藤原ダム

光跡★ロケ地

ウルトラQ

ガラダマ


    
図1
ガラダマ(大)が落下して、ダム湖の水が蒸発した後に
「あそこへ行ってみましょう」と、一平が提案して行く
高台の金網の場所や、遊覧船に残った人を

2人が助ける崖など、水の無い状態を撮影しています。
*須田貝ダムも、ほとんど水は映りません
・・・水を探して北上したんですが(^^;

      図1写A
高台の半円状の金網があった場所と言うのは
現地の方とダム関係者の方に聞くと、高台で網が在ったのは

図1の所しか無いんじゃないかと言う事でした。
*確かにダム湖を一望出来るほど高い所ですが
一般の人は行けないので望遠での撮影。
状況把握に移動する場所としては高い場所に行くのは普通ですけど
画面では高台での役者の目線が下向きなのと、遊覧船の打ち上げ
られた引きの画(セット)や、ガラモンの背(セット)でしか
ダム湖と博士らが居た場所の高さを判別する画が在りません。
須田貝との関係の為かなのかもですが・・・?


一平が「助けにいきましょう」と言う後、淳ちゃんと一平が
降りられる傾斜の斜面も、藤原ダムには在りますが
縄ハシゴは別の場所だったそうです。

図1
新立岩トンネルの在る山は写Aを見ても、険しくて
河の流れもこの部分で変化してるほどで
ダム湖を見下ろすには、Qちゃんが通れる道からも解ります。

   図1
藤原ダムは発電所に供給する以外にも、使用する水を
確保する目的が在るので、当時も撮影で東京から
北上してロケ地を探すも、
藤原ダムの水も少なかったそうで
蒸発前は
須田貝ダムで撮影されています。
この写真の奥の奥に、須田貝ダムは在り、写Aを見ても
どんだけ奥までロケしに行ってるねん?と言いたくなるほど
奥地です~。。。(^^;

 

藤原ダム

群馬県利根郡みなかみ町藤原字大倉128
着手・竣工 1951・1957年
ダム湖名 藤原湖
有効落差518m揚水時の全揚程559mは世界最大級。

 

 

 

 

 


三国山脈の弓ヶ谷に在る熊谷ダム湖近辺として
須田貝ダムと共に使用しています。

    図1
須田貝ダム図2より下流に在るダムなので
須田貝に行くには図1のように上流に向かって
殆ど、藤原ダム図2を渡って行きます。

  図2
長くガラダマのロケ地のダムは藤原ダム
されてきましたけども、ココ12~13年は須田貝ダム
修正され落ち着いていたのですけども、今年(40周年)に
特別見せて頂いた資料の中には、東電・藤原、
楢俣ダム(ならまたダム)と、記されたものが在り
楢俣ダム>奈良俣(ならまた)ダム図2なんだ?と思い
ましたが、奈良俣ダム1990年完成なので、あり得ない為
調べると、須田貝ダムの当時の名称が文字は違うものの
読み方が同じな為、奈良俣ダム完成の時に楢俣ダムから
須田貝ダムに変更されたのが解りました。

湖底に沈んだ・旧水上町藤原集落

ガラダマの熊谷ダム(設定名)も、綾子の村が
沈んでいる事になっていて、
遊覧船
湖底の村跡を見るシーンも在ります。
台本のモチーフにしているのは、この藤原ダム湖
ですけども、実際は首都圏の治水の為に
代々の土地が沈む事に大反対が起きた場所で
尊い犠牲となった跡を観光的になどしてはいません。

旧水上町藤原集落は水没面積が大きい事から
ダム建設に対し強固に反対したが、1957年に補償交渉妥結。
1959年に完成。
藤原集落
159戸がダム湖である藤原湖(洞元湖)に沈んだ。

遊覧船の謎?
遊覧船綾子らが乗って湖底を見るシーンが
在りますが、須田貝・藤原ダム近辺で何人かに
聞いてみましたが、遊覧船は知らないとの事でした。
図2のように藤原湖は、まだしも(それでも小さい)
須田貝ダムの方はとても観光用の船を浮べるには小さく
観光で商売が出来るような店舗なども無いので
関越や上越新幹線も無い時代には土地柄的にも
遊覧船が作中のように存在したのは考え難いです。


2004年2月8日に放送されたラジオ番組
ウルトラQ倶楽部の中で、佐原さんがガラモンの逆襲
湖のロケ地は、水上よりやや都心寄りの伊香保の側に
在る榛名湖と証言しています。
Qちゃんも何度か行ってる湖で、今回も寄って
みましたが…確かにバンガローも在るのと
ウルトラQは特に、ロケ地が点で飛んでる事が在るので
否定出来ないのですが、ガラ逆は前から噂がある
富士さんの方と言う発言の富士五湖で、ガラダマの遊覧船が
榛名湖では無いかと思うのですが?
佐原さんは、かなりハッキリ速答していたので榛名湖
なんらかの撮影には行っていると思います。


から考えると、作中の船は船長?の舵(操舵輪)を持つ
正面から撮影したカットで見ると、ミニチュアや木にひっかかった
セットの窓部分と違い、2m幅くらいのけっこう小船です(^^;


榛名湖は今でも遊覧船や借し船が在り、観光のお店も
湖の周囲に存在しますが、同じような船は無かったので
休憩した店舗や、その近くの釣具店?で聞くと
水中窓のあった船があったかとの事で、魚を見る窓だった
そうですが・・・今は無いそうです。
ただ、この水中窓榛名湖限定とはかぎらないので
もう少し調査をしてみたいと思います。
*フィッシング用ボートは現在も在りました。
*ワカサギ・コイ・フナ・マスなどが居るそうです。

 

          

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