吉備津

   光跡★ロケ地

ウルトラマンA

16話・怪談・牛神男

吉備津神社・参道松並木


蟹江敬三さん演じる高井が運転する
赤い自動車ハコスカが行く、参道の橋近辺です。
現在は、舗装された後に松並木保護の為
図1左側に車の走る舗装路が出来ているので
事実上車の走行は出来なく、歩行者専用です。

 
Aのロケ後、昭和49年郷土記念物に松並木が指定されます。


レンズのサイズが違いますが、左に赤い橋の欄干
右奥に赤灯篭が在ります。
実際には図1の参道に在る上から3つ目(1番下Pの側)

の位置が撮影で使用されていますが、工事中だったので
略同じ、上から2つ目の
の位置の写真です。
一番上の
の橋だけは大きくて容姿が異なります。


高井のハコスカが激突したカットのバックに見える山並みです。
本来は図1の神社寄りだと思いますが、建物が
直参道の
図1の右に出来ていて山並みが見えないので
図の上方向にズレた位置から撮影しています。

図1


吉村隊員がスーツで立って、高井の車を見ている場所は
吉備津神社前の駐車場図1Pです。
左奥はトヨタコロナ3代目セダン、右手前の青い
車はホンダN360です。


現在は舗装され砂利では無いですが、吉村隊員
直右奥に見える*石柱は健在で、その右に見える
2つの春日型灯籠は新しく、高さや位置が少し
変わっていました。
*石柱・「大正三年一月四日」と彫られてていて
    
官幣中社に昇格した年月日です。


作中のフレームサイズだと解り難いので
駐車場の雰囲気の解る少し引いた画です。
左の御土産屋さんは、建物は違いますが
当時から(昔から)在るそうです。


高井が、半分牛に変身して四足?で歩く
場所も参道の
1の位置です。


参道が舗装されたので、左右も草では無く
小砂利が敷かれていますが、右に見える句碑
そのまま在り、左手前の松も
生長しているものの略そのまま在りました。
句碑・岡山の俳人の句碑で昭和32年
岡山旭川俳句会が建立
「吉備の野の藺田のさみどり初詣」

 

きびだんごと桃太郎伝説

岡山市内から近い吉備なので
桃太郎に出てくる「きびだんご」の地区と思われがちですが
漢字だと、おとぎ話の団子は「吉備団子」では無く
「黍団子」と書き、現在の御土産の「吉備団子」とは違います。

吉備団子の起源も諸説あり、吉備津神社門周辺で販売された
「宮内飴」が吉備団子のヒントの1つと言うのも在るのですが
室町時代に広く語られ読まれた「桃太郎」
和菓子としての吉備団子には直接的な関係は在りません。

この地には、鬼退治伝説鬼の城跡なども在るのですが
桃太郎は、日本のおとぎ話の一つで
愛知県犬山市の桃太郎神社香川県高松市の桃太郎神社など
各地に伝説が在り、現実的な関係は証明されていません。

ただ、宇宙から来て怪獣退治をするウルトラマン
時にイヌ、サル、キジのようなカプセル怪獣を持った勇士で
現代のおとぎ話なので、御話に厚みを持たせる
何かが在るなのかもしれません。


吉備津神社

吉備国開拓の大祖神として尊崇され
桃太郎伝説のモデルで知られています。


岡山県岡山市北区吉備津931

 

SPECIAL THANKS 情報協力・河本さん

 

ウルトラマンA

16話・怪談・牛神男

福田海本部・鼻ぐり塚


蟹江敬三さん演じる高井が、ファションにと
*鼻ぐり(鼻輪)を盗む所は、吉備津神社からも近い
吉備津の福田海本部に在る鼻ぐり塚です。図1 図2大
(向かって右)だけではなく(左)の像も在ります。
*鼻ぐりとは、厳密には牛の鼻輪を通す穴のことですが

鼻輪の事を、鼻環、鼻ぐり、とも言う。


角が生え、段々牛男になり~鼻ぐり塚に
戻ってくる、高井が階段を上がる所は図2です。


少し解りやすい引きの画にすると、距離的には
では無く、豚の像の足なめのカットです。図2
鼻ぐり塚に行くには、略この階段を上がって
参拝する
出入り口の階段です。


謎の僧(ヤプール)に、超獣化される光に
包まれる、牛の像の前のシーンです。
図2


殆ど変わらず像も、台も存在しています。
左のフレームで切れているモノは、入り口で貰う
*護摩木料を御供えする所で、その部分だけ
小屋根が作られていました。
*毎月第三日曜日に供養を行い、春秋二季に
御供えした護摩を焚きます。

  図2


傘を被った謎の僧が立っていた所は、鼻ぐり塚を
正面に見て右側に在ります。
2
画面では中央の石塔の向かって左に立っていますが
今は、
で立ち位置が見えませんが
左にも右に見える玉の在る石塔が在ります。


高井赤い光に包まれる時に映る建物は
鼻ぐり塚を正面に見て、左側に在ります。
2
軒が増設されていますが、他は変わらずに在ります。
厳密には、右側の石塔の後ろから撮影していますが
蜂が沢山居たので、石塔の前から撮影しています(^^;


鼻ぐり塚の斜面(左下がり)奥に、謎の僧が居るカットの
現状です。上の写真右下に岩が在り、鼻ぐりを囲う
石柱が並びますが…鼻ぐりの数が*40年で増えていて
僧が立っていた場所は、もう鼻ぐりで見えない状態でした(^^;
*鼻ぐりは年1万近い数が増えているそうです。


 右下がりのカットも、よく作中の画と比べてもらうと
解りますが、鼻ぐりの数が増えていて奥の石塔などは
正面からは、もう見えません。


修行僧?が、超獣カウラを見上げて「今度は食べられる」と
言う所は、図2の横の中堂(弥勒道場)です。
石塔と屋根を画面のように合わせようとしても…
合わないので聞いてみると、石塔は後に直線上に
綺麗に並べられたそうで、同じには撮れませんでした。

福田海本部・鼻ぐり塚

中山通幽尊師が、昔の農村では牛の労力は大事で
大切に飼い育てられました。その牛の死後唯一の形見
鼻ぐりを、浄祭したのが元と言われています。

図2
*護摩木料・100円で、中に入れます。
*願いを書いて御供えする木の小板。
竹の棒を開けて進む、少し迷路のような造りになっています。

 
岡山県吉備津795  駐車場有

  

      

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