玉川浄水場(跡)

光跡★ロケ地

ウルトラマン 

12話・ミイラの叫び 

旧・玉川浄水場
(現・東京都水道局研修開発センター)

ミイラ人間が逃げ込んで、科特隊の兵器で葬られた
 シーンのロケ地は、旧浄水場(図1)の施設でした。
写真は、平成17年に跡地に作られた
東京都水道局研修開発センター図2
からです。

図1
S41年頃の同場所の施設。1970-72年停止。

図2

  現・研修開発センターの同敷地。

玉川浄水場
現・東京都水道局研修開発センター(浄水管理事務所)


1935年 玉川浄水所創立
1936年 調布取水所防潮堰完成
1961年 多摩川水質悪化
1970年 原水水質悪化で取水停止
1972年 玉川浄水場の停止を決定
1979年 三園浄水場へ工業用水送水開始

2005年 水道局研修開発センター

*玉川浄水場を上水浄水場として再開する検討中

 

科特隊が奥のデッキを左に走って>降りて来る
カットで、建物のサイズ感が解ります。
当時のテレビ画面のサイズでは、主役のメンバーの
サイズを考えると、ほんとに映画的な画で
テストも入れると、かなり俳優さん走っていますので
本当に凄い撮影だと実感します。


ミイラ人間を、ついに倒す決断をしてスパイダー
撃つアラシ隊員の背中も、奥の警官隊や手前に
犠牲になった警官隊の配置など、35ミリの合成だけでなく
映画的な演出と画は、今からすると贅沢な作りを感じます。

上のカットの左に在る四角い穴が、建物の外枠に在ったそうです。
倒したミイラ人間を見下ろす科特隊と警官隊をうえの
デッキから俯瞰で撮影し、犠牲になった隊員達が運ばれる
悲しい判断の結末を1つのフレーム内に描いたカットです。
とても、子供番組とか電気紙芝居と言われるような
画ではなく、ウルトラマンの凄さは派手な爆発カットよりも
こういうカットにも在ります。


長沢浄水場だと思っていたので、長沢の中に行かせて
もらった時に、シーンの画像を見てもらうと速答で
長沢浄水場じゃないと言われ、現在神奈川管轄の方を
含めて、シーンのような広くて高さのある建物(内部)は
NHKロケで担当してくれた方の話では無いんだそうです。

担当してくれた方以外の方で、消去方的に
砧から撮影に行っていて、シーンのサイズの施設があるのは
まずココだと言う返答に、すぐ側の瀬田隋道のロケが
在ったので、ある意味納得しました。
見せてもらった内部の写真も、白黒で小さいながらも
略同じなので、ココで間違い無いと思われます。
また、1期で(何話のどのシーンかは言われてませんが)
計器が出てくる、セットじゃ無い研究室みたいな所は
ココの計器が並ぶ部屋を借りたりしたそうです。

東京都世田谷区玉川田園調布1-19

          

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