ウルトラセブン
18話・空間X脱出
アマギ隊員がソガ隊員を助ける沼は 黒鐘公園にある湧水で出来た*池で撮影されました。 ソガ隊員の衣装の関係からも、最後(11月の約16時)に 撮っている為、陽が低くなっています。 *作品的に以後池>「沼」と記載します。
現在残る沼部分から西方向は、木々の成長で写真だと 解り難いですが、対岸の上の3分の1は空抜け↑に 撮れる感じで、木々が無ければ今でも空が見えるくらいしか 土山は低いモノでした。 現在の沼は50年前より、かなり小さくなっているそうで 昔から深くは無く、子供はザリガニなどを取ったりしていた そうですが、今はコンクリートで固められ残されています。
このシーンも同・公園だそうで、資料ではテントに なっていますが、安藤監督(同作では助監督)の記憶だと 話の展開上テントを用意していたり、食料を用意しているのは 不自然なので、パラシュートをテント替わりにしている画になったそうです。 ・・・公園での場所はスペースは沢山在りますが特定出来ません。
三億円事件と撮影所
ウルトラ世代や昭和世代なら三億円事件は 知らない方は居ないと言いきれる程、有名な事件ですが この撮影の約1年後に、このロケ地のすぐ近所を舞台に起きた事件で 当時、テレビ関係や映画などの撮影所は警官の衣装や 警察車輌を使用する事も在る事から、東京中の撮影所やテレビ局も 全て警察に捜査協力しました。
俳優さんなどは知らなかったそうですが、このロケ地は現場に近い事からも 怪奇大作戦放送中、怪奇も警察が関連する作なので *安藤助監督は捜査協力に対応したそうで、ここのロケ地の記憶も 「乗り捨てられたクルマの側だよQちゃん」と教えて頂きました(^^:
監督の怪奇大作戦「氷の死刑台」が事件に最も近い2日前の放送。
安藤達己
ウルトラセブン47話で監督に昇格 それ以前は助監督として、主にフィルムに慣れてない局側の サポートとして頼まれ、待遇は監督と同じだったそうです。 怪奇大作戦も、セブン終了後はローテションが足りる事から 有給での待機でしたが、切迫した撮影現場の事態に監督復帰約束の上 助監督で6.8話九州ロケをサポート、13.19話で監督する事になります。 光跡では2003年~のメール&BBSでの御付き合いで 2010年4月「あなたはだぁれ?」のロケ地、たまプラに御一緒し 何故か?安藤組最後のチーフ助監督にQちゃんを任命!? …そういうおちゃめな明るい面もある方でした(^^: ブログで、*ついに「ウルトラセブン」を書きたいので Qちゃんチェックして。と頼まれます。映像を見聴きして書いていたので 怪獣名や新兵器の名前(文字)が間違い無いか?を見てという事。 その間に、想い出したロケ地や撮影エピソードを沢山 メールして貰ったので、Qちゃんはチーフ助監督なので(^^:? ずっと「監督」と呼んでいた事から光跡の記載は「監督」になっています。 光跡のセブンリストにのみ、助監督名が入っているのを 不思議に思う方も居ますが、監督のブログを書く都合から記載したもので 監督のブログに光跡の画像が使われていたのも「監督」だからです☆
*セブン以外の作品はブログに書いていました。
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アマギ隊員の正面からのカットは、西側から東側を撮って 居るのは太陽光でも解り、対岸が近いのも カメラが作品的にはソガ隊員の後(まだ入ってない)から 撮っているので解ります。 アマギ隊員の後は、公園東の道の向こうの土手の草木で アマギ隊員の数m後ろには*道が在ります。 *有名なアマギ隊員とクモンガと共に円谷一監督が居る メイキング写真で、子供達が見ている道です。
↑に近いアングルで、今の沼を合すとこんな感じです。 抜けからすると少し東南方向を撮ってるようで カメラの方が、あまり西の深くに入れなかったのかも しれません?
東方向には沼の周囲にベンチが設置されていますが 道の向こうの土手が、略抜けて無い高さなので↑の 少し南フリな方角だと思います。
植物に捕まる両隊員に迫るクモンガも、この場所で このシーンのテスト前後が、一監督のメイキング写真が 撮影された時だと思われます。
ダンとクモンガの格闘など、高い木々が無い クモンガとのカットも同公園で、安藤監督の記憶だと 高い木々の森は読売GCパブリックコースで 「生田オープン」は、この回使用して居ないそうです。
黒鐘公園(くろがねこうえん)
国分尼寺跡がすぐ南に在り 伝鎌倉街道に隣接しています。
現・公園内の池は、国分寺崖線からの 湧水が出てきて池になっているそうです。 昔は桜の名所で、今はクライミングウォールなどの 遊具で人気の公園になっています。
駐車場なし
東京都国分寺市西元町4-10-47
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