*左右の記載は向かってではなく、ベムラー側(自身)として記載します。
ベムラーNGカラー①
成田・高山コンビで誕生したべムラーの状態です。 放送前の6月に行われた撮影会(放送1話湖のセット)では この容姿とカラーリングでした。 遍歴の①カラーリングだけではなく、デザイン画のように 胸や腹部の*アンコも在って、体にボリュームがあり デザイン画に近い状態です。 *アンコ・Sアクターの体系ではカバー出来ない体積に ウレタンなどを積めるモノで、怪獣側と、Sアクターが 身に着ける2タイプがある。
べムラーの遍歴 ①べムラーNGカラー ②べムラー湖底版 ③べムラーピン(単独)撮影版 ④べムラーVSウルトラマン版 ⑤べムラー湖底浮上版 ⑥べムラー撮影終了補修版 遍歴の説明は↓
色からしても、べムラーのモチーフは「モロクトカゲ」で 1話は、恐竜らしい二足歩行の正統派な怪獣と言う依頼で 成田さんは、顔は獅子と言っていますがライオンの方ではなく 獅子舞の顔をモチーフにし、竜ヶ崎森湖が舞台な為 古代神モロクが由来であるモロクトカゲと融合した気がします。 デザインに、恐竜型の神秘感を出したい意図が…なんとなく べムラーが他の怪獣と違う雰囲気を持ってる部分なのかも しれません。
モロクトカゲ・オーストラリアに生息する変わった形の トカゲとして有名。トカゲなのに保護色を持ち マダラ模様ながら、昼間暑いと黄色が多くなり 暗く寒いとクロぽくなる性質がある。 ブルマァクが出したベムラーのソフビは似てないと言う 見解が大半ですが、遍歴①の写真を参考にしていたら カラーなども・・・少しは似てたのかもしれません(^^;
人の比例を壊そうとしたべムラーのデザイン。 遍歴の無い①の時期の方が、当然デザイン画に近い。
べムラーの遍歴説明 ①~⑥
①出来たての状態で唯一6月の撮影会で カラー写真も残っている、完成>納品時のままのべムラーです。 *マグラがホシノくんを羽交締めした横などにいる。色のNGが決まって いたのか?撮影中~目立たない所に置かれています。 ②湖底の撮影は水の中に見せてるだけで、実際の水には 浸かっていないので、アンコがあるOK版カラー状態のべムラーです。 *湖底でも胸のアップ(覗き穴)と対マン時の胸のアップを比べても アンコがパンパンなのが解ります。 ③アンコを半減した状態ね胸から上が少し痩せて見えますが まだ腹部があるので重厚感が在る状態。 S16号を口から離した(落とす?)後の右に向くカットなどは その後のべムラーでは出ない、迫力があります。 *③の少し前の取材で、ウルトラマンがべムラーの口に手を入れて ヘッドロック(アゴの下)してる2ショットの全身のスチールが 在りますが、明らかに腹部のアンコは無しの状態で 撮影してるのが解る貴重な写真が在ります。 ④対ウルトラマンとの格闘で、腹部のアンコや足のアンコも半減され 格闘用に身軽にダイエットを成功させた状態のべムラー。 *投げられるのは別の意味でのアンコが入っています。 ⑤本当の水のセット(湖)から出てくるハイスピード撮影のべムラーは ゴジラから~格闘より、ラテックスが水で痛む事を考慮していたので *最後に撮るように決めていた事から、ボディを切断された状態。 セットの底にドラム缶を埋めて入っているので、下半身と脇腹を 思い切って切断しています。 ウレタンが水に浮いてくるので、沈める(状態のキープ)事が 逆に大変なので、尻尾のある下半身はカット。以後のPR活動への 復帰の為にベルトラインで切り、Sアクターの手が使えるように 脇にも切り込みが入れられ撮影されています。 因みに、ドラム缶から上がる時は竹竿に捕まり上げてもらってました。 *基本は最後がベストですがエレキングは湖セットが基地遠景 セットと兼用した事から、最後に出来なくて体色が変化した特例。 ⑥第1話の怪獣という事もあり、撮影会でも(すでにカラーNG) 目だっていないので、再生された状態で~アンコが無い。 痩せすぎていて、レッドキングなどの怪獣がフューチャーされて しまいますが…後のフィギュアの資料にはコノ写真が使われる事から アンコの入ったべムラーより、べムラーとして認識されます。
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ベムラー⑥
べムラーと言うと、このイラストのイメージだと言う方が多く べムラーの姿としてフィギュアになったりしていますが 左の遍歴①の撮影会と同じく、コレも写真は有名ですが 作中には出てこない遍歴の⑥のべムラーです。 体色は遍歴②以後のカラー(に近く)で、胸・腹部・足の アンコが無く、シワが多いべムラーです。 ただOKカラーなだけあって、怪獣としては強そうで 脇腹のジャバラな段模様も、こっちの方が引き立っています。
べムラーの遍歴 ①べムラーNGカラー ②べムラー湖底版 ③べムラーピン(単独)撮影版 ④べムラーVSウルトラマン版 ⑤べムラー湖底浮上版 ⑥べムラー撮影終了補修版 遍歴の説明は↓
横から見ると胸から上は、薄くペッタンコで 腹部はラテックスが、驚くほど凄くたるみ 足もSアクターの足の様子が、そのままべムラーの 足のシルエットに反映され人間ぽくみえてしまいます。 もっとも遍歴⑥の特徴は⑤の段階で、べムラーのスーツは 切られているので、再生する段階で足の爪が変わり 真っ白にペイントされています。 口の上のウロコのカラーも作品本番時より明るいカラーです。 *美センで撮られたスチールでも、撮影前のように見えても 足の爪が映ったりると撮影後だと解ります。
べムラー頭部
目蓋は左右動くのですが、湖底の撮影で上手く可動してる カットが在りますけども、その後は右目が斜めで 左目は上がりきってしまう状態になり、可動も殆どありません。 *正しい状態は右の斜めなのでしょうが、ギャンゴ他 左のクリンとした丸い目の方が、べムラーの目として認識され 凶悪怪獣のイメージに反して愛あされる怪獣になってしまいます(^^; 目の間の半円の穴は、鼻の穴のようで、宇宙や水中では 閉じるとこまで、やりたかったようですが・・・実際には固定で 穴の奥はクロではなく茶系の色です。 キバも一番大きなのは、デザイン画と逆で上から生えていますが これは、亀型の有名怪獣を避けたのかもしれません? 頭部の角*は、成田さんのデザイン時には両手を入れ動かす ギミックを考えていましたが、造形はされませんでした。 ゼットンの角が動くのは其のリベンジで、2次姿でもある ギャンゴの耳から宇宙怪獣の継承として、エレキングの アンテナが産まれた大元が、べムラーの角なのでは無いかと Qちゃんは思っています。 *成田さんは耳と言いますので耳なのかもしれません。
レッドキングと双子の同級生? べムラーは、バルタン、グリーンモンスネロンガ、アントラーの次に レッドキングと同時に制作され、マグラの改造などから 少し遅れて、美センへ(*納品)やって来た怪獣です。 レッドキングの足の爪が無いままなのにプラスして べムラーは手が左右逆で、左手は外向きに着いてしまっている 事からも、6月の撮影会に合わせた部分よりも・・・放送前に すでに特撮側は、スケジュール押し状態だったのが覗えます。
特徴的なべムラーの腕が、ティラノザウルス他の 二足歩行の恐竜のようなデザインなのも レッドキングがキングコングのような太い腕を持った対比でしょうが *体色が宇宙ぽいシルバーキングのまんまだったら、宇宙怪獣と 南の島に居たモロクトカゲモチーフのべムラーの形は 逆転していたかもしれません? 結果は、レッドキングがモロクトカゲの*黄色ぽいカラーに 塗り替えられた事で、2体とも知られる状態になりますけども レッドキングがもっと水に沈みやすい形だったら・・・ ベムラーとレッドキングが名乗ってたのかもしれません・・・(^^;? *金なのですが…当時の塗料の再現度が弱い。 *レッドキングの頁を参照。 *ウルトラマン企画段階の名前を、貰ったべムラーとレッドキングは 放送開始前に撮られる円谷一組の大事な2大怪獣でしたから 造形も大事ですが、間に合ってくれた事自体が時期的には とても重要な事でしたのでデザイン画のように、正しい手のべムラーも 観たい気もしますが…画面的には、コレが宇宙怪獣べムラーだと 思えば、それはそれで…いいのかもしれません~☆ *レッドキングより約4日遅れでべムラーは納品されています。 *科学特捜隊べムラーなどの頃の主役名、レッドマンと言う ウルトラマン登録までの仮の主役(番組)名前時期から。
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