発砲怪獣・ダンカン    

 デザイン・池谷仙克  造型・高山良策  S・アクター西京利彦   ★光跡


 

ダンカンは、よく見ると目の中にちゃんと丸い
があります。イラストでは解りやすく色差を着けて
ますが、実際は同色なのでほとんど解らない為
フィギュアやイラストでは瞳は再現されませんが
オリジナルスーツには存在しました。

名前の由来は、実在のスコットランドの王ですが
マツゲもド派手なのが着いている事からも
シェイクスピアの舞台「マクベス」に登場するダンカン
イメージなのと、モチーフのハリネズミのネズミの目が
赤い(兎と同じく赤いモノも居る・絵では赤に描かれる)
事から、瞳を先に赤くしたら可愛すぎたのだと思います。
「マクベス」と対する狂気的な目にするには、白目部分も
後から赤くしたと想像できます。*塗装的には白目は裏、瞳は表
*ダンカン・スコットランド国王(1001年-1040年)
1039年のイングランドへ侵攻し失敗。1040年にマクベスに殺害された。
*マクベス(1005年-1057年)1606年(頃)に、実在の人物も元に
シェイクスピアが書いた戯曲
四大悲劇(ハムレット、オセロー、リア王)の一つ。
*黒澤明の「蜘蛛巣城」もモチーフとしても有名

体のトゲも、ハリネズミのように先端が動くと揺れるように
円すいではなく、水滴の形に作られ着けられています。
色もハリネズミ的なグレー系のライトブルーで
塗られていますが、合成の為か一部赤が吹き付けられ
再度グレーに戻されています。

 
しっぽは長く、先端に中世の武器のハンマーの形の
モノが着いていて面白いですが、活躍はしませんでした。
*尻尾のおかげで背中のチャックはかなり高い位置にある。

 

とても変った形の革新的スーツで、も段階ごとに違います。
完成>グレー(ライトブルー)撮影中>プラス・レッド
撮影後(の写真)>ブルー(ライトブルーより濃い)で赤を消している。

その為スチールなどで異なり、フィギュアなども厳密には統一された
一定の色が無い怪獣になっています。

ミクラスがイカルスウインダムがエレキングと親戚なら
このダンカンは、2つ前の話から登場するアギラと兄弟に
近い存在で(表面ではなく中身の肉の部分)ほとんど…
まったく前がSアクターには見えない形で、突進する
イメージで成立する着ぐるみとして、誕生しているので
殴り合いや組んだ格闘は苦手…無理!(^^;

  

走る(前進・突進)のをメイン考えた為に、足は動きやすく
は別パーツを辞め、ラテックスでモールドされているのみで
怪獣的なフォルムからかかとが長くありますが、Sアクター
足のサイズにフィットさせて作られているので、逆にかかとの
ラバーがたるんでしまっています。
手は、ほとんど見えないですががちゃんと別パーツで
(FRP)作られ存在しています。

(一応?)の部分は、中で別になっていてSアクターが腕を
抜いて、レバーを操作する事で動かせるギミックがあります。
ただ、このギミックは作中よりもスチール撮影で本当の
Sアクターが入っていない、雑誌記者などが入ってる
ダンカンの方が、首が大きく曲っていて解りやすいデス(^^;

 

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