ゴメスを倒せ!
永林禅寺
↓総門からのズームで寄る様子を1つずつ追って行きます。
図赤■ ロケに御借りした永林禅寺は作品に出てくるままのお寺でした。 金峰山洞仙寺と、在りますけども 正しくは「曹洞宗 金峰山道俊院 」と言い 永林禅寺も、さらに略して永林寺で通じるようです。 現在は総門の朱塗りの部分は新しく塗られ屋根も整えられてます。
文字は撮影当時より少しハゲてしまっていますが、下の照明具とも健在です。
図青■ 中に進むと(撮影はズーム)在る、立派な三解脱門(山門・三門)です。 屋根は新しく張り直されてるようで、画面と違う部分があります。
デジカメだとなかなか色を出すのが難しく、何度か撮り直したのですが 濃茶色↑に見えてしまうくらいしか、色が残っていませんけど 実際はこの山門も、手前下左右にある灯篭と同じく朱塗りなのが この画像と上画像(同じ門)を比べると解ると思います。
山門にある「永林禅寺」の文字です。林は鱗から*変更されています。 *北条氏の家紋三ツ鱗に通じる為徳川が関東に入府した時に変更。
作品の画面では見えませんが、立派な教護持の神像、仁王像が 左右にあります。 中の方が朱塗りがしっかり残っていますので載せてみました。
図黄■ さらに進むと、中雀門がありました? 手前の階段は新しく、作中の画面には存在しない狭い門です。 S41年9月に台風で倒壊し、42年に横浜の東漸寺の山門を 移築したものだそうで…40年撮影の画面には無いはずです。(^^; 撮影当時の門は、映らない大きいものだったのか? 総門からのズームでは解りません。
さらに進んで行くと、画面に無い柱がセンターに? 古く見えますが平成11年11月とあるので無くてあたりまえでした。
次郎くんらが話すバックの本堂です。 建物自体は画面と変わりありません。
次郎くんの1ショットで「サナギに違いない」と言う時の 背景の建物は、かなり綺麗です。 コレは昭和になって建てられたそうです。
|
画面は、羽根を迫力あるように左右いっぱいに センターより右側から、やや斜めに撮影しています。 ウルトラファンにはリトラリアなのでしょうが(^^; もちろん違い護国殿にふさわしい護田鳥(オスメトリ)です。
本堂、千鳥破風の欄間センターに護田鳥の彫刻は在ります。 その下には、龍の彫刻がありますが・・・ ゴメテウスには・・・観えません(^^;?
画面でも見える護国殿の文字も見えます。 作中は、開いているので開けてもらえるか お願いしてみたのですが、豊川殿が建ってあるので いつでも開ける訳にはいかないそうです。
護田鳥(オスメトリ・おずめどり)
季語でもあり、うぐいすの鳥(女鳥) 美しい声で鳴く八っ尾のうぐいすの伝説の鳥です。 弓削部(ゆげべ)、矢を作る矢作部(やはぎべ)と言う 弓矢の職人が集まった土地などが、八尾や八尾木 などと言うような地名になったと言う説があり、護田鳥は 矢との関係がある為、例えるなら正義の鉄拳的な 意味に使う事があるので、過去に暴れた ゴメテウスに対するリトラに重ねたのかもしれません。 近年公開されてるカラーのリトラが、うぐいす色などが 在るので、ビジュアル的にも重なる部分は在ると思います。
ウルトラマンの赤い模様のモチーフが、矢(アロー)なのも U警備隊のマークや、MATアローなど、正義側に矢の モチーフが使われるのも、大元はリトラの元・護田鳥の伝説 である可能性は高そうです。
護国殿 護国・国を守るために戦死した人。 作中では、裏山から古文書が出たとあるが 現実に、この場所には鎌倉時代~は由木城があった所で 現在も裏には、城址碑と大石定久の石像があります。 *大石定久、滝山城主仏教に力を入れ この寺を開いたそうで、寺域は3万坪以上だったそうです。 本道の天井画には、210枚もの花鳥画があるそうで 天正15年後陽成天皇より護国殿の勅額を受けています。
台詞では金峰山「こんぽうざん」と言ってますが 本当は「きんぽうざん」と読むそうです。(^^;
住所 八王子市下柚木4 野猿街道、下袖木から少し入った所で JAの角を曲ると看板が見えるので左に曲ると総門です。 *駐車場も有りますが、無断駐車は出来ません。
八王子のスタッフNさんのお宅の途中と言う情報から いろいろ探してたのですが、いろいろ情報を頂き 特に、このシーン唯一のレギュラー出演者・西條さんと 話す機会を頂き、気さくにニコニコと、Qちゃんの変った質問や 当時の事などを思い出しながら、話してもらいました。 ロケ地そのものの他、撮影の事なども 現地に訪れると、なるほどと思う部分が 沢山あってとても参考になりました。 山門の色も、白黒作品なので気にしてませんでしたが S40年に、再度朱塗りされてますから 綺麗な朱だったのも、現地で跡を観て頷けました。 鳥の彫刻もスイッシュの逆回だと思ってましたが(^^; そうでは無かったそうで、キャメラの内海さんの 凄さもココのシーンだけでも、現場で体感出来た気分です。
SPECIAL THANKS・情報協力 西條康彦さん minさん S氏
|