光跡★撮影船

ウルトラQ

宇宙指令M774

絵・Q氏

宇宙指令Ｍ774で、藤田進さん演じる松田船長が
万条目らの説得に応じて、出航する船「旧・しきね」です。
この船の御蔭で、映画と見間違う程の豪華な画面になり
とても、30分のTV番組作品には思えません。

藤田進さんは、今回も船長の判断でいいのか？と思う
地球的な規模の判断をしている、ウルトラセブンでは
地球防衛軍の長官ですが、風来坊のモロボシダンを
ウルトラ警備隊にしてくれたりと
なかなか、子供には素晴らしい展開の判断を
毎回下してくれます。
この方が言うと、納得して逆らえない雰囲気があり
作品的にも成立してしまうのは凄いです。（笑）

PM21　しきね

450ｔ型　3インチ砲及・20ミリ機関銃

旧海軍飛行機救難艇などを使用していたが、
遠距離の漁船海難等に対応する
巡視船の増強配備が望まれていた時
S26年12月8日「ちふり」型の３番船として
建造され、翌52年1月に配備されました。
S28年11月米軍からの3インチ砲を装備。

*下田基地所属・中型巡視船（1964年データ）

S51年12月就役

PM21「しきね」の同型には、
PM18 ちふり PM19 くろかみ PM20 こうず PM22 だいとう
があり、通称「ちふり型」と言われましたが
いずれも1979～1980年に就役しています。

ゴジラのしきね

この巡視船は、大戸島近海で貨物船『第2栄光丸』が
沈没した　SOSを受けて巡視船『こうづ』と共に急行し
山根博士が、船上で「この一頭だけとは、思えない・・・」の
台詞を言ったシーンなど、ゴジラ退治にも活躍した船で
再びボスタング退治に活躍してくれた
特撮的には表彰モノの船です（笑）

*現在も、海上保安部第三管区に同名を継ぐ
「PL109　しきね」は存在しますが、S50年代建造の
ヘリを積まないPL型（しれとこ型）は、30年以上が
経つ為、新型の配備に順じ移行しています。

横浜の大桟橋近辺などで、運がよければ
停船中の、PL109しきねは、見る事ができます。

その後のしきね・PM21

しきねの名前は「PL109」が「「PL109しきね」として
受け継ぎPM21は「とから」になっていましたが
2003年3月就役しました。

撮影に縁があるのか？「PL109 しきね」は、フジテレビの
「海猿」で、主役船（PL100　ながれ）として
PL113のじまと共に使われたました。

*イラストは、1964年の資料を元にしていますが
装備などが、変更されているようなので
ウルトラQの作品画像で、見える箇所のみ
変更した状態の「しきね」です。