ウルトラセブン
46話・ダン対セブンの決闘
赤いホンダ*S600を、トヨタクラウン(2代目)で、ダンが追う俯瞰の シーンの松風園前の場所です。 右の建物の縦に並ぶ小窓や 左のアールがある低い建物も、画面と同じく健在です。図● *ホンダS500は、販売時期が短く1963年10~12月に 発売されたのみで、数も少なくてS800は通常ボンネットに コブがあります。作中のはレース使用で、荒い扱いをしてる事や 外観からもメジャーなS600で、ほぼ間違いないと思います。 タケダの1社提供だったのでウルトラマン10・11話の 下田温泉Hと同じ、宿泊タイアップとして、三谷温泉の松風園の 協力にて、セブン45・46話の中部ロケが行なわれています。
俯瞰の撮影位置は、別のホテル(明山荘)の屋上からかな?と 思いましたが、松風園の屋上↓矢印の位置からの撮影でした。
2台の車が向う方向です。星越海岸方向の木が、成長していて 今は海は今は見えませんが、当時の映像では海岸の この方向は、すでに整備されているのが解ります。図●
右にスバル360が、カメラ方向に向かい停まってる所です。 当時は、この高さでも海が見えていますが、今はかすかに 見える程度で、写真では・・・まず見えません(^^;図● 今は多少道の幅が狭くなっていて、コンクリートのホテル敷地側と 別けて見えるようになっていますが、画面にある小さい マンホールは、今も同じ場所に在ります。
松風園正面玄関、赤いホンダS600とクラウン、右に送迎バスが 停まって居た所です。図● レンズの種類と、現在のカメラ引きの 位置に車があったりしたので、なるべく近いフレームサイズで 撮影したのが、下の写真です。
セブンの時は、玄関の黄色い軒のテントが無く、骨組みだけです。
アンヌとダンが、向い合うアオリのカットの建物部分。 メインの玄関から少し右です。 テントの骨組みが 張替えなのか?アンヌの後ろに見えますけども、今回はテントが あったので、若干画面の雰囲気ある感じにズラしています。図●
画面だと、クラウンに乗るダンの後ろに、アクリルの電光看板が ありますが、現在は写真のようなタイプになっていました。図●
松風園玄関口から、海岸へは(またはその逆は)図右側から 23号線に1度出て、廻り込むのが、今は一番近く 公園側は、山の斜面の登り降りがあって遠いです。 また三谷祭の時期など、夏シーズンは、かなりの混雑しますけども ウルトラセブンファンは1度は泊まりたい所です♪
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赤いホンダS600を、ダンらが尾行して上手に行く所図赤ライン 一応、2台の車を持ち込んでるので、本来は三河の綺麗な 景色でのロケの予定だったようですが、対岸の渥美半島を 入れていますけども、悪天候で空は面積を少なくしています。 撮影にストロークがあるので、現地で動画検証してみて、地元の方に 聞いてみましたが、三谷祭と言う有名な祭で、山車を水の中に 入れるそうで、その昔の写真などを見せてもらうと、作中の小船が ある所が、写真の車のシルエット右の小さい突起部分のようです。 堤防(テトラ)は作中より増えています。
上の場所から図●の部分に進んできたカーブの部分が手前に ある場所で、後にダンが追う時には、下手に2台が逆走して行く所。 作品でも木の柵がありますが、今は綺麗な柵で道が 区切られています。
パン(撮影)なので、左手前部分を静止画で活かすと、上の写真に なりますが、今は対岸の現・若宮公園の木々が育ってますので 左の抜けに、橋田鼻の半島が見える感じの角度で撮ったものです。
上のカーブ前のストレートな部分です。 当時の地図と合しても 今は祭の会場でもあり、デザイン的に整備がされているので 当時の道は柵の左の側のようです。道の奥右の木々の緑の深さや 木も種類、公園側の木々の様子は今も同じトーンです。 *左下の緑は海に海草が、沢山浮いていて緑色しています(^^;
作中では空を、フレーム上でかなり切っています。
時間や天候の事もあって、海岸の芝居や車のシーンも 三浦半島に戻って(代替)撮影した分も、あるそうです。クラウンの 車載カメラのカットは、三浦半島のようですので 次回の三浦で検証して来たいと思います。
フルハシ隊員が居る、トラックのスクラップがある引きの画は 山が映るのですが、何人かの方に画を見てもらうと弘法山と 言う答えが返ってきて、確かにそれくらいしか山は近くには無く 星越海岸辺りから見ると、登頂の、センターが窪んだ形に見えるので その方向の山を撮影したものです。 写真だと木の塊に見えるかもですが・・・山です(^^; 昔は、弘法山遊園地と、鹿の動物園、プラネタリュムが在り 下からロープウェイが(75年まで)あったそうです。 今は、弘法大師像と言う大きな像が下から見えます。
プールと天候・外と内
作品に出て来るプールは、天候や時間の問題で 本来は三河の綺麗な景色が見える、このプールを想定して いたようですが、ひし美さんの話だと都内で後で撮ったそうです。 他に映るのも、昔はウオータースライダーなんて言う言葉も無く プールは、外で四角が大半でしたが、屋内プールに、滑り台や 温水プールと言う、先取の施設でも有名でした。 今は逆に 露天風呂が野外にあって、もう1つ丸いプールがあるそうです。 作中に映る海の生き物の形のは、残念ながら無いそうです。 当時からの屋外プールは、裏にあるとの事で撮らせてもらいました。
三谷温泉(みやおんせん) 松風園 三谷温泉開発株式会社(松風園) ゴジラ*から4年後のS33年三河湾一帯が三河湾国定公園に指定。 *対岸の伊勢志摩、鳥羽市石鏡町が大戸島のロケ地 S43三河の観光に、力が入れられていたのと、T宝*三菱のラインや 名鉄観光の関係もあったそうですが、松風園の方が ゴジラやセブンなどに、たいへん好意的だったそうです。 *田中友幸プロデュサーと、三菱の関係は丸の内のロケ他 大阪万博でも三菱館を円谷英二さんに依頼するなど、多くあります。 1962年~から続く「日本SF大会」も、66年に第5回は名古屋で開催 1989年の第28回DAINA☆CON・EXでは 「松風園・明山荘・ふきぬき」で開催されていて 日本中のSFファングループ、漫画、特撮、アニメのファンが集結した 会場でもあります。 28回は直前に他界された手塚治虫さんに 星雲賞特別賞が送られました。 *星雲賞前年中に発表(完結)したSF作品に日本SF大会の投票で贈られる賞。
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