紹介されています。
やはりセブンに、そっくりと書かれています。
*ブレスレットが両腕にあるのが解ります。

初期宣材シール、タイトル
文字廻りや☆星(宇宙)
デザインに使われている。

 ウルトラマンジャックから、タロウへの変更

ウルトラマンジャックは、直前にタイトル(キャラ名)変更を
する事になり、元々のアラビアンナイト的なファンタ―ジー

宇宙科学警備隊のメカに、横文字の動物の名前を入れるなどに予定していた
作品要素を、ロケーションは日本(関東中心)になってしまうので

日本的なファンタ―ジ―「おとぎ話」へ舵を切ると言う変更が
まず、撮影・製作的になされます。

その為、作中には神社・寺院・日本庭園などが多く撮影に使われています。

日本昔話に多く使われる主役●●太郎 から>>>ウルトラマンタロウへと変更。

完成作品にも、亀(トータス)閻魔大王、ムカデンダー、鬼(オニバンバ)など
日本昔話的なモチーフが、取り入れられて行きます。


宇宙怪獣も、アストロモンス、オイルドリンカー 、コスモリキッド、ライブキング 
などは実質的には、地球の怪獣との違いを、示す事は出来ませんでしたが
1分の1の怪獣パーツなどは、今見ても凄い予算スタートしたのが解るポイントです。

3月発売の学年誌の表紙のタロウは、兄弟とのスチールでは無く
写真が単独で使用されています。

そして…宇宙・海洋フィールド・宇宙怪獣の消失で
タロウが誕生するピンチを救う代替え案が登場する事で
ウルトラマンタロウの製作は、頓挫せずにブラウン管に
登場する事が出来るようになります。

 

(丸昌)

 ●タロウカード⑤

 オイルドリンカー
特撮ヒーローが多い時代に、アクション強化が競い合う時代
タッコングと違い、格闘出来る体形の怪獣で
東京湾を舞台に、大暴れ格闘予定のオイル怪獣でしたが
やや薄い印象でした。

 

この時期のウルトラマンと言うと、帰ってきたウルトラマン
指す事が多く、ベースとしても帰ってきたウルトラマン
意識してる部分は、2期の作品に多く観られます。
オイルドリンカーも、帰マン1話の東京湾未消化のリベンジ
狙いとしては良い怪獣では在ったと思います。

 

主人公のウルトラマン
タロウでは無く
「ウルトラの母」を入れた
タイトルが
第1話に成るほどの代替案。

写真・図解でファミリーの
設定が、こども達に
伝えられました。
セブンの姉さん
ビジュアルまで公開されます。

この兄弟の父・母などの
イラストもベースになりますが
3期の前後~、若干の変更が
されていますが、まだ実写で
の登場は在りません。


母は、まだセブン母のシルエット
にした公開でデザインも
緊急だったのが解る跡です。

エースは父にひろわれたと
言う記載もあり
ゾフィ―も、どこで産まれた
のかも解らないと言う記載も
あります。

またセブンタロウに特別な
意識。感情を持ってるような
発言なども記載されていました。


スーツは間に合わず
シルエットでの仮登場が考案され
ウルトラマンのマスクに
トリプルファイターのボディを
ベースに加工し、放送画面に
初登場する異例の緊急対策でした。

 代替え案から、ウルトラマンタロウ誕生へ

空飛ぶクジラ(スカイホエール)や、ウルトラマンジャック
アラビアンナイト的な、不思議な能力の宇宙怪獣と遭遇する
宇宙規模で描くストーリーは

宇宙や海洋フィールド、宇宙怪獣と言う設定を失い
撮影背景からも、ウルトラマンジャックから
ウルトラマンタロウに変更すると当時に

その代替え案として、ウルトラマンAに登場した
ウルトラの父に続く、キャラクター

ウルトラの母を提示。

ウルトラマンジャックは、ウルトラマンタロウとして製作続行
される事になります。
その代替案は、予想以上にインパクトが合ったようで

ウルトラの父のようにシリーズ途中の登場ではなくいきなり
第1話のタイトルにも、急遽起用される事になってしまいます。

代替案「ウルトラの母」は、ウルトラファミリーへと
展開して行く事になり

今では、殆ど語られる事も無いので
当時のリアルタイム、ウルトラマンタロウの世代しか
知らないかもしれませんが? 

ウルトラ5兄弟すべての父と母の*設定も、公開される事になります。

後に少しリニューアルされた5兄弟(*3兄弟)の
父・母のイラストも公開されました。
*エースの父母は死亡で、ゾフィーは謎になっていたが
後に父親だけが追加されます。

それは当時の子供たちが、ウルトラの父が5兄弟の実の父親では無いと
知る衝撃の事実でもありました。

ウルトラ兄弟の父・母の設定

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タロウ当時のウルトラ5兄弟の家族設定。

ゾフィー    父・母はよくわからない。

ウルトラマン  父・宇宙保安庁長官 母・ウルトラ学校の先生

ウルトラセブン 父・勇士司令部部長 母・死んでしまった。
        姉が居て、セブンの母とウルトラの母が姉妹だった。

帰ってきたウルトラマン 父・宇宙科学技術局長官 母・宇宙情報センターにいる。

ウルトラマンA エースの父母はよくわからない。

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3期の頃に追加された設定。

ゾフィー  父は立派な戦士で宇宙戦争で死亡した。
      ウルトラの父と親友だった。・・・それなのに謎って(^^:

エース   父母は生まれてすぐに事故で死んでしまって
      ウルトラマの父・母に育てられタロウとは
      兄弟のように育った。 …それなのにわからないって(^^:

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この設定の追加・変更は、当時のゾフィーは視聴者にも
ある意味謎で、キャラクターのポジシションも、タロウの作中で
描かれる事で具体化して行ったので、タロウ放送前には
定まってなくて当然だったのだと思います。


エースも、タロウ放送前は殆どウルトラの父が実の父で
5兄弟も兄弟だと、子供達は思っていたので、別の父母を設定
しくにかった跡だと言えますけども
この感覚は、当時のリアルタイムでは無いと理解出来ないかもしれません。。。

代替案・ウルトラの母は、ウルトラマンタロウ
大きなアピールポイントになり、第1話のタイトルにも
入れる程の期待が窺えますが、もう母のスーツは間に合わず

シルエットでの仮登場が考案され
ウルトラマンのマスクに、トリプルファイターのボディを
ベースに加工し、放送画面に初登場する異例の緊急対策でした。

それでも、ウルトラの母と言う存在が無ければ
ウルトラマンタロウは、下手したら産まれなかった程

ウルトラマンA時期の特撮予算と視聴率
マジンガーZなどのアニメの低予算制作と視聴率の間で
かなり、ギリギリの難産でしたが

ウルトラマンAとの大きな違いが期待出来る
ウルトラの母を入れた、ウルトラファミリー案は
シリーズ継続には、必要だったと言えると思います。

         

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