消えたドルフィン2号の謎?
タックの歌の歌詞には、画面には登場しないメカドルフィン号(2号)が出てきます。 ウルトラA(ウルトラマンA)の書類を見ると、TACのメカの記載に まだダックビルが無い時期に、既にドルフィン1号・2号の記載が在ります。 3人乗りの潜水艦で、水中ミサイル、水中煙幕、放電装置などが装備される予定でした。 もう1つ初期の超獣のデザインを見てみると、サンゴがモチーフのべロクロン 大きな水かきと魚の尻尾を持つガランが書かれています。 しかし完成作品では、どちらも海や湖ではなく陸上で暴れるのみでした。 この事からも、ドルフィン号はタックの歌が作られた~海洋モチーフの超獣がデザイン 造形された間に消えています。 なので、Qちゃんは実はタックスペースが元々はタックアローでタックアローこそが ドルフィン1・2号(だった)と思っています。 水使用のバンク撮影が無しになると同時に、其の制作中の機体は航空機に変更され 完成的にはタックアローと名乗ったと思える跡が幾つか在ります。 最も大きい跡は、ドルフィンテール形状の尾翼です。
コックピット上にも、ハイドランジャーにあるような潜望鏡を想定出来るパーツがあります。 *タックファルコンにも分離設定の跡か、同じパーツがコックピット後方に存在します。 また、同サイズのプロップ(1.2号)も、当初はタックスペースは1機なのに タックアローとファルコンは2機ずつ存在しています。 潜航艇類はハイドランジャー、MATサブと、2機ずつ配備されるのが御約束なのかもしれません?(^^;
更にMATアロー1.2号にあるジェットエンジンのエアインテークは タックスペースにしかなくて、タックアローには在りません。 ゲートも、タックアローは丸い岩場が開いて発進しますが、これも手前の岩場に 海草のようなものが在るのと、無いものとがあり、カットによっては機体後方の 火薬噴射が無いアローも在れば、逆にタックスペースは水中からの発進なのに 火薬噴射が在るカットも存在しています。 円形のゲートは、水中メカの出入口だったの可能性は高く、外の部分も岩場(湖底)に配置されいます。 後のタックアロー2機(1.2号)が、同時に発進出来るサイズになっていたので タックアローのゲートに其のまま使用していると思われます。
タックスペースは逆に1機の狭いゲートで撮り直しているのに、エンジンに火が入ってしまっています。 水中からの発進カットも、間に合っていますが・・・本来はイルカのように ドルフィン号が跳ねる(ジャンプ)、大型機から降下する案だった気がします。 諸々は、タックアローとスペースの設定を入れ替えた歪みで、バンクカットの使用や 基地内の操縦席アップも、アローとスペースは発進時におかしい繋がりが幾つか存在しますので ドルフィン号はタックアローに化けた可能性が高いと思います。
TACアロー 全長18m 全幅4.5m 重量20t 乗員1名 速度マッハ7.7
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