ウルトラセブン
17話・地底GO!GO!GO!
旧・日立鉱山(現・日鉱記念館)
薩摩次郎が、閉じ込められたのと同じ横抗です。 撮影に使われたものは、もう少し北に在った ものだそうですが、塞がれてありません。 写真の横抗も現在は入れません。 当時は1抗から~16抗が在ったそうで、内14が横抗だったそうです。
図1 図・図1●の右斜め下に在る階段を登ると在る山神社は 当時と同じ場所に存在しています。 U警備隊の現場仮設作戦室(テント席)は、 旧・充電室前辺り 図1●の右だったそうで、マグマライザーの合成カットでは 採鉱所の前にマグマが停っていますが、鉱山としては 前線なので、そこまでは行ってないそうです。図1右の■(マグマ) 同・カットでのポインターは図1右の■に停車しています。
ソガ隊員がポインターのドアを開けて計器を取るカットも ロケ地的には、図1●の建物(深水工場)の南の位置で ポインター後ろの白峰山と、現在の記念館で位置が解ります。 当時は、まだ高台の鉱山は作業中だったのと、高台には 画的な抜けが無かったので、作品的には上ですが撮影は 下に停めたポインターで撮っています。
現在は、当時の施設深水工場跡に記念館が出来ています。
ラストに、救出された薩摩次郎が運ばれて行くカットも 本山下の軌道(レール)が在る事や抜けからも高台では無く 下の図1●の場所から図左方向(山の下方向)です。↓現在。
当時、巨大な*シックナー(図1青●)が在った所で 現在は、スッキリと何もない大駐車場になっています。 *シックナー液体中に混じる固体粒子を泥漿分離する装置。
日本鉱業日立製錬所・前
ポインターが、現場に向かうカットは 図3の●現・JX日鉱日石金属の前の道で 撮影されました。図2●↓現在。 ポインターの進行方向に見えた製錬所・製錬工場の 大きな建物は、けっこう昔に無くなり 長く低い小屋が数件建っていたそうですが 今は当時と同じ位置に 写真↓のように立派な新しい建物が出来ています。
製錬所を、鉱山にみたてたのか?ポインターが 現場へ向うカットですが、ロケ的には 逆に、山を下っていく方向です。図2● 現在は、JX日鉱日石金属の建物は新しくなり 右側は駐車場になっていますけども カットの左にある橋は、そのまま健在でした。
図2
ポインターが来る図2●の位置です。●>●に走行しています。 左の溝蓋も、一部新しくなっていましたが古い物も残っていました。 当時は、まだ専用軌道(電気機関車の運搬)や車の往来も多く 鉱山周辺も学校や病院、住居などが建つ場所の 主要道路だったので、この日立製錬所だけが 川を挟んで両側に道が在った(図2●二股)ので、走行シーンは ココで撮られたそうです。
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作中の本山階段上の高台からのカットです。↓現在。 図1右から左方向を映したモノで 図1の右側茶色が濃い部分が、本山の高台で 薄い部分は低くなっています。
現在は高台には登れませんので、記念館上から 撮影させてもらいました。 ベルトコンベアや軌道などの設備は もう無いですが、緑の成長にはココも驚きます。
現在、作中でも映る階段のみ残っていますが 上は危険な上に整備されていないので 背丈以上の草木が茂っていて登れません。
縦抗フレームの謎?
★ ラストの隊員とソガ隊員が縦抗をバックにするカットですが 明らかに隊員長のすぐ左に見える縦抗のフレームは 右斜めに傾斜しています。 しかし、そのようなフレームが存在しません?
現・第1縦抗のフレームで、右斜めにフレームが ありません?図1■ 案内してくれた日鉱記念館の方は、昔から フレームは変更が無いはずだと 古い写真(展示もあり)を年代ごとに見せて くれました・・・確かに現状と同じでした???
しかし歩いたり~しゃがんだりして、2つ上の★と 同じに見えるピンポイントを発見しました。図1● 上の写真が、ベルトコンベアは撤去されて 既に無いですが★と同じ縦抗フレームです。
解りやすく引きの画で説明すると 第1縦抗と高台上に在る第11縦抗図1■が重なっている 線上で、第1縦抗の下からアオリで撮影したモノでした。 つまり、隊長のすぐ左側のフレームは11抗のモノで ソガ隊員の後は、第1抗のフレームだったので 現在、変更が無いのに1抗だけ見ると同じように 見えなかっただけでした(^^;
ブリッジと11抗。 ポインターが鉱山に来て、高台に上がるカーブや ブリッジも残っていますが、現在は行けません。 また、11抗の下を通るカットも走行カットと同じく 逆に帰る方向にポインターは走っています。
図3 ●日立鉱山 ●日鉱金属 ●日立中央IC* *厳密には常盤自動車道 日立中央ICから有料道路として接続 常盤自動車道 日立中央IC図3●から 車で36号を上がっていくと、ポインターの走行カット●が在り その更に上の左に日鉱記念館●が在ります。
今日に生きる
この場所は、石原裕次郎の映画「今日に生きる」の メインロケ地として有名で、ラリーと同じくセブンでは モチーフにしているのかもしれません。 1959年 日活 監督・舛田利雄 石原裕次郎 二谷英明 南田洋子 宍戸錠 この作品やゴメス・ラドンも、裕次郎ぽい(日活ぽい)と 言われる事が在りますが、佐原さん演じる ラドンは今日に生きるより前に公開されています。 空の大怪獣ラドン(1956年)
日鉱記念館
茨城県日立市宮田町3585
駐車場・無料
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