どくろ怪獣・レッドキング 

は特撮用語辞典参照

  デザイン・成田亨  造型・高山良策  光跡★

S・アクター 荒垣輝雄

キングコング(金ぐコング?)
とても個性のあるデザインの怪獣で、ウルトラマンになる前の
ベムラーの頃から進められた、初期の代表的なキャラクターです。
キングコングをモチーフに創造された通り、怪力の設定です。
腕もコングのように長く見えますが、実際は肩の部分が上に付いて
Sアクターの肩は、見た目より下の位置から入って居います。
指もSアクターよりも長く、先端までは指が入っていませんので

より、腕が長く見えます。
足も横からだと、何処が始まりなのか難しくて、長く見えがちですが
正面からは短く見えて、足首も細く見えます。

鼻が、一番コングぽい箇所ですが(^^;
体も画面ではつや消しの為、解り難いですが
ゴールドなの
金ぐコングの変形などの説もある?(^^;

シルバーキング

レッドマンの時に、そのライバルとしてレッドキングと言う
現在の名前になったのですが、この怪獣は
元はシルバー1色のシルバーキングでした。

*見た目のネーミングとして記載しているだけで、名前はレッドキングです。

ウルトラマンの初期の業などには、シルバーが付くものがあるので
シルバーマンとかの時期が、あったのかと思いたくなるほどですが

今の所、それは無いようです(^^;
オンエア画面でも、頭部や足、手(特に手の平)などに
シルバーキングの跡の銀色が見られ、背中左にも少し
シルバーが残っています。

科学特捜隊ベムラーから、ウルトラマンまでは、かなり
短い期間で、レッドマン時期も短く、名前関係は登録的に
レッドマンを、ダミーにしてウルトラマンで決まっていました。

 

ウルトラマンのライバル
ウルトラマンは、バルタン星人レッドキングには2度ともかなり
全力で倒しています。
レッドキングのような巨体も、吊り上げ、足をバタバタと浮かせ
力持ちに力で、真っ向から向かって投げ倒し、バルタンⅡの反射鏡なども

他の怪獣や星人には、使わなかったのに
八つ裂光輪や、テレポートの超能力で簡単に粉砕!

レッドキング2代目などは、ラゴンでは原爆はスイッチまで入り
ピンチになるも、水爆を飲み込んでいても、簡単に宙に浮かせて
八つ裂き光輪水平斬りを出して、圧倒的強さで勝利しています。

主役だから、ライバルスター怪獣には、容赦しなかったのでしょう。
と言うのは見た目で(^^; 
本当は、当り前ですがライバルスター怪獣に、対する両監督の演出です。


再度、人気の怪獣が出てきたと言う、当時の子供の嬉しさと
さらに、ウルトラマンを苦しめる能力・作戦・設定を持ってしても
ウルトラマンは新能力で倒すと言う、リピート&パワーUPが
1作品中で展開する方式はセブンや帰マンでは無く
ウルトラマンならでは味で、スター怪獣が、よりスター怪獣になった要因です。

セブン帰マンでも、1クール目などの人気怪獣を、後半に、もう1度出す
方法は、ありだった気がしますけども、当時のマーチャン的な事からは
種類を増やした方が、良かったのでしょうけども、長いスパンとしては
2~3度出て、より印象強い人気キャラに育ってた方がよかったはずなので
今さらですけども、セブンや帰マンでの再登場キャラも、見てみたかったです。

 

レッドキングに入る
バルタンと同じく、背中が約11列(11.5)右側から開きます。
中にチャックがあり、バルタンと違って右寄りにチャックがあって
そこから広げて、Sアクターは入ります。
アゴの開閉ワイヤー(ひもこん)も、この背中の開閉部下から

出していました。
*尻尾の操演用のピアノ線位置は、先から少し手前で
10cmほどのパーツが、着いています。

目と青色の謎
レッドキングは、寄り目の芝居がある為に、目玉が動くギミックがあり
透明ドーム内に目玉が、入れられています。

他のウルトラ怪獣のように、発光していない為白目が無く見えます。
目玉は、瞳が黒で、その廻りに白ぽいカーキ系の輪があり

全体の球は黒です。厳密にはその奥にあるのですが
ほとんど見えないので、解釈的には2代目があって
1代目は無い方が、面白いのかもしれません(^^;
目の廻りのクマ?にシルバーが残ってる事から、その反射を
白目と言う方も居ますが、その部分は違います。

体で一番面積があるのは金色、金よりの方が先に
塗られてるように見えますが、青の方が実際は
上に重なっていて、撮影会では左の牙まで青くなってしまっています。

本番では、キバの青も直されています。

覗き穴と呼吸穴は、6~16個と、時期的に増えていて
アボラスから~2代目でには、また大きくなったり
改造で埋まってしまったのか?減ったりもしていて可変しています。
また顔と手の甲には、甲羅模様がありますが、口の開閉部の

根元の部分は、シワと共に期間事に増えています。

カネゴンが使用されていますが、コレはQは白黒で
ウルトラマンも、当時白黒TVの方が多い為に

映り*などに配慮が、なされた部分とも関連していて

カネゴンは、体の繋ぎ目が黒い針金のような線だけになってしまうので
高い部分を明るく、繋ぎ目を柔らかくする為に塗られています。
レッドキングも、ヨコシマなブロックみたいな凹部の影が線になるの
を防ぐ為に塗られています。
今の受像機(TV)より映りが荒かった(=走査線の数が少ない)ので

コントラストも、今より強いTVで上から順番に降りて来る走査線が
横なので、動きがはやいと、ついていけない状態や
角度やサイズではフリッカーが起きてしまった。
*走査線・超スローで言うと、ブラウン管の画面左上から右下に上から順に
横に走って表示する事を、線で呼んでいて、右上から左下に行った
時点で、フィルムの1コマの表示が完了してる事になります。

足の??


足の爪は、着けわすれです(^^;
デザイン画にも、足の爪は書かれていて、手にも爪があります。
足には3つのくぼみまであるのですから、経過は明らかに
想像できます。(^^;

オンエア的には無い訳ですから、無い怪獣と言う事になりますから
今では足首の細さや、動きのコミカルさと共に、愛くるしい
ポイントになっています。(^^;

スーパーガンで燃えた光跡
作中アラシとイデ隊員のスーパーガンによる攻撃で、首の左右4箇所が
燃えてしまいかなりの火が上がります。

頭は上だから・・・と、言うのはレッドキングの頭で
Sアクターの荒垣さんにしては、覗き穴の直ぐ真横に
着弾し火が起きていて、かなり大変な事態です。

スーツのレッドキング的にも、完全にスーパーガンの攻撃跡に
穴が空いてしまっています。
アボラスで修復されていますが、2代目でも、その跡は、まだ見えます。
スーパーガンが、ある意味最も威力を発揮した光跡ですが
覗き・呼吸穴近辺は、その後狙わないようになっていきます(^^;

 

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