ウルトラQ
22話・変身
巨人が、山から降りて来る防衛ライン*図赤線は セブン20話のロケ地、秋川~戸倉より、さらに奥の 十里木から、また、さらに養澤川沿いに山を 車で、どんどん登って行った所にある養澤です。図●
あや子さんが、巨人(浩二)に向かう合成カットでは 右側もロケ地の画が残されています。図● 印象的な合成カットで、作品画面左にも *縁石が斜めに造られている部分が、今も健在です。 *左斜め後方に旧道が在り、砂利道に土が流れるのを 止めていた縁石で、今は舗装されています。 60年代は砂利道に縁石だけ造られてる道は数多く在りました。
あや子さんを乗せた、スカイラインスポーツが行く合成カットは ロケ地は同じポジションですが、左右共に特撮セットになっていて ほとんど道の部分だけがロケ画面です。図●
あや子さんが、一の谷博士に話した後に逃げる村人達が 倉の脇を降りて来る所が図●の倉です。 奥に向きの違う小さい倉が在り、丸い家紋が今もありました。 石垣や、右手前の小さい石の石垣も変わりありません。
警官隊が、上手(右)を向いて構えるカットで 右の奥に、カメラ側を向いた四角い看板が見える場所が 図●の川方向の場所で、現在は駐車場です。
さらに、別の道(旧道)にも警官隊が奥から来て 防衛ラインをココと台詞で示し、構えるカットが 図●から防衛ラインを、川の方に取った旧道で 同じく四角い看板が、右側に側面から映っています。
熱原子X線を照射後に、スカイラインスポーツに 乗るバックは、図●の倉の角から少し下った側面です。 石垣との間の植物は当時の画面には,まだ在りません。
ジープのヘッドライト越しに警官隊が奥を、下手(左)に 走るバックに見える小屋も、屋根は新しくなって いましたが、同じ位置に存在していました。図●
警官隊のジープやトラックが、山を上がってくる蛇行した道に 切り崩された岩肌が露出してる部分は、現在はコンクリートで 落石防止の処置が成され、道幅も広くなっています。
SPECIAL THANKS ウルトラQ情報協力 Mさん、Sさん、メトロンハートさん
ウルトラセブン
20話・地震源Xを倒せ
養沢201号線・三叉路
* ナビのレイコが、何処走っているのか解らなくなって~ この先に三叉路が在ればと言う 「三叉路」は、養沢川・堰の走行路を逆方向に 都道201号を登っていくと在ります。 三叉路やY字と言うよりも…二股と言う感じの所です。 *車載カットなので実際のフレームよりもロケ風景に寄ったサイズです。
上の画に在る現在も残る建物です。 写真右の新しい建物とカーブミラーが 建物と重なるので、少し下手側からの撮影です。
* 指示で進む、左側の道です。 左の道は、現在の舗装状態からは201号の脇道です。 上のルームミラー左上に見える尖った大木も健在でした。
現在の三叉路が解る全体の写真です。
三叉路とマジムン・ギラドラス この作品の脚本・若槻文三(金本明)さんは、大阪の方ですが 話のベースのプロットは、企画室の方が書いているモノも多く 作品的には、ラリーなど上原さんのプロットに匂いを感じるファンも 多いかと思います。
沖縄や九州の一部では、「三叉路」は魔物(マジムン)が 直進(猛進)して、木などにぶつかり近くの家屋に入ってくると言う 言伝えから、三叉路に間に大石の板*石敢當を設置する習慣が在り 石も呪力が在るとされるモノが使われたりしています。
その辺りの背景から、ラリーに迷いウルトニウムを 発見するプロセスとしては、ウルトニウムを喰い、地球の核に 突進する怪獣(地震源)を思わせる為にも、二股ではなく三叉路と言う 言葉を使う、拘りや必要性が在ったのだと思われます。 *石敢當・「いしがんどう」「せっかんとう」とも呼ばれる石板の魔よけ。 ウルトニウムは、セブンの作中での地球の核を構成する 空想の鉱物でしたが、ギラ(ギラライト)と言う鉱物が その後、1980年にアリゾナ州のクリスマス鉱山で 発見され実在しています。 残念ながら(何が?)赤ぽくは無くて、青沢山脈からでも 無かったですが、緑や青系の鉱物でした。 宝石などに加工される珪酸塩鉱物なので、地球には何も 問題は在りません(^^;
ラリー車ロケ地・戸倉方面
SPECIAL THANKS・セブン20話・アシカガさん
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警官隊が図赤線の防衛ラインに集結している トラックの奥にパトカーが停まっているカットが 図●から山の下方向(図下)を見たカットです。
右側の建物図●も健在で、パトカーの屋根上に 見える建物が、別の避難カットに使われた 図●の倉の側面です。
図
巨人が降りてきたのを、あや子が察した後に 避難する人々のカットで、警官隊の1人が右に 立って誘導しているカットは、図のさらに上に 位置する、旧・寺の石垣前です。
養沢神社
村人達が来る倉の見える図●のカットの後に 繋がるのが、更に更に~けっこう山の上に位置する 養沢神社の境内が使用されています。
境内の稲荷社の向かって右側を、山の方から 降りてくる村人達のカットのアングルです。 稲荷社の手前にも小鳥居が造られていますが 狐の像や丸石の土台も、そのままです。 ロケ地と繋がり的に観ても、稲荷社の奥が 山なので、雪男が出たと逃げてくるような 撮影なので、前のカットとは編集で上手く 繋げていますけども、間に入れる予定のカットも 撮影していたのかもしれません?
境内の稲荷社前を通り、社殿の向かって右側を 背景に、2人の記者(カメラマン)に 雪男の事を話す場所です。
現在の社殿の同アングル全体です。 略変わらずに大事に残されています。
養澤神社 1915年(大正4年) 御岳沢と大岳沢の合流する場所にあり 日本武尊(ヤマトタケル)が東征のとき 静養して病が快癒した事が、地名の由来と 言われています。 東京都あきる野市養沢
ウルトラセブン
20話・地震源Xを倒せ
養沢川・堰
ラリー車の走行シーンで 養沢川の小さい堰図2●越しに撮影された 場所は、*旧・小宮小学校前でした。図2● クルマの走る左少し上の金網は学校のプールで 図2●当時はガードレールも無い道でした。 *現・小宮ふるさと自然体験学校 2012年に138年続いた小学校の校舎を利用。
画面の建物2つは、既に在りませんでしたが 堰のコンクリートを流した板の跡まで残っていて 木々は成長していますが、山並みなどの 配置や植物の種類は同じです。 堰のすぐ横から川に降りて行けます。 降りてみないと解らないのですが 撮影しているのは、川を道から渡った側では無くて 道側の岸から撮影しています。 道と川の微妙なアールからの地形的マジックみたいな モノなので、文字では説明できません(^^;
図2
201号・釣り場脇
都道201号を、ブルーバードが三叉路を探して 走行してるカットです。 前後の繋がりから、縦位置に見えて画面左に 向かい、登りに見えるように撮っていますが ロケ地的には下っています。
* 現在の撮影ポイントは、マス釣り場が整備されたので 作中画面右下の岩は変わっていますが 様々な配置などは、そのままの位置に残っています。 *やや写真の角度が違うのは厳密なポイントに 生簀が造られている為です。
上から見ると写真●の部分も木々が成長していますが 画面と同じ石垣が途絶えた部分で、厳密には 道が狭くなってる幅に変化のある所です。 写真●の木々も成長していますが、201号脇に健在で 写真●の歩道も同じ高さにあり、作中画面に観れる 木の板の橋も、少し移動していますが マス釣り場に存在しています。 消えた大岩? 実は、ココも堰越しのカット同じく 道側からの撮影で、上の写真*のフレームの左側にも 流れが在り、見た目よりも大岩では無くて 約1m弱くらいの岩を、ローアングルで撮っているので 大きく見えていますが、左の生け簀の整備時に 動かしたようで、同じパターンの部分は一部コンクリで 固められていて、見える場所には在りませんでした。 *撮影ポイントには許可を得て入っていますので 無断で入らないでください。
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